腐り融けたレタスのように

鬱血した空気は

身に纏わりついて

無理矢理くちびるを

押し開けて侵入し

息を詰らせた。


肌の上に

じっとりと停滞する空気に

 ....
 テレビの中
 
 白痴が踊る

 この空間に漂う煙草の煙

 こいつまで踊りだした

 ので

 消した
オーイェー!行くぞー!
皆盛り上がっているかい?
ファイヤーエンジン全開で
水をぶっ掛ける

メイクも取れて
スッピンだ!
ベイビ、夢を見せてくれ
ロックで乾杯

灼熱地獄で歌い
 ....
中学のころ
数式が嫌いだったので
教科書の中の
一番大嫌いなページをエンピツの先で突いて
そこから世界がどんなにみっともないか
のぞいてやろうと思った
穴から見えた緑の黒板は
やっぱり
 ....
掃除夫は掃除する
私は挨拶しない
掃除夫はいなかった
私はいなかった
私はどこにもいなかった
掃除夫もどこにもいなかった
私はしばらくして
掃除夫の存在を消してしまったことを恥じ
なん ....
咲いてる花なんて
ほんのひとにぎりのはずだったのに

世界が閉じてゆく
世界が綴じてゆく

狭くなったのは
世界ではなかったのかな
咲いている花が
綺麗なりゆうを思い出せない

 ....
雨があらいながしてくれる

空をかけめぐる

あんな想い

こんな想い

みんな

きみの足元へと

流れおち

小川となって

いつか

あの人の

小川とめ ....
孤独と
孤立、の構造って
多分
光学異性体 みたいなものね』

台詞を、
あっさりと置き去りにした彼女は
いーちゃんって 鏡ね』
と、評して
孤独を携帯に写し取った

最 ....
夏に凍てつく

雨は胸をこして硝子玉になる

抱いている

空のように抱えきれない空を

わたしのてのひらも腕も

骨になり粉になり空中に舞った

雨は風鈴の匂い

哀しい ....
撃ち落す
画面

落下
すると
何も書いていていない真っ白なポスターが
街中にあふれ

ついで、一斉に剥がれ落
           ち            
白いものは激しく
 ....
時の羽ばたきが 瞼をかすめる

世界中どこを漂泊しても立ち位置が無い
空隙だらけの足もと 定まらない重心
目を閉じて大地に寝転ぶと
それがわかってくる

透明な午後 風は光り
丘は彼方 ....
夏の野は風の{ルビ恋歌=マドリガル}
花摘みの少女は一心に
草のまにまに漂っていた
白い花ひとつ{ルビ挿頭=かざし}にして
赤い裳裾をしめらせながら
濃厚な夏の匂いがたちこめる
姫百合の花 ....
風邪をひいた 
         こんな日は 
                 あなたに傍にいてほしい

でも多分
     傍でいたら
           風邪うつっちゃうよね?
 ....
空は青く澄んでいた
雲は白く大きかった
鳥は軽く自由だった

木々は柔らかくしなっていた
草花はたくましく美しかった
大地は遠く円くたいらだった

海は穏やかに荒々しく
 ....
街十夜である

さびしさのかたまりとぶつかりあう
場所

たいしたことないと
みんなが強がり

たいしたことないと
みんなが慰め合い

たいしたことないと
これくらいどうにでも ....
ぼくは詩を書きたい

あるべき姿は
あるべき所に立ってこそ
あるべき姿になる

今日もまた

朝の散歩をしていると
風鈴に出会いました

林の中に風鈴が落ちていたので
そっと持 ....
うら若き
 母の乳房が、
贅沢にも
 ふたつあった

乳飲み子は
 疑わず、
ただ ひたすら
 顔を埋めて
果てのない愛を溶かした、
 淡い、野生の匂いに
ながく永く包まれている ....
さようなら消えてゆく
それがきっと正しいことだと思います
次第に濃くなる緑
車の窓から乗り出して空を仰いだ
みっともないからやめれくれ
知らない
あなたはあたしの何を知っている
きっとあ ....
※この詩は、下の行から上の行へと読んでください。





全ての水は蒸発し 消えて無くなってしまうのである
〇〇がどう在るべきかを 考えていかなければ
それを霊的な目線で あなたがた ....
させられて 触れたわけじゃなくて
あきずに続けただけの ことだから

