友人が、
た〜ぱら〜ぴーてー♪
ぺロパパパテ〜♪
「この曲なんだっけ?
歌詞わからないけど」
と言って、
そんな歌を唄いだした
なんて適当な歌詞だろう
なんて勝手なんだ
馬鹿じゃな ....
血まみれでスキップする
お母さんを真似して
とりあえず血まみれになる
その子ども
血まみれの足跡で
コンクリートの上に
楕円を描く
血まみれのお母さん
一定の速度で
キープ
....
カミサマなんていないって
きみはいうけど
ぼくには昔から神様がついている
おさない頃に神様だよ、と渡された瀬戸のにんぎょうは
きょうもぼくに崇められている
カミサマは万能じゃ ....
うつむいてしまうとき、
あなたの笑顔をおもいます
あなたはわたしの
元気の素です
わたしも
....
人生思い返せば 嫌なことが 思い出させる・・・
しなかった後悔 してしまった後悔
いろいろあるけれど
それが私の生き方 周りをうらやましがったって何も 変わらない。
我慢して ....
夜の街 爛れた皮膚に
舐めまわす猫の舌
黒ずんだ河 溺れ回る星々の
虚しさを大声で叫ぶ
ノートの上
無数の赤い虫を
叩き潰して書きなぐる
夢見心地 愛の詩
夜の喧騒
沈黙は煩 ....
春の陽射しに包まれた
消えゆく雪のその薫り
蒼白の日々の儚げな薫り
ひんやりとしたあたたかさは
春の命にとけて
空の色になって
泥に塗れた冷たさは
思い出を残すこともなく
....
「こんばんは、お久しぶりね」
聞き覚えのある声に振り返ると
おんながひとり乗っている
「今日ぐらい早く帰ってきてね」と
妻にせがまれたのに残業を強いられた
可愛いひとり娘の誕生日だっていうの ....
夢を見ているだけでは
消えてしまうから
夢を摘みにゆこう
その夢は遥か遠くても
君のすべてが始まる
夢に終わりはないはず
夢を見ているだけでは
忘れてしまうから
夢を育てにゆこ ....
道端に捨てられた子猫も
捨てられても なお
呼吸を{ルビ止=や}めない
それは命の止め方を知らないから
生きることがすべてだと知っているから
それでも{ルビ人間=ひと}は命を止めてい ....
こんなに綺麗な夕焼けなのに
こんなにいい景色なのに
なんでだれも感じないんだろ
みんなどうして異国を求め無理やりに違った景色を求めるのか
こんなに綺麗な夕焼けなのに
こんなに ....
救われたいために
あの町を出たんじゃない
ましてや逃げたかったわけでもない
ただ、確かめたかった
私はもっと素晴らしい私に
子供の頃に憧れた大人に
じっとりと動けないような
貝殻 ....
遠くても 近くても
聞こえているよ
声のない叫び
決して助けを求めない
孤高の魂
「タスケテ」と
叫んでしまえばいい
弱みを見せてしまえばいい
同情を引けばいい
安っぽい慰 ....
うやむやに熔けてしまっていませんか
その夕暮れに
指揮棒に従うことで
いくつの雑音を聞かずに済みましたか
なつかしい歌たちに包まれたい日があります
拒みたい日もあります
....
?.無意識の夢なのだと気付き
茹だる暑さに目を覚ます
僕は何かを見ていて
僕は何かを知っている
時計の針は回っていて
午前三時の音がする
?.無意識の夢中 ....
涙流しながら
雲は
星にも空にもなれずに
僕と一体化する
僕は海を見た
とても静かな海
山も
羊も見た
そしてあなたを見た
ちぎれながら
....
プールの水底でわたしはじっと空を見上げる
水面は太陽のひかりを反射して
きらりきらきら眩しく輝き
いっそう深く深くにわたしを沈めゆく
人魚になれれば涙も忘れて
このちっぽけな塩素の海 ....
電話が切れたとき
私じゃだめなんだって
思った
この人には
私じゃ・・・。
やっと
仲良くなれたのにね
さようならと
言えばいいの?
....
ガソリンが 値上がりし続け
保険の お得な前納システムにさえ
不安で 躊躇してしまう
変動したら 上乗せして払うのか
道路工事で 渋滞の通勤道路
わずか数十メートルの道を整えるため
....
ことばのひとつひとつに立ち止まるあたしは、
昔からあまり小説が読めない。
『物語を読むことは種を蒔くことなんだよ』と、いつだったか
あなたは言った。にくしょくじゅうのキバみたいに研がれ ....
君の瞳、
澄み切った
水面の
ゆらぎ
表面張力の
限界を
僕の心が
試すの?
君の瞳、
澄み切った
心の
ゆらぎ
僕たちが
息を止められる
....
車を運転していても私はすぐ近くばかりを見ていて
遠く先まで見ることを指示されてようやく
改めて世界は広かったことに気づいた
それは指示されたことに従っただけなのだが
狭い世界で怖がってしが ....
せかい、というビンのなかに雨がふります。
あおくとうめいな悲しみが、
ガラスの内がわにすいてきとなって、
したたっていきます。
ビンのなかでも、
そらは、どこまでもはてがないようで、
....
イワシの缶詰を
買ってきて
もらった
イワシの缶詰の空き缶は
魚臭いから野良猫が咥えて
行くんだ
カランコロンと音を立てながら
猫がイワシの油を舐めるんだ
たまご
ようちゅう
さなぎ
うか
烏揚羽
とまった
ゆびさき
あけた
まど
ゆらっと
かしぎ
ひらっと
はためき
さっと
こうか
ぱくっと
たべた
....
ぼくは詩人
自然が創り出す芸術は
言葉が生まれる前から存在し
言葉では表現できない
今日もまた
夜の散歩をしていると
蛍に出会いました
夏の夜に飛び交う光が
弧を描き
....
ひかりの断片がまちまちに彩る景色の
これ以上無い非日常さに腕をひかれたように
散らかった部屋を放ってわたしは外に飛びだした
今日の天気がうすくもりなのか
目にかかるレンズのうすくもりなのか
....
あのハチドリの夏を思い出してみる。
誰もいないブランコ。
懐かしいプールのにおい。
今にも切れそうなゴムとぜんまい。
偽造された空を
どこまでも飛んでいった
僕のハチドリ。
君は ....
せんぷうきって
千回
言ってみて
せんぷうき
せんぷうき
せんぷうき
せんぷうき
せんぷうきって
千回いってみて
繰り返し
せんぷうき
せんぷうき
せんぷう ....
雲色のミルクをコトコトと温めて
お鍋はグツグツと音を出す
夜空を優しく撫でる様に流れ星が堕ちる
三回願い事を声にすれば願いは叶う
でも、本当の願いは胸の中に在る
北風は窓枠 ....
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