わたしは眠ります。

目を閉じ、
膝を抱えて、
冷たい液体に浸され、
ふゆる堕ちて、

目を見開き、
網膜に最後の瞬間を焼き付け、
固い地面に叩き付け ....
縦横の旅路
行き果てて 満ちて
隅々へと
生命の破片を渡してゆく

透明に
ただ透明に 
誕生をはらんで
水面は揺れる

らせんを描いて
かたちを変える{ルビH2O=エイチツーオ ....
隕石降ってくる
飛んだ頭が飛来を感知する
インパクト
衝撃
パワー
物理的な法則と算出で魅せて
リアルよりもファンタジーを
リアルがあるからファンタジーが産まれることは置いといて
どち ....
いちばんふしあわせで
かなしい場所を知っているかい
それは穢れも痛みもない
世界だよとあなた
岩清水のようにうつくしく笑った


透明の
ほかには
なにもない世界
てりつく光が
 ....
しろくさんの呼び声に
はっ、とふりかえってみた私
まっすぐな一本道に
やあ、たくさんのあおくさん
きゃつらの群れに一膳だけまじっているしろくさん
なじみのお客のように
やあ、ふるまっている ....
おおうものが
なくなってしまえば、
ぜんしんで
ないていることをきがつかれてしまうから

ファンデーションでかおをおおい
つめにはきんいろのマニュキアをのせ
からだをコルセットでかため
 ....
あれや、
と、使いもしない関西弁で
独り言を言った。

あれや、あれや。
あれやになるよ。
あれ、を売る店をひらきます。
あれ、のトレンドを、
過去の情報から
綿密、かつ、
独自の ....
その時開いた異空への扉は
やすやすとやすやすと
ベッドから抜け出すように
(あまりに楽しみでいつもより
 ずっとはやく抜け出してしまった)
やすやすと少女を引き込む
少女は慌て ....
水玉の色が弾け、透明な液体が君となる。
退屈な午後に未知が刺激を与える。

嬉しさに身体を任せ、
近似眼が両目にガラスのフィルターを貼り付ける。
大衆の誘惑が社会に気付き、斜陽する。
彼方 ....
ワイヤーロープ
で縛ってある
壊れたガレージ
釣りに行くため
の日曜日
は、何日?
おそらく吉日だとおもう
グリーンピースをこぼした皿が平たいから
牛乳だってこぼれる
ましてこの息な ....
白いノートに綴られて
想いを馳せる言の葉に
緑の草も踊りだし
涼しい風が身を結ぶ

心は文字に改まり
文字は心と伝えあう

赤い夕陽に染められて
夢を奏でる音の葉に
青い小鳥も歌い ....
 周波数の違うささやきが耳に囁きかける
 いつものブルーなひととき

 ぼくは淋しがりや
 子供みたいな笑い声のなかで
 輝く笑顔の中に埋まりたい

 少しづつ近づこう
 僕好みの ....
まだ知らないあたしがどこかに隠れているんじゃないかなぁって

誰にもできないことができたりするんじゃないかなぁって

たくさんの人に必要としてもらえたりするんじゃないかなぁって

たっ ....
 余人立ち寄れぬ展望台

 遠くに街
  遠くに海
   遙か背後に星★
 手には一編の本

 手すりの冷感と風 醒めた匂い 空が広い

 隔絶しているパノラマ まさに絶景
  遠 ....
僕の隣には
注いだばかりの炭酸水

弾ける泡の一つ一つが
小さな生き物のように騒いでいる

生まれては消え
その瞬間を精一杯に生きている姿には
最近味わったことのない爽快感 ....
 「ひとーつ」
 「ひとーつ」

陽を数える少女と
月を数える少年が
背中合わせに座っている

 「ひとーつ」
 「ひとーつ」

海からうまれる陽が好きな少女
海にしずむ月が好き ....
何かを創り出そうとするには物語を紡ぐには
少しばかりの狂気が必要だとわたしは思うのだよ。
正常な思考・嗜好・施行は不必要
多少ばかりの異常ともとれる思考が芸術には必要でしょ?
画一的な ....
つめのなかに兄さんがいて
たいていは僕は水分がなくて
笑った。

