いつものスタジオでいつものメンバーで
いつもの歌を歌ってる
みんな暇なとき集まって練習
このひとときが面白い
カラオケでもいい
バンドでもいいとにかく歌が歌いたい
....
雨の中
セカンドバックに
滴がポタリ
そして吸い込む
郵便屋さんの
青いシャツが
水玉模様の痕
緊張している
ナスタチウムが赤と黄色で
咲いている。
この花エディブルフラワ ....
汚れたくないの
なんて言わないし
悪臭漂うこの街で
深呼吸さえ出来る
誰に摘み取られることもなく
踏み潰されたって構わない
ひどいこともたくさんしてきたのだもの
....
わたしはこの広大な大地の末端にすぎない
空を目指して大きく強くならなければ
いつか刈られてしまう枝葉にすぎない
でも枝が幹となるにつれ
支えるものが増えていって
その重みに耐えきれず
....
真夜中にもう会えない
飛べるよぼくは
ピーターパンで
言ったろきみは
ティンカーベルさ
かなしいきもちは
ぼくのそばへ
ぼくのそばにおいて
きみは魔法を
投げておいで
結ば ....
だんだん
遠くにいってしまう 君を
追いかけるのはやめた
空と風と君の匂いは
優し過ぎて
苦しい
すぐ冷えてしまう
あたしの手を
包むのはいつも
君の温もりだった
....
だいじな物を二つだけ選ぶとしたら
まずコートとシナチクを選ぶ
その後 別にどっちも必要じゃない事に気づいて
二つとも捨てた後 必要な物を必死に考える
缶詰や リュックや 愛や 死体や
体 ....
私が 本堂で 鐘を 打っていた頃
世界は 青に 被われていた
どこを 行っても 早朝
早朝の 鐘の音である
私が 道の 真中で ふと
(傾く 女の 長細い髪よ)
幽鬼を 見て 俯くに
....
午前五時 「僕は点滅する」
、との 君からのメッセージ
最近歩いて仕事に行っている。だいたい40分くらいかかる。
理由は単に自転車が壊れた ....
私は悲しい。
自分より世の中を知らない連中が、
傍若無人に振舞っていることが。
私は虚しい。
限られた世界の中だけで、
我が物顔で歩いている自分が。
私は恥ずかしい。
この世界の ....
1.shot
夕焼けの赤が落下して三千の感染者を私に預けた、煤けた部屋に広がる
暗い雲の帳、茶色い染みが広がるミシン台にタイルを剥がす幼児がいる
手放しの賛美歌が土を耕し無差別の悪意 ....
喋らなくなったキミは
瞼を閉じたきりで
いけない夢を見ているの
悪い子には私がお仕置きを
白い腕をだらしなく垂らして
なんて情けないの
抵抗しない身体は意外と重いのね
早く連れ出して ....
ぼくは詩を書きたい
人は何かを譲り
渡されて
時を流れていく
今日もまた
小雨が降りしきる中
朝の散歩をしていると
雫に出会いました
木の上に落ちた雨は
葉の先で雫と ....
千代紙こうてくれへん?
匂い付きのやつやで。
嗅ぐと、鼻の奥んとこが、ジーンとなんねん。
何や懐かしいこと、思い出せそうで、思いだせへん
あわーい陶酔があんねん。
千代紙には。
何でやろ、 ....
街じゅうにkissの種ばら撒いて
愛の花 咲かせよう
誰もが幸せでいられる
時代になればいい
笑顔の花咲く時代
戦いなんていらない
....
どうやら朝を迎えたような気がする
朝の日差しに目覚める窓ひとつ無い部屋
暗闇に閉ざされたキューブとでも
例えられそうな この狭い部屋のなかで
確かに感じられるのは
未だ眠りから覚めぬあなたの ....
あたしの心の奥底に
善と悪のふたごがちんまり住んでいる
哀しい事があるたびに
鏡の中の世界だと言い聞かせ
嬉しい事があると
これが当たり前だと言う現金な奴ら
言い訳上手なあたし ....
また誰かがどこかで
あの人の悪口を言っている
馬鹿だと罵っている
出来損ないだと嘲笑している
皆が集まってきて
あの人に痛い眼差しを向けている
沢山の人に囲まれて動けないあの人
苦い ....
夢の向こうで鳴り響く銃弾に
赤子は薄く目を開く
帰還したうつつのゆりかごから
父母の心根を想起して
緑の虫との区別をつけて
つけようとしてつかなくて
つかなくて
泣く
母の優しい呼びか ....
疎くも、敏感でありたいと願う
それは決して叶わぬ思い
蛍光灯に輝くコップには
過去が詰まっていて
でもそれは飲めない
触れられない
それはもうなくなってしまったの
過去の ....
上履きを隠され
体操服をゴミ箱に捨てられ
授業中は、後ろの席のやつらに消しゴムを当てられた
小学校5年生のバイキンは
泣いているのか笑っているのかわからない
ふにゃふにゃで、げっそりした顔で ....
ねぇもっと踊りましょう
アハハと笑って
イヒヒとお腹を抱えて
人生楽しんで楽しんで楽しんで
そうしたら泣き顔も
きっと楽しめるようになるから
ねぇもう少し踊りましょ ....
もうじき秋が来るのね
ここにも秋は来るのかしら
もし良かったらだけど
貴方さえ良ければなんだけれど
秋が来たらば
私たち結婚しない?
そんな告白をしてくれるような
相手 ....
ガードレールの先の土手
廃棄タンクの中の基地
薄汚れた部室
人気のない保健室
中庭の温室
いつも自分の居場所を探していたね
昼休みの楽しげな様子を
誰も知らない人のように感じてい ....
愛し合いたいと思うことはあまりにも簡単で
それでも消えないのが憎しみや怒り
今も高いビルのうえから
誰かが飛び降りて死ぬのだろうか
自分で死ぬのは勇気がいることだと
誰もが口をそろえて言 ....
{引用=
ひだ間 reeeeeeee 位(ぃ)の
いや、陽だまりのマリーと書いて 削除。
陽だまりの
縁側で じいちゃんが
俎板にのせ 愛を
IO(アイオー) 捌こうとしている
刺身 ....
お前にそっくりな
ひよこ豆をゆでる
おまえにそっくりな
ちいちゃな鉤鼻と
これまたおまえにそっくりな
ちいちゃなおしりがついている
圧力釜なら早いが
ああ、
それはぜんぶお ....
右足の甲に落ちた水滴が
全身のわずかな震えを止めて
律儀な夜は昼となり
見知らぬ今日が明るみにでる
私の琥珀色の影は
夢遊病のような顔つきで
あなたの記憶のどこかに
住 ....
しろい花
きいろい花
むらさきの花
白い作為
黄色い極限
紫の無意識
対象知らず
しるしなき
供花は咲きほだされて
立つ雲
しずかなる
狂歌は所在なく奏でられ
東京は深くなっていく
今こうしている間にも
底なしに流れ込んでいく風に乗せて
僕らは深呼吸が出来るようになっている
そんなふうに、少しずつ思い出しながら
東京は深く、なっていく
君は回答を ....
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