みんな1.5リットルペットボトルいっぱいに
メロンソーダを詰めて来るなか
ひときわ量の少ないメロンソーダがあった

ぼくは、ほんの少し
なにか起きることを期待した
顔も思い出せない人だけど
その声も聞けないけれど
もしも叶えられるなら
せめてその眠りを妨げるものから
あなたを守りたい

言葉が溢れて眠れぬ夜には
その話をただ聞いてみたい
あなたが ....
冬。私は、怒れる椅子に座っていた。人間椅子である事は明白で、中にいたものは、汚れた幻覚だったのかもしれない。となると現存するのが疑問だが、椅子が怒っていたのは事実で、私は、斜め40角度で、海を眺めてい .... 我がスメラミのすめらおか
すめらむ京をあとにして
すめらが岡を望みつつ
すめらが勝ちと駆け上り
スラリ引き抜く2尺5寸
ダウと倒れる童女の
首を掻き切り弓手に提げ
駈け来る追手切り捨 ....
かわいた南風
空は澄んで
ニイニイゼミが賑やかに
白い雲がゆったりと流れて行く

小笠原高気圧が居座って
台風も避けて行ったのだ
誰も居ないから
力強い風音が頭上を走り
誰もが高 ....
夜をすぎて混ざりあった
イエローとピンク

パステルカラーの朝が 
たなびく空に滲み、
潮の香りと膨らんだワンピース
裸足になったキミがひとり

貝殻をあつめては、
子どものように
 ....
 かしゃりかしゃりと噛み切る微熱
 散らばる温度に人魚は嗤い
 掻き毟った深海で交わるように
 飛び散った深層で両手を捧げる
 ジェリービーンズの夢
 色とりどりの空が重なり  ....
僕は
間違っていたよ

両手を掴んだからといって
それが君だったという根拠を
説明することなんて
できやしないんだ

どこから自惚れていたんだろう

向き合っていた時には
見えな ....
夏は化粧に忙しい
忙しくなればあちこちがさわがしい
小さな約束がたくさんあるけれど
約束の周りには雨がふりつづけている

この星の伝言は
雨が好きなのかもしれない
わたしらは雨の外側で
 ....
コーヒーの匂いと
ロックのバラード
友達の食い残した
ミョウガの吸い物

流れる時
流れる血
流れる水
流れる音

危険な行為
危険な気持
危険な思想
危険な猛獣
えんえん泣いてるときより

はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ

なにげなくふれあう瞬間

電撃が体内をいっそうに駆け抜ける

消えかかる心の奥底に

沈み損ねていた思い ....
罰をおそれ 島を出る
黒く深まる空間のさらに奥へと向かい
非力な腕で櫂をくりだし
ボートは枝先のようにじわじわ進む
シャツの汗の総量が
罪の重さを告白する

あの人は私のために
くるい ....
放置されている
錆び付いたモニュメントが
無聊の果てで

  はにかんでいる
  傷付いたオブジェが
  悔恨のなかで
  
    削られている
    ゆらぐパビリオンが
   ....
 はみ出しそうな情熱にうなされ
 熱帯夜に紅の空を見上げる
 トンボが飛んでる
 こんな季節に飛ぶものだったか?
 
 人工の直線と曲線は僕の好むところじゃない
 うねりながら夏を謳歌する ....
 校長は心はコロコロ転がるからココロというんだと教えてくれた
 確かにそうかもしれない
 自分の意思通りいかないココロ
 コロコロ転がり角がとれていく

 どこに向って転がっていくのか? ....
かたん、と淋しい音がした。
それを、そっと拾う人が居た。

「ありがとうございます」の代わりに、深いお辞儀。

そして、とぼとべ歩いて行きました。


夕暮れの日差しと、微かに聞こえる ....
黒い兎が哂う満月の夜
誰一人いない 独房
何をすれば、出してくれる?
何を引き換えに、愛してくれる?

