休憩の一時間に
自転車でぐんぐん漕いで
交差点をみっつ渡る危険な感じ

一年前の夏の日に
ロビーで仕事をさぼっていた君は
日焼けした横っ腹をぺろりと見せた

もう その頃には
恋人同 ....
性欲の対象にするということは
そんなにおぞましいことでしょうか
あなたをいとおしむ気持ちが
口淫へと私を導き
ただあなたの精神が天の高みへと
達することだけを
祈っておりました。
そ ....
シチリア島に太陽が降り注ぎます。
シチリア島に今日も太陽が降り注ぎます。
シチリア島に遺る文明色をした大理石の上に
今日も太陽が降り注ぎます。

文明色の上に女性が座っています。
太陽がひ ....
振り分ける少女の、

名前もない
痛む、芯も
未完成な少女の主題は
誰にも知られない、それだけの行く末

本を開けば文字に溺れた
さかなに、なりたかった
揺らぎ揺らすからだの線
 ....
バスでするな
バスで
金属にぬくもりがないのなら
肉体を使おうか

地下道に
ヌルヌルと体液が染み出していく

酒の匂いを掻き消すべく
朝の振動音が体液と共振する

芋虫
私の周りだけが黒く縁取られ

切り取られ

夢か
リアルか

湯気が出ている食卓は確か

これは
夢の走馬灯

それとも
リアル

縁取りは
黒く
黒く
 ....
僕は
今日も
身の内に孤独を飼いながら
このまちを歩いている


人として話す言葉が
僕という存在の上をすべり
君はあくびをしながら
空を見つめている

長く暗い闇が明けた時
 ....
戯れる森の雫が、
ひとびとの拍手のなかで、静かに横たわる。
あなたの流れる姿が、
森の節目に、厳かに薫り立つ。

標高をあげている森は、
巧みに感度を敷きつめて、
わずかに彩色を動かしな ....
あたたかい子宮の忘却(兵士たちの白目)、
膿んだ地の、下の、徹っていった水、その痕
育った果実の潰れる、幻聴鳴り渡るのは怖いものだ
若葉の匂いたつ木立、なぎたおすどくろの群れ
命知らず ....
どこまでも続いていた
白い砂浜と打ち寄せる波
柔らかい春の日差しと頬に触れた潮風
逃げるように訪れた街で
あなたをただ忘れたくて

海岸沿いのまっすぐな道を
すれ違う家族連れ
手を取り ....
ぼくは詩人

時は動き
明日へ未来へ
つねに今は変わる

今日もまた

夜の散歩をしていると
時の動きに出会いました

ようやく雨が上がった夜
湿り気を多く含んだ空気が
肌寒 ....
女は宛ら 一室の部屋だ
好きな男好みに 設(しつら)えられた
日々模様替えする 夜々配置換えする
九十九を過ぎた婆さえも 「あれまあ不思議!」と云うような
女は部屋の 一室である
想い人あら ....
  (誰かが泣く夜の 月は足跡だらけ)


夕立の30分後の車の下の
猫 濡れねずみで
のの字にくるまり
もうすぐ月のやって来る夜


あの子の心根から
零れ落ちましたよ リン と ....
私にとっては意味のないことでも

彼女にとっては意味がある

気付き始めれば

それまで見過ごしていたことも

とどまっていた疑問も

今なら全てが線の上



流れはいっ ....
たとえば、きみに好きだよと
囁くときでも
ぼくはきみの、
背中を見つめたまま

きみがぼくに決して
そういう言葉を言わないのを知っているから
きみの白い猫背に囁く

ぼくは、たぶん、 ....
そのとき奇跡を初めて信じた
この世に無駄ないのちの誕生はひとつも無いのだ




あっ、食べたね
その肉はさっきね、
やわらかく やわらかく揚げたんだよ

ああ
カリカリのドッグ ....
息を吸って
息を吐いて
寝っ転がる
生きている

愛を受けて
生きている
毎日楽しく
生きている

でも貴方は
もう居ない
でも私達は
まだ生きる
薄暗い夕方とよるの狭間
海が近いこの町では天気を海の色で読んだりする
今日は暗い灰色、じきに雨が降り出すだろう
あたしの部屋から見える海は少ししかないけど
毎日違う表情を見せてくれる
その海 ....
雲はきっと甘い