西へ向かうサボテンよ、散れ。
インディゴの似合う女がもうすぐ
市民になるんだ。

兄さんは木曜でも
まあ、レインボウ ....
かみさまを なにいろに 塗る

わたしは 濃い青を 塗る
ふかいふかい海の底の いろを 塗る

潮のみちひきのように
わたしは 行ったり来たり している

みちひきは 鼓動
生き死に ....
車の中で二人は眠り続け
伸びる陽射しが顔に掛かり
眩しくて目が覚める

波音が耳の奥の方で響いて
君の声は擦れて聴こえずらい

本当に少しだけ優しくなれたら
傷付けずに同じ道 ....
空気中の夜光虫は
いつも泣くときに現れる


「振動しているものはなんだろう」


つうんと熱の伝導で
私はじんじんという音を聞く


黒い水にぼとりと落ちた ....
親に命令され
親は引かない
妥協を知らない
人の事を悪く言う

いじける
部屋に閉じこもる
音楽を聞く
コーヒーを飲む

弱いものを優先して
貰わないとできない。
家の親は我が ....
最後の煙草は 空に昇るまでおあずけだった
何千本と 香の煙を浴びてから

あなたをおじいちゃんと呼んだことはなくて
先生と
呼んでいた
社長で先生
おなかが出てる
父さんと釣りをしなが ....
てをつないで
ふたり
てをつないで

かわべのみちを
あるいているのだ

はしって
はしって
かたでいきして

きらきら
あせが
ひかっているのだ

ごくごく
ごくごく ....
待合室には
女の子を連れた母親と
少し離れたところに
人の良さそうなおばあさんが
座っていた

熱のせいでボゥッとなった私の目も耳も
何も見ようとも聞こうともしていなかった

「お子 ....
そら
 そう
  ほら
   みて
  ここ
 そこ
むこう
 ぜんぶ
  ぼくに
   とって
    ふかく
  やさ ....
私が 最古の 男として 存在した 後
私は 言語を 食ったので 男は 女で
私は 死んでいるんおで 最古の 男から
最新の 汚れを まとい
だが
それ故に 私の 胸部は 黒く 湿っているので ....
  あなた、アオウミガメの背中を
  匂ったことはあって?



少女は
さして、答えを求めるふうでもなく
空と海の継ぎめを見つめたまま
潮風にふくらんだ髪を
そっと抑える


 ....
          黒い太陽が投げつけている
     スライダーに似せたにびいろの雲影を
             つつじが丘のひだと
            八幡の森のぼんぼりに
     ....
いつからあったのか
窓の外に雲が浮いている

今までぼくは
何をしてきたのだろう
今までぼくは
何を残してきたのだろう

人と同じことをしていたら
人と同じことしか残せない
あの人 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「 わたしは眠ります。 」PULL.11*06/8/2 5:56
10、水 【みず】[group]雨宮 之人006/8/2 4:45
幻想疫病[group]秋也106/8/2 4:11
笹舟明日殻笑子12*06/8/2 3:22
下り坂駅手前停加藤泰清106/8/2 3:07
それはただのユメアト3*06/8/2 1:43
あれや神島 にな206/8/2 1:23
無題406/8/2 0:29
「都市」鷲田 岳2*06/8/2 0:15
まだひらくりとるつもりで黒川排除 (...106/8/1 23:52
言の葉・音の葉ぽえむ君10*06/8/1 23:40
オアシス山崎 風雅3*06/8/1 23:05
待ち人蒼依106/8/1 22:55
世界はスリーピィ・...006/8/1 22:44
「午後の炭酸水」ベンジャミン4*06/8/1 22:24
みさきりょう2*06/8/1 22:21
[ ポルカ ]渕崎。006/8/1 22:14
僕の体操神島 にな4*06/8/1 22:07
かみさまを なにいろに 塗る第2の地球306/8/1 21:58
クマのぬいぐるみ海月2*06/8/1 21:51
水性NEONくあせ@ふじ...006/8/1 21:43
文句タラタラペポパンプ2*06/8/1 20:00
先生のおなかたちばなまこ...7*06/8/1 18:42
ゆめ草野大悟6*06/8/1 18:23
病院さち14*06/8/1 17:45
水在らあらあ37*06/8/1 17:12
最古奥津 強006/8/1 16:19
回遊する少女 (アオウミガメ)[group]佐野権太30*06/8/1 12:51
赤い季節(七)信天翁406/8/1 9:52
今までぼくはぽえむ君9*06/8/1 7:02

Home 戻る 最新へ 次へ
5153 5154 5155 5156 5157 5158 5159 5160 5161 5162 5163 5164 5165 5166 5167 5168 5169 5170 5171 5172 5173 5174 5175 5176 5177 5178 5179 5180 5181 5182 5183 5184 5185 5186 5187 5188 5189 5190 5191 5192 5193 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.23sec.