夢現のなかで気が付くと

君がひざ枕をしている。


僕は嬉しくて仕方がないから

君のお腹に顔を埋める。


どうしたの?と君が聞くから

僕は甘えて君に巻きつく。 ....
君の心を何に例えよう
少し寂しい夕立の後の
立ち上っていく夏の小路
揺らげば揺らぐほど迷いたくなるから
雨の匂いを吸い込む真似をしている

あの、雨の匂い
全てを知っている、わけではない ....
Coco Chanelとコーヒーが
月曜日を土曜日にして
あたしたちは

うん

あたしたちは
鳴きかけのコオロギに
だまれと言いました

しんとなった中庭で
知 ....
ぼくは詩を書きたい

すべては連続し
光と影もまた連続する

今日もまた

朝の散歩をしていると
光と影に出会いました

朝陽に照らされ
煌く小川の水
青空と白い雲までも映し出 ....
橙に染まる部屋に横たわる、私
声を出したところで
誰一人として居ない部屋
ひとりきり、
夕焼け、曖昧な時間に取り残されたくなくて
黙ってじっとしてる
あなたの帰りを待つ、私
もう橙は眠っ ....
 




 荒野に月が照って
 幽冥界のように
 ぼんやり明るんでいる

 そこを夥しい生きものたちの霊が
 一列になって行進していく

 かさりとも音はなく
 びゅうびゅ ....
「嗚呼、空が落ちる」

「落ちる筈がないだろう」

「あの水溜りを御覧よ、ほら空が、」



ソラガオチル



「水中遊泳とでも洒落込む心算かい?」

「なにが ....
  わたしは時々、石になりたい
  そして夜の一番暗いところで
  じっと丸くなり
  わたしの冷え冷えとする体に
  とても美しい夢を備え
  いつかわたしを拾い上げる者に向かって ....
 わずかな思考のすきまから
 過去の過ちの風が吹きつける
 
 無念

 もう戻ることはできない
 船出に出ている

 川の水が海に流れ込み
 いずれ蒸気となって
 空に帰るよ ....
よっぱらって は
みがき しないで
ねてしまった し
かくの わすれた
こんやも やばい
あの子パジャマが大好きなのよ


みんなが言うわ
そうよパジャマが一番よ

そう言ってわたし
パジャマ抱き締め夜の空へ


パジャマジャマ
パジャマジャマ


みんなが ....
二人が出会ったのは単なる偶然
出会いは必然と言う人を私は皮肉った

顔も知らない、背丈も知らない
名前も知らない、何も知らない
それでも君の描く絵は好きでしょうがない

キャンバスに垂れ ....
あなたなら わかるでしょ

どこから食されたいのか わかるでしょ

アタシ 食されたいの

あなたなら 
つづくふるえ
つづくからだ
水紋は光に変わり
散ってゆく


何かを燃やす夢からさめて
手は緑にくすぶっている
灰のなかに芽吹くもの
誰が蒔いたか知れぬ影


金の ....
僕と君はどこでつながってる?

君は僕とどこでつながっていなかった?

お互いに好きあっていても、結局片思いが二つあっただけだった?

その片思いは粘膜の上で磨耗してしまった?

壊れ ....
あくせくしてると
虹が出る

ものを思うと
消えてゆく
汗を流し
模様替え
本棚に雑巾挟み
移動する

このときばかりは
女性は優しくなる
お茶でもどうぞと
汗を涎と言われる

本を出しダンボールへ
喜ばれる
ボランティア精神は
 ....
ブナ林を歩いていた
二人で 
おれは少し茸や山菜をさがしながら
おまえはきれいな花や苔に触れながら
ブナ林を歩いていた


木漏れ日が、いいな。
そうおれが言うと
おまえは、そこここ ....
僕たちがパズルだったら良いのに
そうしたら擦れ合うことも
痛むことも無いのに
こんなにも寂しがる必要も無いのに
ピッタリ枠に嵌れたなら
そのままずっと 固定されるのに