だらしなく つっかけて
ぼろぼろの 噛み癖

気の毒なんて
言われないし
悲嘆は

花さえ開くことを望めば
 ....
彼女は黒ばかり着ているから
人間や動物たちの死があたりまえになってしまって
だから そんな事にはもう何も思わなくなったんじゃないかな。

きっと世界中の冷たく湿った重たい空気や
薄暗くて不幸 ....
合いたくて
合いたくて
閉じ篭る傷のような胸、を震わす、脈拍という水音は
水面に似た、例えば窓に合いたくて
合いたくて
開きたての傷のような喉、を震わす、息という泡は
水面に似 ....
ピアニカみたいな切ない言葉を
水遊びの様にきらきらと紡ぎ
気ままに踊るダンスみたいに
つかみ所のない夢を本気で追いかけ
無邪気に笑って泣く貴方が住んでいるのは
とても貧しい小さな家でした。
 ....
誰かが願いを架けた流れ星
零れ落ちる涙は頬を伝い
張り裂けそうな胸を必死に抱きしめて
あの人だけはあの人だけは

祈りを捧げるロザリオ
誰に向けるでもない悲しみは
キミに襲いかかる弾幕の ....
誰も知らない顔をして
通り過ぎていく君の強さ

夏の制服の薄いシャツから伝わる
淡い匂い 淡い声 淡い想い

すべてが溶け込んだような
プールの塩素の匂い

もう過ぎてしまった七夕は ....
念いを広げ
理想を高くし
希望を被る

それらに一番
近づけるであろう
ひととき


そして


希望から這い出し
理想を足下へ
想いを折り曲げる

それらとしかし
 ....
音を求めたい
乾いた喉を潤す様に
音を求めたい

でも、音は溢れかえってて
一瞬の静寂じゃ足りなくて

音を掴みたい
形が分かる程しっかりと
音を掴みたい

でも、色んな音と絡み ....
 ギラギラ輝く太陽
 川原の公園の草原の上で
 日光浴をする

 純白な太陽
 透き通る青空
 真珠色の雲
 緑に輝く草原
 天を舞うひばり

 太陽は容赦無く肌を焦がす
  ....
この世界は醜い
しかしそれ故に美しい
破壊と創造を繰り返し
完全に滅ぶのを待ってる

限られた時間だからこそ
壊れると知っているから
その時々が愛しい
切ない
恐ろしい

お互い ....
願いをかけた
あの瞬間は排斥

磨耗した言葉が
軋んで悲鳴をあげているわ


オジョウサン
ソレ
コトバノムダヅカイ


くるり廻って転回な展開
はっぴー七夕でい

こそ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蛆湧く季節。実夜3*06/6/30 20:48
そのうち何とかなる106/6/30 20:33
泣き笑い喚くペポパンプ4*06/6/30 20:00
のぞき穴でこ706/6/30 19:55
いる下門鮎子5*06/6/30 19:48
つぼむかぜきり0*06/6/30 19:29
想い川七尾きよし5*06/6/30 19:14
孤独の必然性士狼(銀)7*06/6/30 18:08
たけぶ空つきのいし.1006/6/30 17:23
白撃[group]ふるる8*06/6/30 17:23
水生のキオク水無瀬 咲耶11*06/6/30 15:53
姫百合野[group]石瀬琳々12*06/6/30 15:05
マスク。2*06/6/30 14:52
「もっと広く感じるんだ」ベンジャミン8*06/6/30 14:00
6*06/6/30 13:31
ぽえむ君−風鈴−ぽえむ君5*06/6/30 12:03
ミルクの匂い ☆atsuch...6*06/6/30 12:03
消えてゆく春日響106/6/30 11:33
一時の気の迷い狩心3*06/6/30 10:30
暗さの解釈砂木12*06/6/30 7:02
誰かの台詞tibet3*06/6/30 4:37
薄荷飛行[group]A道化406/6/30 4:37
暖かい話[group]プル式5*06/6/30 4:13
水先案内人-Canopus-AKiHiC...4*06/6/30 3:55
追いつけないよ。[group]プル式15*06/6/30 3:08
それじゃあ の後に続く言葉FUBAR1*06/6/30 2:45
静寂206/6/30 2:44
今時の梅雨山崎 風雅4*06/6/30 2:05
the beautiful world宙空 心1*06/6/30 2:03
七夕でい藤原有絵5*06/6/30 1:50

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