だって君のなみだは

ほんのりさくらいろだもの
女子高生
制服の下はボンテージ
エナメルが常にギシギシと軋むのだ
女子高生
化粧をしない
髪の毛はいつだって黒い艶
口紅だって持ってるけれど
いつも鞄の奥底に眠ってるのだ

女子高生
ガムを噛まない
小さなあめ玉を口を動かさずに
静かに静かに舐める ....
おかしなことばかり起きる
例えば落とし穴に落ちてしまうのも

僕がメガネをはずすその間に
あの星は三度も弾け飛ぼうとしたし
彼女が一本煙草を吸い終わる間に
隣の男は二度イイ思いをした
 ....
光る
ざわめく
お前を
連れ出す


打たれる
二人で
稲妻
はぜる


当たるぜ
俺たち
そんな
ひどい


あたった
ためしが
ないのよ
宝くじ
 ....
きみを乗せてる 別れの列車

河原から 見送った

ぼくに 気づいても 気づかなくても

テール・ランプは 淋しく滲みながら

薄暮の中に消えてったけど

心を クリーニングに 出 ....
誰かに理解してもらおうなんて思いたくない
そんな事を考えて数年が経つ
共に過した月日に傍に在るのは治らない病

例えば、「おやすみ」と言って欲しいと頼む
そしたら誰かは「おやすみ」と ....
      充足は消えました
  期待も持てなくなりました
でもねがいだけは残っています
   血のかがり火にむかって

      ゆめは逃げました
 のぞみも抱けなくなりました
でも ....
カメラだけじゃない
コンタクトだけじゃない
音楽も
映画も
あれこれも
なにもかも
使い捨て

使い 捨て
果て 捨て

顔だけすげかえた
有象無象の大多数
精神はありや
 ....
今朝一番のニュースキャスターは
5歳の少女が
首を刺されて殺されたと言った

「何だそんなことか」と
いつものように家を出る

別にいつもの出来事
いつもの“ただの”殺人事件
それが ....
ぼくは詩を書きたい

雨に打たれるも
風に吹かれるも
晴れた心には関係がない

今日もまた

朝の散歩をしていると
心の傘に出会いました

雨降る道の咲く花に
打たれて忍ぶ意地 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
午後三時のアイロニー藤原有絵3*06/7/20 3:00
夢は増殖する七尾きよし4*06/7/20 2:04
シチリア島に今日もブルース瀬戸...3*06/7/20 1:42
仮想記憶[group]霜天706/7/20 1:32
四国霊場八十八カ所巡礼[group]遊羽5*06/7/20 1:11
佐藤伊織2*06/7/20 0:45
フラッシュバック初代ドリンク...2*06/7/20 0:21
武富諒太9*06/7/20 0:17
森の浪漫前田ふむふむ15*06/7/20 0:08
戦慄と地球古河 セリ5*06/7/19 23:44
遠い街からbjorn7*06/7/19 23:25
ぽえむ君−変動−ぽえむ君4*06/7/19 23:19
女という未知きりえしふみ17*06/7/19 23:15
月と黒猫千月 話子13*06/7/19 23:08
線上の流れ葵 悠貴006/7/19 22:23
きみのせなかユメアト4*06/7/19 21:49
いのちの糧銀猫15*06/7/19 20:10
止まった記憶ペポパンプ4*06/7/19 20:00
灯台万里306/7/19 19:38
すいーとアイバ シュ...5*06/7/19 19:00
魁・女子高生虹村 凌2*06/7/19 18:20
女子高生1*06/7/19 17:58
ヌーンセックス田島オスカー206/7/19 17:20
夏の嵐水在らあらあ15*06/7/19 17:08
心のクリーニングLucy.M...4*06/7/19 15:47
未来手紙[group]海月1*06/7/19 15:26
Spiral信天翁306/7/19 15:26
ディポジッタブル4361*06/7/19 15:24
Today's News[group]宙空 心1*06/7/19 15:10
ぽえむ君−雨傘−ぽえむ君6*06/7/19 14:12

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