風にゆらめく、
踊り子たちが
激しい春に
ときめいてゆく
日常。
(ゆうや、ゆうや
あなたがぼくを、呼ぶのは
小犬の甘噛みに似ている、の。
ゆうや、ゆうや)
....
慣れない街では風がうねってて
目まぐるしく僕を迷わせる
どれほど背中を押されようとも
ブレーキを踏んだままなので
なんの意味もなかったんだ
傷だらけの中古車は
駐車場でたそがれて
夕 ....
神様・・・
どうか僕を世界一の詩人にしてください
春の光を
夏の匂いを
秋の紅を
冬の粉雪を
すべてを色鮮やかに
言の葉に込めることが出来る
そんな詩人にしてください
そうなれたなら ....
目覚めはいつも気だるい
体はバラバラになっている感じがする
だるま落としの様に遠くに飛ばされ
手の届く範囲で集めて動くようにして
また、集める
潰れた完熟トマトのような街並み
飛び散っ ....
静かな その時眠りたくて
まばたきのように あなたから目を逸らした
溢れる 光に頬も緩み
輝く季節が いつも僕の味方をした
すべらせた手の愚かさを 知ったその瞬間から
千の笑顔がナイ ....
そのまぶたがゆっくりと下りるとき
深い青の底で 何かがはじまるとして
沈んでゆくすべを持たない私は
人魚にもなれないまま
目眩 酸欠 ....
未来は 交信される 一通の メールである
幼き 少女よ お前の 魂は メールの先にある
鉄道である
鉄道から 薔薇が 咲く
それは それは 童話が 狂ったような 薔薇だ
幼き 少女よ お ....
いつまでも動かない
物欲しそうな顔に
デコピンをしてやると
驚いて次のページをめくる
晴れたり曇ったり
雨が降ってるのに晴れてる
洗濯物が干せない日
リビングの少し大きめのテーブルに ....
アスファルトに額をつけた
この世界が汚れているのは僕のせいだと
窓からみんなが叫んでいた
走ってきた子供が僕の右手を砕いた
みんなが笑って 家からでてきた
僕を蹴飛ばし ....
戦うこともあった
負け犬決めこんで手を抜くこともザラだった
どっちがどうのというわけじゃない
高く飛ぶか低く飛ぶかは
いいわるいの問題じゃない
にやりと笑って
砕け散っていたやつらを
....
山の頂に雪は積もりました 寒々しくも
もちろんのように 六月の 東の端っこ峠にも
週間 蔽い尽くした開けの空の下
風の笛を吹くように
*
いつまでも、
溶けそうにない
って、 思えてくるの。
この雪の 白い場所で
あなたは ぼくを。
大きな瞳の奥には、
雪の風景、と
ぼくたちが、
マッチングせ ....
僕の作った道しるべ
僕が迷ったときに振り返ると
少しだけチカラを貸してくれる。
僕の作った道しるべ
本当は誰のためでもなく
僕のための道しるべ。
好きな物を
いっぱいかむ事。
好きな時に
大声を出す事。
好きな人に
気持ちを告白する事。
ずぶりと右足が沈み込んでいく
足もとには静けさがたまっている
どこまできたのだろう
どこへ行きたいのだろう
さっきつけたテレビは光り輝いて
冷たくなった僕を映してる
何もかも消えればい ....
6月4日リアルタイム会議室Aにて。
{dl}
{dt}遊羽 [1:32:31]{dd}けんご→遊羽→片野→oldsoup→あをの→焼石→翔太郎(敬称略)
{dt}けんご [2:05:39]{ ....
歩くことが苦にならない
のどが渇けば朝露を飲めばいい
太陽がいつもおなかいっぱいにしてくれる
青虫だけは大嫌いだけど
土の中は暖かいゆりかごで
空の色は見たこともない空色 ....
全ては仕組まれた運命
発する言語は金属の脳に
プログラムされた意識の海
指で弄って配線を変えてしまえば
誰もが別人になれるわ
瞳に映る景色さえ違って見えるの
見た事のない場所が
記憶 ....
きたないことが見えてしまうのは
なにも君だけじゃないんだぜ
この世界なんてきたないことだらけ
でも
その世界の中で汚れないでいようと思いつづけるのが
強さで
その世 ....
いろんなことがあったね
君が二度と目覚めなくなるまでに
最初に聴いたのは「十七歳の地図」だった
レコードに針を落としたとき
魂の叫びが僕を打ちのめした
鳥肌が立って背筋がゾクゾクし ....
ぼくは詩を書きたい
終わりというものがなければ
始まりはない
今日もまた
朝の散歩をしていると
涼風に出会いました
緑の稲が一面に続く
その上を
ふっと涼風が流れる
....
トマトをおとす
そいつはあまりにもろくて
ぐちゃってつぶれ
赤が広がる
大地が赤になる
全てが赤になる
僕のおとしたトマトで
世界は赤色
赤い町で
君とばったり
どくどく
し ....
宵闇に鈍き銀の皿
さらさらと被る雲に
想いの念を映すことが出来ようか
輝く光に絡まる紐を辿いて
真理に近づくことが出来ようか
待つものが 空
来たるものが 虚
振り返る日 ....
東京には月がない
智恵子じゃないが
東京に見上げる空はひとつもない
鈍くにじんだ星々は
目も当てられず
人恋う想いも消え失せる
こんな迷いの空の下
誰を想えば
報われる ....
ばこばこ たばこばこばこ
たばこ ばこばこ
たばこの奴は
鼻でせせら笑う
「私とニコレット、どちらが魅力的かしら?
多分あなたは私を選ぶと思うわ」
僕の左手にはニコレット
右 ....
風に焼かれたひかりが、しわがれた午後を蔽い、
燦燦と隆起する曲線から彫りだされる、
涼やかな乾いた空は、
純情な顔をした新世紀の趨勢を、見せ付けている。
その顔をかしげた瞳孔の庭園のなかには、 ....
男が
美しいものだという事を 知った
骨ばった手も
厚い胸も
大きな足も
上着のポケットに突っこんだ手
そのときの肩から背中が
恋人を待って人混みの中を探す視線
そのときの首すじが ....
靴底が 素足を
さらさらと さらう
通行道路が
分離して 霞む
代わりのいない
名を呼ぶ声
引っ掻いただけでも
抵抗と 呼ぶのならば
青に射す 一赤の線
木漏れ日の ....
もう聞こえないノイズのような工事の音
もう聞こえない野良猫の喧嘩
もう聞こえないあのとき歌った詩
もう聞こえない信号が変わるときのうた
もう聞こえない悪魔のささやき
もう ....
ツユクサが咲いている
シランが咲いている
ゼラニウムが咲いている
食べられる花が咲いている
新旧問わずに咲いている
梅雨の雨にも負けず咲いている
若い炎も雨に濡れ咲いている
僕の笑顔 ....
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