死んだら楽になるのなら
精一杯生きた人だけが
死んでいいんだ

がんばって
がんばって
もがいて
もがいて
みっともなく
本当にみっともなくても
はいつくばって
はいつくばって
 ....
みずうみ、の真ん中にたち、わたしはいっぽんの樹になる。

ふいていく風、わたしの身体をつきぬけ、
 腕をのばすと、せかいのかたむきから、はなたれる。

わたしの枝いっぱいの葉たちをそよがせる ....
遠く 向こうの空を追いかけて

時折見せる少年っぽい優しい笑顔

欠けた歯がチラっと見えている

風を詠み ちぎれた時の糸を探し掴み

もう離さない様にと…

忘れていたよ。近くに ....
空中に浮かぶ銀の紐
綱渡りする道化師が一人
バランス棒を忘れたと
誰に言わずもなが泣き目のアート
口元の笑い

化粧した白塗りは
汗を弾きはするが遠目には判らず

今まさに踏み外さな ....
シソの茎は四角い
スミレには出っ張りがあります。
ナデシコは二つの葉が一緒に出ています。
モミの葉は痛くありません。

メイシャン豚は豚の原種です。
ロバと馬の子がラバです。
海亀の涙は ....
いつかの冬に、どこだか遠いところへいった。
帰りは夜行バスで
何度目かのサービスエリア
昨日知り合ったばかりの赤い女と話しながらプルタブを引くと
コーヒーが飛んだ。
熱い 煮えくり返りそうな ....
サンドイッチマンがはさまっていた
紫外線とアスファルトのあいだに
商店の右通りと左通りのあいだに
絶望と希望のあいだに
木の板とプラスチックの板のあいだに
ポルノの看板とストリップのポスター ....
空は虹色に溶け
得体の知れない甘さが
いちめんに薫り立つ夏のゆうぐれだ
長い夏のゆうぐれだ
君の記憶が
水のように透明に
けれど水よりも濃い密度で滴ってきて
それは容易く
私の現在を侵 ....
満月ぽっかり
いや
ぽっかりじゃないな なんだか
もっと

おろーん
満月おろーん
いや
しかし

おっきいなあ今夜のは
なんだかおまえに食べさせたい
イグアナに
イグアナの ....
いつも通り
夜のなかに手をつっ込み旋回

ぐりぐるぐるり ぐるん、

感触は鈍い温さを保ったまま
僕の右手におりて狂喜乱舞だ
そんなエレクトロレトロ

テトラトレトロ、トロ、

 ....
気になる
気にする

木になる
木にする

おなじ「キ」なのに、「木にする」はおかしい
何を木にするのだろう
あの人を木にすると魔法使い
ぼくが木になるとお友だち
知らない ....
彼はその瞳に少しだけ

太陽をば持っている


病んで止まない人たちを

妙に温かく見守っている


彼はその心にたくさんの

月と星たちを抱えている


暗 ....
ぼくは詩を書きたい

つながりというものに
明確さは必要ない

今日もまた

朝の散歩をしていると
緑道に出会いました

緑が生い茂る夏
緑が似合う夏

歩く道も
なるべく ....
曇りの幌につつまれ
ふたたび生まれ ふたたびねむる
陰に刺さり
縦にかがやき


空のろくろ
空のふいご
枝々を巻き
高く きしむ


ひかりが動き
動きがひかり ....
湿った闇に蛍ちかり
潤んだ夜に星ひかり

小指から糸を辿れば
丁度きみの背のあたり
絡んだ赤が花になる

   夏は夜

浴衣を着れば良かったと
木綿のシャツを少し恨んでみる
盆 ....
南へ行こう 星が生まれる場所に
   誰にも知らずに たった1人で
 地図も お金もいらない
   ただ 果てしない宇宙(そら)を見つめながら

どこかへ行きたい
  ココじゃないどこかに ....
銀糸雨が空に
幾度も、線を弾き
鉛をかじった蜘蛛が
身体を溶かして
あの青い蝶を待っている
しと、しと、と
落ちるのは涙か、糸か

蝶は巧く銀糸を解いていって
 つまりは現在、街灯が必要な時間
 月は夜露に濡れ
 よりいっそう鈍く輝くのに
 ぼくの周りはただ沈黙がざわめき、
 時に彼らはこちらをいっせいに見やる
 
