やっと抜け出せた長い迷路
途中の坂道では雨が降り
何度も何度も足をつまづいた
出口の向こうの海を想い
月が沈んだ明るい空を想い
強くなった私を描いてた
いつでもリアルは ....
雨に濡れながら 君の名前を叫ぶ その声さえも雨音で消えてゆく・・・・
晴れた日 君の名前を呼ぶ その声さえも風に吹かれて消える
ねぇ・・・ ねぇ?
君は今 何処にいるの?
....
「好き」は好き。
好きなんだから仕方ないじゃん。
好きだからそばにいたい。
好きだからぬくもりを感じていたい。
好きだから声を聴きたい。
ねぇ、好 ....
私の愛する人、いつもいつも面倒な人ばかり。
私の愛する君、いつもいつも何か問題抱えていて・・・
私の愛する人、いつもいつも私を疲れさせる。
でもね、そんなあなたが好きなの。
は ....
不思議な声で
鳥が鳴く
梅雨の終わりに
わたくしはその鳥の名前を知らない
ワールドカップの順位表で
トリニダード・トバゴという国の存在を
初めて知った
わたくしはその国の ....
打ち震える涙が、立ちならぶ
忘れられた街景の片隅に、十代の足音を揺らして、
失われた向日葵は、いまだ声を上げて、
古い風の臭いに浸り、
枯れた夏を首に巻いて、
届かない空の裂け目を編んで ....
照りつける夏の陽射しの下
墓石の群を横切る私の地面に頼りなく揺れる影
一瞬 頬に見えた{ルビ滴=しずく}は 涙なのか汗なのか
( {ルビ嘗=かつ}て 一途だった少年の恋は
( 夏の夜 ....
つやつや
ぴちぴち
ほっこりさん
幸せの資格は誰もがもってる
暗いトンネルの先では
美しい光景が迎えてくれるよ
こころを削り
周りが見えてなかったよ
....
ぼくは詩人
偉大な存在はその偉大さがゆえに
すべてを理解しきれない
今日もまた
夜の散歩をしていると
池に出会いました
林の中
そこには池がある
星のない夜はもちろん
....
今日がちりちりし始めたので
お昼のことは迷わなくてもよくなったらしい
相談をすることもなく蛇口をひねると
一目散に今日を冷やしている
水切りをしたざるの隙間から
麺がいやらしくはみだしたのに ....
食うか食われるかの
勝負が掛かっている
愛はゲームではない
愛は増える物である
今日はめでたい日
待望の日
復帰の日
寿司だ寿司だ寿司持ってこい
尻に火が付いているのに
他人 ....
僕はいつからか
裸足を履くようになった
田んぼの後ろで揺らめく
蜃気楼はオフィス街の
青い結晶だった
暑い…
昨日の夢では七の地蔵が
後ろを振り向く
(赤い涎掛け)
蝶が花に ....
昨日 から逃げて、今日になる
今日 から逃げて、明日になる
明日 からも逃げて、逃げて、逃げて
気がつけば 次の月
これの繰り返し
そして僕は ただの年寄り
....
ざぶん
ざぶん
さらさら
さらさら
波は寄せて
砂は浚われて
すっーと記憶を読み返せば
海水の味が甦る
ざぶん
ざぶん
....
やがて
夕闇に閉ざされる海の
光る航跡を追いかけて
白い波間に漂う一人ぼっち
私の貝殻は声もなく
火が着いたなら燃え尽きるまで
哀しいくらい切ない炎
叶わないとわかっていても消えなくて
どんなにあなたは遠くても
静かに激しく心を焦がす
恋い焦がれて恋心
この身燃え尽きる ....
ことしはまだ梅雨明けの宣言がない
そのさなかにあって
不透明な吃音で
....
笑えるうちは
泣けるうちは
あきらめません
だから
あなたも
あきらめないでください
....
やわらかい風の音に誘われ
仰ぎ見る雲の白さに時を想う
軽やかに歩く子どもにすれちがい
友に会い喜ぶ顔に人を想う
さわやかな小鳥の声に耳を傾け
朝に咲く花の白さに生を想う
滑らかに下る車 ....
言葉にすべてを托すには
あんまりに吃音に悩みすぎる
無理やり水で流し込んでも
排泄も正しくおこなわれない
いのちは揺れるようにかがやくのに
確かにかがやくのに
駄々をこねる ....
ほんとうのことを知らない子供たちが公園で遊んでいる。
早く過ぎていく季節がまた舞い戻ってくるまで僕らは丘のうえで寝転んでいよう。
いつまでもつづくお喋りはまるで月と太陽のようになだらかに回っている ....
死にたくないのは何故?
なんて仕方の無いこと考えた
生まれたのは何故?
正解なんて見つからなかった
ほんとうによかった
あなたに会えてよかった
夜が ....
1.その朝
飼っていた鳥を籠から逃がし
ニュースの事件で共に泣き
生ごみはベランダの植物の
肥料として再利用
洗剤を使わず食器を洗い
お風呂の残り湯で洗濯し
手紙の返事を全て書く
....
「輪郭はね、大きすぎない方がいいと思うんだ。
両手を、こう。ゆらりと、一杯に広げたくらいの」
朝の電車は
どこかに海の匂いが紛れている
だから皆、溺れた ....
行くならば
時に 厳しく立ちはだかり
帰るならば
時に 優しく抱きしめてくれる
人はそれなしに
今を 築けない
今はそれなしに
何者も 動けない
遠く陽炎
揺らめくのは 僕 ....
昨日は切なさを
今日は愛おしさを
明後日は狂おしさを
一枚
また一枚
引き剥いだ心から溢れ出る
あかい
あかい溶液は
あなたの眺める空を
あなたの愛でる花を
染めぬいてくれるでしょ ....
男の子が砂浜で木琴の練習をしています。
裸足の男の子が、サルディーニャ島の砂浜で
木琴の練習をしています。
明後日は学校で発表会です。
砂浜は今日も白を誇っています。
その海岸線はどんな ....
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人はさっき会社に行きました。
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人は居間でナイターを観てます。
主人がオオ ....
バスのホームにゴキブリがいた
それを傘で攻撃するおじさんがいた
おじさんはこっちをチラチラ見ながら
やがて息絶えようとしているゴキブリを観ていた
ゴキブリが最期の力を振り絞り
....
かわぎしに座って
水面のぎざぎざを
ながめながら
お弁当を
食べていると
くろい2匹の蝶が
ひくい空からあらわれて
ぼくの周りで
くるくる回る
たまごやきは ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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