涙は滴り落ち
黒い大地は流された涙の為の器官のように


白く侵食する朝焼けの ....
風のなかを
水がそよいでいる
遠い水
互いに見えない ふたつの水


濃い影 薄い影の重なり
音は溜まり
低く連なり
夜の道を速くする


やわらかな菓子
指 ....
前線が
ぼくらを踏みつけにして
粘着質の雨を停滞させる
内臓は肋骨にぶら下がったまま
くるくると渦をまいて
今日の天気に反応している
こみ上げてくる葡萄の粒、
胸で弾けて
お気に入りの ....
瞼の裏で、
魚が撥ねている。
なんの魚かは分からぬが、
確かに撥ねている。

目が合った。
すると魚の奴は、
ひときわ大きく撥ね、
瞼の水溜まりに消えた ....
楽しい毎日の中に
あなたの命日も隠れています

おめでとう
おめでとう
お誕生日
おめでとう
この世は楽しいことばかり
だよ
それは肢体のまわりから立ち昇って、存在したと確かに(それはパトス)、

薄暗に陰が頭をもたげるから、ながくひきのばされた刻、刻、刻、
 は消息を知らせてくるけれど、

不在の中で微弱に生動す ....
悪い夢を見ていた
丸い地球の果て
今までの平穏と
居心地の良かった日々が
足下から崩れていき
気味の悪い静けさと
自分独りになる

さっきから世界の人
気分が良くないみたい
ひしひ ....
”アオイちゃんのパパですか?”

はい?
いえいえ、違います。
違いますよ。

周りに子供いないのに、
パパだって。
そんなふうに見えたかな?
何か恥ずかしいね。

おっさんに見 ....
かもめが死にながら飛んでいる

死にながら

飛びながら

かもめたちが

群れを 作りながら 壊しながら

ほどきながら

飛んでいる



狐のゴンタくん
見た ....
ハレーションしそうな圧倒的光量が
雲隠れを始めると
夏はブラックなジョークそのもの
太平洋高気圧は昨日の前線に押し切られて
雨のノイズで水浸しの状態
日本列島はホワイトアウトして
沈没 ....
ぼくは詩を書きたい

一方が輝いていなければ
他方は素直に輝けない

今日もまた

朝の散歩をしていると
自分の空に出会いました

遠く見える山の空の下に
幸せが見えたとしても
 ....
1. 

もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲


2.

クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
今週の日曜日に公園でと聞いた時から
何となくは解っていた

僕は知っている
自分の心の奥底に歪む
暗い物を知っている

部活の帰りに友達と歩きながら
何か買ってこう
なんてコンビニに ....
大理石の階段にひびく
 軽い上品な靴音、
歴史の終焉に迫る
クライマックスの指揮と演奏
 
 人物を物語る影はながく、
 溶けだした気の迷いが 時の針を枉げる。

主役はみごとに不在、 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
〜■メロンソーダ世界選手権■〜よだかいちぞ...806/7/25 22:06
優しい人へbjorn4*06/7/25 22:01
奥津 強1*06/7/25 21:29
雲の峰あおば2*06/7/25 20:55
ひまわり5*06/7/25 20:49
荒い風atsuch...6*06/7/25 20:41
途切れた骨七条 優306/7/25 20:21
交差点1*06/7/25 20:21
雨の内側tonpek...12*06/7/25 20:16
スイセンペポパンプ4*06/7/25 20:00
ありきたりなストーリーでも満足だよこめ1206/7/25 19:59
海上にてnt306/7/25 19:27
小景(二十)信天翁106/7/25 19:03
出来ることするだけ山崎 風雅2*06/7/25 18:44
コロコロココロ1*06/7/25 18:33
最後の郵便。狠志306/7/25 18:32
affection完食206/7/25 16:36
しずく うつわ ゆび木立 悟506/7/25 16:34
低気圧[group]iloha7*06/7/25 16:25
「 向こう、で。 」PULL.12*06/7/25 15:51
毎日、毎日チアーヌ506/7/25 13:51
A blue butterfly古河 セリ4*06/7/25 13:14
絶望という名の希望宙空 心0*06/7/25 13:11
アオイちゃんのパパ?あふみ006/7/25 11:32
夕暮れの黒い女たち中村猫彦3*06/7/25 9:17
*ブラックジョーク/ホワイトノイズ*かおる7*06/7/25 8:40
ぽえむ君−自空−ぽえむ君4*06/7/25 7:13
もわもわ クルクル ぷっちん コロン落合朱美32+*06/7/25 5:41
日曜日の公園でねなぎ006/7/25 1:56
舞踏atsuch...5*06/7/25 1:25

Home 戻る 最新へ 次へ
5161 5162 5163 5164 5165 5166 5167 5168 5169 5170 5171 5172 5173 5174 5175 5176 5177 5178 5179 5180 5181 5182 5183 5184 5185 5186 5187 5188 5189 5190 5191 5192 5193 5194 5195 5196 5197 5198 5199 5200 5201 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.62sec.