見えないものを
 ....
デンシャに乗って どこ行こう
たまには遠くへ行きたいな

だって人生に疲れた
皆は疲れないのかな?
同じ毎日なんて嫌だ
疲れた
あ〜あ なんかいいことないかな

あるといいのに…
 ....
中央病院の受付は今日も患者で溢れていた 
松葉杖をつく若者 車椅子の老婆 妊婦 マスクをした中年・・・ 

街にはスーツを着て歩く人 
キャンパスの木陰でひとり{ルビ俯=うつむ}いて立つ学生  ....
「駅で待ってるね」
「うん またね」
電話を切った
大切な友達…

この人以上の友達はいない…
私のことを分かってくれる友達…
優しい友達…
一生の友達になるだろう
それぞれ違う道を ....
僕の手が青青のインクで染まって

洗っても落ちないインクで染まって


いくら洗ったところで行く末の水が青くなるばかりで

どこでそんなに青くなったのか全く思い出せないままで

僕は ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ小さなことであろとも
たとえ汚れた心があろうとも
今日があれば
明日は必ず来る

今日もまた

朝の散歩をしていると
汚れた石に出会いました

土ま ....
空があんなに晴れていたこと

今ならわかるよそれくらい
君は最後までいじわるだから

失くしたのは全部
御貴重品でした全部

抜け殻でした

今ならわかるよそれくらい

遠回り ....
そして 落ちた 朝日から
恋文が 洗われる
落ちた 朝日は 父なので
娘の 洗いきれぬ 服などに
圧倒されつつ 奇形の涙を流し
落ちた 朝日なので
沈むと 月になる

だが 娘は 月を ....
イチリンソウが 咲いた
一輪で 咲いた
手折ればすぐしおれる
春の日の夢

一輪で咲くことを
神に 赦された
一輪で悲しむことを
神に 赦された

染まらない
その 白の痛みに
 ....
私は今日も死ぬ

少しずつ少しずつ私の「何か」は減っていき
私は少しずつ呼吸を弱める

瑞々しい朝の光も
柔らかな夜の闇も
頬を撫でる風にさえ私を救うことは出来ない

もちろん貴方に ....
どうぞ私を殺してください。

死んでしまうことは悲しいけれど

それでもあなたに殺されるのなら

最期の一瞬だけはあなたを

もう一度見つめる事ができるから。

もう一度ぬくもりを ....
5月の天空の傘は雨漏りばかり

途中下車してコインロッカーで

制服を脱ぐのも板についた頃

初夏の爽やかさを置き去りにして

入梅前の隙間を夏空が我が物顔で占拠中

教室の片 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夢うつつ[group]プル式0*06/6/6 2:45
指結び霜天306/6/6 1:42
Coco at Nightむらさき3*06/6/6 1:40
ぽえむ君−連続−ぽえむ君3*06/6/6 1:14
夕焼けに染まる、橙が眠る、夕凪ここあ2*06/6/6 0:53
荒野杉菜 晃2*06/6/6 0:20
誰かあの駒鳥を殺して朽木 裕3*06/6/6 0:09
わたしは時々嘉野千尋18*06/6/6 0:05
続く道山崎 風雅5*06/6/5 23:59
そろもん(怠慢の話)みつべえ206/6/5 23:22
パジャマアサリナ5*06/6/5 22:21
「二人の絵」 海月と雨宮一縷海月2*06/6/5 21:59
あなたのお食事。006/6/5 21:52
午後といのち木立 悟406/6/5 21:19
失恋436006/6/5 21:02
点描吉岡孝次206/6/5 20:37
ボランティア精神ペポパンプ2*06/6/5 20:00
KUKUA(くくあ)水在らあらあ13*06/6/5 18:25
恋愛パズルしいこ。8*06/6/5 18:12
デンシャにきみ006/6/5 16:45
「顔の無い女」 服部 剛6*06/6/5 16:39
駅できみ0*06/6/5 16:02
とれない青のインク箱犬106/6/5 14:35
ぽえむ君−汚石−ぽえむ君6*06/6/5 13:07
今ならわかるアサリナ2*06/6/5 11:51
婚約者奥津 強206/6/5 11:25
一輪草北野つづみ4*06/6/5 11:06
生きると言う事306/6/5 10:58
先生さようなら。[group]プル式2*06/6/5 10:36
*平日の亡命*かおる11*06/6/5 9:09

Home 戻る 最新へ 次へ
5224 5225 5226 5227 5228 5229 5230 5231 5232 5233 5234 5235 5236 5237 5238 5239 5240 5241 5242 5243 5244 5245 5246 5247 5248 5249 5250 5251 5252 5253 5254 5255 5256 5257 5258 5259 5260 5261 5262 5263 5264 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.17sec.