チクチクと僕の心を少しずつ 傷付ける君の目は
僕の隠してることさえも 見透かしているようで
僕のこと ザクザクと切れつけるそのナイフは
僕の弱いところさえも 強くなれと切りつける ....
オマエといた夏 初めての夏。
花火祭り見に行って
河原で ドン って打ちあがった花火・・・・
その光に照らされた オマエのよこがお。
”あれ・・?こいつってこんな ....
この胸に 宿る
逸らしたくなる程の光
見えるか?
雨上がり 青い空に
思いのまま
翔る鳥
雲をくぐり抜け
螺旋を描いて舞い上がる
眼に見える 幽玄の橋
七色で 透き通って
....
風が叫びまくってる
声にならないその強烈な空気は
なんにもなくなってる僕の体を色づける
マシーンがひた走るアスファルトには
誰かの命も同じように走っていた
この不飽和で不純である世界 ....
お休みの日は 何も考えず ナイチンゲールのことを 思いながら
今の自分を 振り返る。
人のため人のためと 自分を押し殺して 虚しい笑顔を振りまく。
お休みの日は 何も考えず 缶ビール ....
あわく光の閉じられた
空のもとを
一羽の紋白蝶が舞っていた
しばしそれは
重い熱風のあわいを
ちらりちらりと映えて
切れ切れに風を読んでいたが
霊園の奥深くへ とけていった
さて
....
濡れたアスファルト
錆びた車輪
雨の空
いつもの公園
花や風さえも
なんなのだろう
触れるような
触れぬような
ぎりぎりのところに
融けていってしまう
(ああ、 ....
新しい風
揺れ落ちる、ハンモック
止まない8ビートに
甦るのは
嫉妬と希望
誹謗中傷を、
吸い込んでよ。
彼らが自由である限り、
僕たち ....
空隙
爆撃どっかんこ
そんなつもりは微塵もなくても
穴があったら入りたい
そんじゃなけりゃ
こっぱみじんだ
いつまで経っても
わかりあえぬ二人
どぶにでも捨ててしまえば
....
曜日とかそういうのを
思い出すのが苦手なのは
何もボクの頭が弱いからとか
そういう理由ではないとは思うけど
つまり弱いとか遅いとかいうんではなくて
ただ単に曜日を覚えておくとかそういう ....
名前だけで結構です
そう告げられて、少しだけ、面食らう。
ほんとうに名前だけで いいのだろうか
ほかにも必要では ないのか
私には 他にも様々な付着物があって
それらをあ ....
花火に君は独りなんだよと突き付けられた気がした
火薬の匂いに過呼吸をおこしそうになった
独りなら大声をあげて泣くことが出来た
でも物理的に一人になれなくて
涙を見せれる人はとなりにいない
....
何時眠ったのか
気がつけば朝だった
ように、最近
気がつけば他人を
ワラウばかり
笑うことも
僕は忘れてしまった
胸に響く野獣の声
闇が、僕に
何か伝えようとしている
何か ....
揚げもんが好きなやつは
セミのぬけがらを見て違う意味で高揚しているのだろうか。
セミのぬけがらだけで8時間討論する会に足を踏み入れてみたい。
セミのぬけがらを凝視するエス ....
壁には緑十字。
せわしなく響く電子音、明滅するランプ。
工場で人を動かすものは。言葉以前の。
*
あぶらぎったシニフィエが
タンクになみなみと揺れ。
それは銀色の極太チューブに ....
蚊柱の中でこぼこの肌さらして立つ
蚊よ虻よ好きなだけ
私の血を吸うがいい
痒みならば感じることができる
傷を癒やすためにではなく
傷口を広げるために
ふたまたにわかれた赤い舌が
私の ....
朽ちた栗の切り株のそばアシグロタケ
硬くて喰えないのだけど
それなりに旨いダシがでるらしいので
ちょいとひっくり返してみたら
みたことのない黒い甲虫がいて
鮮やかな赤い星を背負って
せ ....
どうでもいいこと気にしたら
ひとりぼっちになっていた
どうでもよくなく思っても
そうは思っちゃダメだった
空は青色 膝に青痰 僕は青二才
空は青色 膝に青痰 僕は青二才
自転車で駆 ....
日当払うからスケッチさせて
と言いたくなる女に出会った
夜なべわらじ編みしながら女を想うとき
浮かんでくるのはパステル・クレヨン・石膏・CG
いろんな手段で空間から切り取られた
彼女の姿 ....
最初に出遭った時は全く気にも留めてなかったのに
冗談半分か本気でかスキと言われ続けていたら
いつのまにか自分はその人のことを好きになってるではないか
今ではこんなにも胸を締め付けて離さない想いが ....
悲しいことばかり
思っている自分が
なんだかつまらなくなってきた
苦しいとばかり
考えている自分が
なんだか無駄になってきた
朝陽が昇る
今日という日が始まる
この光に負け ....
水色は
涼しい色
眠りから覚める瞬間に
見える色
ガラスに頬を寄せた時に
感じる色
貝に耳をあてて
波の音を聴く
君の姿を見た時に
皮膚の下を流れ ....
入道雲が 気紛れに
夕暮れた街を したたかに撃つ
「アタマ 冷やせよ」と
のぼせあがった 街を撃つ
その雨やみを待つ屋根の下
ため息を 吐く者がいる
その雨に撃たれて
泣かない子供を ....
かえりみち
ふと見上げた
東京の空を見上げた
東京の空だった
東京の仄かに白い
星空だった
5分間仄かに白い
星空を見上げた
ぼくの空になった
そして
ぼくの ....
此処には白い鳥篭が在るのです
小鳥を捕らえて閉じ込めませう
白い羽根
青い羽根
赤い羽根
此処には扉が在るのです
少年を捉えて銀の鍵をかけませう
白い心臓
青い ....
空転しそうな少年は
風が吹けば背を向けるしかなかった
夕日からは目を背けずに
焼け付く色を一日でも、忘れずにいたかった
誰かを愛したことはあった
それを背負うだけの重さなんて
誰にもな ....
陽炎たつ錆色の線路に沿って
かつて遠くの街まで貨物を運んだという
歴史の残痕を夏草に問う
どうして忘れられなくてはいけないの
なんて
誰にもいえない
答えられない
小さな ....
1
おもくながい 風は
淀んだ空気を気だるくふるわせながら
駆ける一輌の列車の脇で寛いでいるように思える
2
浮ついて上気した 私は
正気に戻ろうと
よろめく身体を夜の灯に預け
轍 ....
膨らむ桃色の空を背に
途切れる走査線
建てこんだ古い家屋のすき間を
心地よい轟音にまかせて
走り抜ける列車が
壊れた映写機のように
飛びだす光の窓
焼き魚のにおいに
回転しなが ....
あの暗闇に落ちていく脱皮を思いながら、
亡くし物を探すふりをしていたら、
ついに目的を見失って、
自分自身を忘れた、というよりボヤケタ。
脱皮がどんどこ消えていくマンホールの上を跨いでいく ....
5147 5148 5149 5150 5151 5152 5153 5154 5155 5156 5157 5158 5159 5160 5161 5162 5163 5164 5165 5166 5167 5168 5169 5170 5171 5172 5173 5174 5175 5176 5177 5178 5179 5180 5181 5182 5183 5184 5185 5186 5187
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.2sec.