{引用=
なぜか生き延びて、
帰宅すると
既に ことばが在った
このことばに アソビ半分 というよりも、
理由のない つよい衝動によって
試みに 瞼を閉じ 映りつづくことばの像を ....
ぼくは詩を書きたい
自分の過去が幼く拙く思うのは
自分が成長しているからである
今日もまた
朝の散歩をしていると
小鳥に出会いました
まだ幼い
飛び立とうとするも
飛ぶ ....
望んで、息を止めている
駆け抜けていったのは誰だったのか
その先に生まれない景色を夢見て
地図の見方を覚えていたはずだったのに
信号の変わる瞬間を逃さずに、狙撃する
駅前の海は潮騒を響か ....
一泊五千四百円の
十階から覗き込む
見慣れない街の灯りは
夜が更けるほど明るく
時が経つほどに寂しい
小窓から隣の駐車場を覗くと
一人きりの姿が振り返り
何故だか視線があった気になり ....
額ぶちを
ばさりと
鳥が斜めに横ぎった
びくりと
骨ばった視線の止まる
瞬間
空腹も満腹も
傷口もかさぶたも
窓の光に
照らされる
額ぶちの向こうからの光に
もはやここし ....
やぶれたおもいの
かけらがわさわさ
うごめく交差点を
虹のように
跨いでいる
本日の気温、26.5
生温い粉塵の先に
奇妙な列
硬骨な表情の着ぐるみは
さも嬉しげに孤独を咀嚼した
それはガムのように
粘性を持っている
孤独は口の中に横たわり
な ....
梅雨入りの雨に打たれながら
掠れた音しか生まない喉で
ひとつ、
溜息を落としてみた
折畳み傘の骨が
海月みたく歪んで、溶けて
僅かばかりの猫背に
充分な質量を含んだまま
重く冷 ....
真昼の公園で木漏れ陽を浴びて
癒える筈のない悲しみのことを考えていた
ときおり吹き抜ける風はすこし熱を帯びて
客待ち顔のアイスクリーム売りの老婆の
麦藁帽子を踊るように撫でてゆく
....
さちからウマレタト笑みが言ったか
ぬかるみにゴミつけたままのゴムで縛った水鞠が
息の年老いたぬるい尾ひれで浮かんでいる
縮こまるよりだるい薄さだ
ついたてのはじまりは気管支の中の蒸 ....
きのう木星で
くるはずのない電話を待っていた
土星の輪にちりばめた宝石は
帰って来ることのない
遠い遠いおもいでのように
押入れでみた走馬灯のように
はるかな点滅と軌道をめぐっていた
....
ただ呼吸をやめるためだけにぼくらはうまれるのか
ああなんて
生きる の 容易きこと
....
僕は秋葉原の
メイド喫茶出入りしてる
テレビではダウナー系の
女性殺人容疑者が
毎日出てくる
もしくは不細工な
IT企業の社長を
そそのかしたアッパー系の
....
ばあちゃんに先立たれたじいちゃんは、
僕の母さんの父さんである。
じいちゃんは、タバコを吸い、酒を飲み、
いつも母さんに怒られている。
それでもじいちゃんは健康に気を遣うことは ....
人々は必ず宇宙の中にいて
それは人によってその大きさは異なる
誰もが暗闇の中に落とされた
最初の光の惑星は私を産んでくれたお母さん
次の光の惑星はお父さん
そして、看護婦さん、 ....
貴方がいなくなってから
幾年経つだろうか
近くて遠い年月
楽しかったあの頃
甘く切ない吐息
手をつなぎ歩く
欲しくて欲しくて
家で映画を見たね
外野がうるさい
ずっと一緒にい ....
大量にバスケットの中につっこんだ
様々な商品はレジなんか通さず
その場でかぶりつく
繋ぎだした僕と
未来の僕との距離に
羽ばたいて行け
今少しずつ確かなモノになって ....
進めば進むほど息が切れる
額には汗
なんだか視界もぼやけてくる
それでもね
登るんだ
ここは上り坂
登りきったら
きっとそこには
素敵な明日が ....
ずっと前から知っていたね このときが来ること
近づくたびにみんな 知らないふりをした
放課後を知らせる音 オレンジの空の下
アルバムにしまいきれない あたしたちが歩いている
それぞれのレー ....
欲しい「もの」を手に入れた。
一番綺麗な方法で 一番誰かが傷つくやり方で
僕の欲しい「もの」を手に入れた。
満足してるよ?
もう欲しい物はない。
手に入れた「もの」が
僕の手の内にある ....
ここ数日波がない
今朝も七時前に降りて
朝焼けをちょうど見逃したぐらいだったが
水平線は透明で
空も海もやさしい
海辺のディスコの
アフロのカマレラがモップかけてるが
その動作もやさしい ....
好きだと奏でたきみの声。
するりと動いたきみの手と、
ざわめく夏の新緑は
雨に紛れてぷつりと切れた。
途絶えたそれは、
それは、かなしいそらみみだった。
オリジナリティの追求を、
私は私自身であることに置き換えて
世界と一切の交流を切断し、
心で心を増幅、私で私の世界を描く
そうしてできあがったオリジナリティを、
誰かに見せようとして ....
ぼくは詩を書きたい
いつの日か
自分の歩んできた道を
振り返るときがある
しかしそれは
これから進むべき道よりも
ずっとずっと短い
今日もまた
朝の散歩をしていると
老人 ....
いっしょにかえろうよ
大切なことはいえないけど
あの赤いサボテンみたいに
上をむいて、少し笑って
いっしょにかえろうよ
夕暮れの空き地の声
もうあえない人の歌
空元気なんて初めて ....
満ちていたものは見えなくなり
いたのかどうかさえわからない
かたちはかたちを保てぬほどに
すばやく色も無くすぎてゆく
影のなかに潜む影から
うつろな虹がさまよい出でて
....
じれったいなぁ
じれったいなぁ
何でもっと早く動かないのかなぁ
何でもっとテキパキとできないかなぁ
キミを見ているとイライラしてしょうがないよ
なんでかなぁ
のんびりでマイペースな ....
そこはかとなく
身体がだるい
見上げた空の色は
僕の心に積もるようで
重くのしかかる
そんな日に運命の出会いがあった
妹が子供を授かった
かわいい女の子だ
....
おっぱいなんて所詮脂肪のかたまりで
手のひらに余る重量感にホッとしながらも
そのすぐ下に控えるくびれに
そこはかとない微妙な崩れを見つける恐怖
脂肪も依る年並に頑固になっていくようで
ち ....
ハート が いっぱい。
気持ちのやさしい 花なんだろうな。。。
それでいて
アスファルトの間に咲いていたりして
心が強い。
子供の名前に付けたいな
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