今年に入って何度目かな
人生を通して数えてみれば
百を越えてはいないと思うけど

誰にも告げられないままに
疎外感に打ちのめされた偏屈を
愛想笑いで隠すだけが精一杯だった

嘯いた数の ....
約束だよ
毎日
ほんのちょっとでも
いいから

私のこと思い出して

できれば
あなたが誰かほかの
女の子と話す時

ちょんちょん、って
肩をつつく
そんな気配を感じてくれた ....
詩になることで
一歩ずつ押しだされ
ひとつ
またひとつ
人間になっていく

詩になれなかったぼくが
水溜りに転がって
ぼんやりと
道行くサラリーマンに踏み潰されるのを待っている

 ....
どうしてこんなところに
ジグソーパズルのピースが落ちているの
まるで「迷子にならないように」と
どこまでもどこまでも続いている

いつもと同じ帰り道だけど
きっと誰かにとっては、 ....
遼原に
かぜが吹いても
僕は魅惑する午睡である
泥炭の午後
巨大な軋れおとをたてて 目蓋があく
午睡である



は地平から近づく囀りの
沸き返りの
天秤の
朱のいのちは青銅 ....
目覚ましの音で目を覚ます

短針は天に向かって背伸びをしているようにも
高さを競っているようにも
短針は短針で長針にはかてっこないのに

それでも、短針が長針に勝つと言う奇跡が起こるか ....
ぼくは詩人

実現とは次への目標への
起点でもある

今日もまた

夜の散歩をしていると
川に流れる月に出会いました

水面にゆらめく銀色は
ゆるく流れる水に洗われ
その姿は静 ....
正直意見が通じなくて苛々した事もありました。
私の気持ちに気付いて貰えなくてムカついた事もありました。
でも、今私が思い出すのは穏やかな貴女との時間です。

と言うか何も思い出せないのです。
 ....
どうしても答えが欲しかった
「自分」という答えが

「生きる」理由が欲しかった
何処に行けば
この手に掴めるの

眠れなかった
それを持たない僕は
罪を背負っている気がした

そ ....
うるおいのある
くちびるを
舌なめずり
黒ふちどりの
うるんだ瞳を
ぼくにむけ
なぜか
因幡の白兎を連想
してしまう
きみの
なまなましさが
生のにくのにおいを
周囲にただよわ ....
掘り起こす時が来たわ

足の裏で確かめて
指の腹で確かめて
なぞるような舌先で

油性の部屋を突っきって進め
ババロアの肌に噛みつけ
噛み砕け青い味

強くて固い蜂蜜だなんて
い ....
甘い汁
蝶は虜
揚キス
暑い眼

口が痛い
酒盛りで
わいわい
寄添って

空しい時が
経ち涙する
満たされない思い
満足を知らない
淡々と青空は灰色にけぶる
呼吸を止めたまま じっと動かずに
生きていることを不思議に思う僕は

よく冷えた死臭のするこの部屋で
小さな小さな段ボールを抱えて立ち尽くすのだ

耳 ....
わたしは 常時(いつ)も香っていてあげよう
発酵した 上質のワインのように
ふわふわ ぷかぷか
君たちの家に 漂っていてあげよう
「わたし」を嗅ぐだけで 毎日君たちが
ああ やっと帰って来た ....
ねえ
やぶさめってなに

お馬に乗った人が
走ってるお馬の上から
矢をね
ピューッと射るものよ

やが
ピューッてとんだらさ
あなぼこあくんじゃないの

開いちゃうかもしれない ....
 おっぱい星人


おっぱいの魅力に取り付かれ
おっぱいについて語り出したら止まらない
乳輪から乳首から型から
大は小を兼ねるとか
小さいのには小さい良さがあるとか
お互い一歩も譲らず ....
もしかしたらがドアを叩く

耳から口からサイコロが
ふりだす
言葉を転がす
目があわない
めもあわない

烏賊に嘴があって
本当は空が欲しかったのではないかと
本当は飛びたかったの ....
服を買って着替える
着替えている途中にそば屋があったので
天ぷらそばを注文する
持ってきたのは昔の恋人だった
昔のように優しくしてくれた
着替えをしながら自分はそばだけを食べ
天ぷらは ....
バルカン州バーゲン群河馬市に禁止令が乱発され始めたのは第九代市長、スティーブ・マグワイヤーが就任して、やっと半年が過ぎてからである。挑発的なスローガンを愛している彼の就任演説では七五調の景気のいい .... 一日は二十四時間だと思いこんでいて