 幼いわたしはいつでも作り物
 ....
公園にロケットがあったから
娘と乗った

ぼくの足は地面についたままだが
娘はすでに
宇宙遊泳を始めている
知らないおじさんの帽子をかすめて
ビッグバンと星が見えたという ....
かたく閉じた両耳が震えた
ぐらつくほど景色は紅く燃え
わたし舟、かすかに揺れた気がして
しばらくこのままでありたいと
きえゆく視界に願った

なまえには最初から意味なんてないんだろう
つ ....
想像が織り成す有限の優先席
わだかまりに組み込んだ数々の感情と
何か言いたげな己の細い口元と

ゆるり、ゆるりと環状線を
ありきたりの道筋で
また感情線の掌
曖昧で、白く溶けて

ま ....
陽射しはとても強くて
カーテンなどやすやすととおり抜けて
部屋を照らしだしている
テーブルも花瓶も
新聞入れも出しっぱなしの掃除機も

土曜日だからスーパーの朝市の牛乳が安い
車 ....
風に揺れるは夜
よせてはかえす 幽霊船
もうどこへも行きたくない

惑星帰りの顔色で
月に憑かれて踊った夜は
耳に蓋して寝てしまえ

薫るだろう?
彼女のすすり泣く声
金切り声 ....
夜は世界の焼け野原
焦げついた空の
薄靄を漂う光
巨人の左目は瞬き
夜は断続的に失われゆく時

浮かび上がる真夜中の刻印
世界の黄昏を導き
枯れ草の下でくすぶる業火と
責めたてる波の ....
斜めに射し込む陽
赤と青が溶け合う
海 漂う船

暗闇の中
生まれ落ちた光
焼き消された多くのものが
得たものは―

西風が吹き消す
空の蝋燭
勝ち得たものは
儚く脆く
海の ....
月は
硝子に描かれた設計図なのです
半透明に、透明に
あるいは暦のように

時は
暦の影絵
季節を待ちこがれた獣が
手に入れた花占い

君は
峠ではためく{ルビ経文布=タルチョ} ....
 4年と言う間待ちに待った夢の舞台に
 我等が代表が望んだ

 数年前まで弱小の国との対戦
 我等が誇りにしていたジーコの采配
 経験を豊富に積んだ選手たち
 
 日本の威信をかけて挑ん ....
時空が虚構であることを
何故
僕たちが知らなければならなかったか
知らぬことが
一つの特権でもあったのに
夢の跡をたどり
確かめられるものの
すべてを消し去るために確かめる
片々のひと ....
今晩も私のご主人様がお話してくれます。

会社で何があったとか、友達がどうだったとか。

私はご主人様の話を聞くのが大好きです。

ご主人様が何を想い、何を感じてこられたか

ご主人様 ....
矢継ぎ早に
新月は降り注ぎ
縫い針がまたひとつ
遠雷に濡れている


吟醸の名を濁さぬ盆は
薬指だけの浸りに あかるい焔を映し
無言の岸辺を満たすのは
衣擦れの波
鈴なりの
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空へかがり206/6/13 22:08
みずうみの樹光冨郁也906/6/13 21:59
協奏曲命鈴206/6/13 21:46
銀紐の綱渡りは道化師を落としたかmaumi0*06/6/13 21:13
生き物ペポパンプ5*06/6/13 20:00
コーヒーと女ソラノツバキ106/6/13 19:51
サンドイッチマンしゃしゃり306/6/13 19:08
夏の場所[group]塔野夏子21*06/6/13 18:30
イグアナで待ってるぜ水在らあらあ8*06/6/13 17:53
人工の夜明日葉5*06/6/13 16:35
ふたつのキ石川和広11*06/6/13 15:37
明け方の詩MOON006/6/13 14:08
ぽえむ君−緑道−ぽえむ君9*06/6/13 14:04
午後とめぐり木立 悟406/6/13 14:03
銀猫15*06/6/13 12:33
灯台美夜奈006/6/13 9:33
銀糸雨の空美味2*06/6/13 9:14
これ以上306/6/13 7:34
スペースyo-yo2*06/6/13 6:37
かぐわしき.406/6/13 4:45
_106/6/13 3:53
水路アンテ106/6/13 2:29
青白いピエロが嗤うチェザーレ2*06/6/13 2:19
夜行性患者の夢の断片4*06/6/13 2:17
落日2*06/6/13 2:11
星を、かぞえてはいけない[group]たりぽん(大...16*06/6/13 1:54
屈辱 山崎 風雅3*06/6/13 1:26
触角シホ106/6/13 0:52
月下美人[group]蛙の子206/6/13 0:17
占星術千波 一也13*06/6/13 0:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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