一年は三百六十五日だと思い込んでいて

一時間は六十分だとばかり思い込んでいた


ほんとうは

一日は一日で

一年は一年で

 ....
居酒屋でくだ巻くサラリーマン
愚痴に侵されそうになってるよ

深夜のスタバにたむろってる大学生
さて未来は見えないのか見ないのか

爆音たてて走り去ってくバイクの群れ
自分と向き合うこと ....
     世界を敵にまわしても

     みんなに憎まれてしまっても

     あたしはあなたをまもります

     そのためだけに、生きていきます


     
ぼくは詩を書きたい

人生で大切なのは
勝利と敗北を知ることではなく
克服と挫折を味わうことである

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩の魂に出会いました

詩の魂は
言葉 ....
揺れないブランコ
涙が流れても
明日が来るってわかっていた

いつも、苦しい方ばかり選んで生きてきた
この苦しみも、未来のかてとなるのかな

矛盾と疑問の中で
今日も私は足掻いている
 ....
マグダラのマリアが現れて
僕の憂うつな気分を癒してくれる
決してHIGHでもLOWでもない
FLATな気持ちにさせてくれるんだ

頑是無き人々の群れなす楽園
主は留守がち牧羊犬の名 ....
リルケはトルストイの家を訪ねた。
彼の家は、家庭紛争の最中であった。

( 伯爵は、握った杖を叩きつけ・・・ 

眉を{ルビ顰=しか}めて玄関へと歩いて来るトルストイ。 
リルケの肩に手を ....
わたしもあなたの足下のずっと下の天高く あの星から見ている
望遠鏡で眺めると すーっと消えて いなくなる

たまに いらなくなった誰かの溜息が
こつっとこめかみにぶつかって 痛みはすーっと ....
展示された日々にひとつひとつ形をあたえてゆくと、球のまざった菱形がひとつだけ余ってしまう。菱形は情念に光の島を落として、情念は菱形を斜めに転調させる。君はこの菱形に所有されていたのか。

君の肺は ....
今年も古い母屋の軒先に
つがいの燕が巣作りしました
生まれたての可愛い雛たちは
親鳥の帰りをひたすら待っていて
精一杯の幼い首を伸ばして
甘えたような鳴き声あげている
(なんだか可愛いな
 ....
お魚を食べなくなった猫は誰

一人で眠る猫は誰

君は猫で

私は友達

時間はぎりぎりに削って

人間の振りをする猫は誰

贅沢なお皿を平らげる

猫は君で

食べ残 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
愛想笑いの逃亡者松本 卓也0*06/6/29 0:58
約束uminek...7*06/6/29 0:52
つなぎ[group]iloha18*06/6/29 0:26
誰かの落し物壺内モモ子6*06/6/28 23:12
 春に「ま」の字5*06/6/28 23:09
そんな奇跡の軌跡もこもこわた...1*06/6/28 23:05
ぽえむ君−実現−ぽえむ君4*06/6/28 22:55
大好きala206/6/28 22:49
the answer宙空 心1*06/6/28 22:41
なまなまなきみ七尾きよし7*06/6/28 21:06
仕留めた兎アサリナ7*06/6/28 20:06
オリーブ通りペポパンプ4*06/6/28 20:00
レイニーきみのことあいしてた朽木 裕4*06/6/28 19:03
夫人の言葉きりえしふみ13*06/6/28 18:50
予言下門鮎子1*06/6/28 17:58
ほにゃらら星人たちの宴美味6*06/6/28 17:50
3*06/6/28 17:37
着替えたもつ10*06/6/28 17:34
*詩禁止令第三条*かおる4*06/6/28 17:12
一日は二十四時間じゃない4364*06/6/28 16:04
ぐるぐる回る考え事1*06/6/28 15:43
「闘う女」逢坂桜8*06/6/28 12:53
ぽえむ君−詩魂−ぽえむ君5*06/6/28 12:39
ブランコでこ206/6/28 12:39
TITLELESSMOON006/6/28 11:17
「街路樹を往く人」服部 剛6*06/6/28 10:43
うそtibet3*06/6/28 10:37
光根葉leaf7*06/6/28 10:31
スワローテイル[group]恋月 ぴの28*06/6/28 8:06
猫の食べ残し藤原有絵6*06/6/28 6:48

Home 戻る 最新へ 次へ
5194 5195 5196 5197 5198 5199 5200 5201 5202 5203 5204 5205 5206 5207 5208 5209 5210 5211 5212 5213 5214 5215 5216 5217 5218 5219 5220 5221 5222 5223 5224 5225 5226 5227 5228 5229 5230 5231 5232 5233 5234 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.18sec.