うなじを わたる風は
なまぬるく

きみの 吐息を
想い出させる

空には でかくて
細い月

きみが たてた
背中の 爪痕のよう

息もつかずに
愛をかわす

夜露も汗 ....
思い出をありがとう
他愛なく笑える仲間
同じ夢をみて
ひたむきに走る
くったくのない笑顔
ひろがる
ひろがる
音が触れあうこの場所で
時をのせて
はしる走る
せわしい時を
はしる走る

風を伴って
私たちの時間を連れ去って!

電車は走る
今日も走る
青と金が
近づいてくる
同じ音をたて
原を越える


鉱から鉱へ
したたりつづける青があり
夜をひとくちずつ運ぶ
聞こえない小さな寝息のつらなり


水の底の金の傷 ....
あと十分で地球が滅びます。

いつものように何気なく見ていた目覚ましTVで
総理大臣が重々しい口調でそんなことを言った
朝。

あと十分だってよ、どうする?
母さんは僕を見ながら、くひひ ....
引っ越したアパートは
薬屋の二階だった
辺りには小さな商店しかなかったが
近くに大きな川が流れていて
君の心を支えながら
よく土手を歩いた

神社には大きな桜の樹があって
薄紅の季節を ....
{引用=
 壊された、

           卍


       キミのカラダから
         熱量が 急速に失われ、
          滅び行く
            ....
電車に乗って 都内へ行く

それは
ときには嬉しいイベントであったり
ときには必要に迫られた用件であったり

車内では少し緊張している
エプロンではなく ネックレスをつけているから
サ ....
傍にいてほしい人が
傍にいないから
彼のもとに行くのです

でも彼は私を愛するが故に
抱いてはくれないのです

だからは私はまた
別の彼のもとへ行くのです

彼はきっと私を愛してい ....
豆電球ほどの灯りがあればそれで十分で
傍に紙と鉛筆があればそれで満足した
ミカンのダンボール箱が机代わりで
ダンボール箱の上に布でも掛ければ一端の机になる
窓はガタが来ていているのか、 ....
木々が音を立て死にゆく
睡眠の音さえ失せる
夏の日々

僕は今日生まれて
昨日死んだ

死体の様に冷たいシーツの上で
僕はさっきまで倒れこんでいて
息をすることさえも苦痛だった

 ....
夢から覚めたその朝は
どんな夢を見たのか
覚えてないけれど
どこかにまだその夢が
自分の中にそっとある

きっと安らぎのある
やさしい夢だったに違いない
夢と朝のつながりが
頭の中と ....
日々を知らせる 薄い紙
幼心 望む日は未だ
ミシン目で 繋がった日々
びりびりと 朝方のワンシーン

そんなに楽に
切れ目を 入れられるほど
僕らも 地球も
器用じゃないさ

36 ....
 安い映画の感動シーンで

 確かにうっすらと気持ちは広がるが

 心より求めたそれとはやっぱり違う

 昔の傷が

 好きな女の子の服についていた染みみたいに

 目をそむけたく ....
  「虫はお椀の底からは飛ばないよ
     淵まで這い上がってそこから飛ぶのさ」

下戸下戸鳴いて
ホットウーロンばかりすすっている
冷え切った座敷
を無重力状態で漂っている俺
は畳の ....
今日は、夏草に混じり
涼やかな声が運ばれていった
どこかずれた休日は
雨に掴まれて、離れられない

人とは違う夢を見ている
そう思いながらもう一度目を閉じると
いつか聞いた歌が繰り返され ....
君が居なけりゃ
僕はもっともっと
寂しさに押し潰されて

君が居なけりゃ
僕はきっときっと
委ねる場所も見つけられず

君が居なけりゃ
僕はずっとずっと
一人ぼっちの気になって
 ....
{引用=夜、眠る前には忘れることなく
絵本を開く少女
はお話の最後を一度も見たことないまま
眠りにつく、早く明日が来ればいいのに、と。

空の色によく似たワンピース
がお気に入りの少女
 ....
 言い知れぬ不安に苛まれるのなら
 自然に目を向けなさい
 自然は神の身体の一部
 身近に息づき
 微かな泣き声をあげている虫たちも
 神の命を共有して
 この世界に存在している
 遥か ....
日焼けした かき氷屋の主人の
肩から流れ落ちる汗が
石床に着地すると
閉じ込められたアンモナイト等が
ゆっくりと 泳ぎ出す
冷たい水しぶきを追いかけ
飛び回る子犬の様子を伺いながら

 ....
君は僕をほったらかしにして
傘ひとつで何処かへ行った
そしたらその後虹が出て
{ルビ慈=めぐみ}の雨が空から降った

雨なんていらないから
僕と一緒にいてよ


君にわかる筈がないん ....
自分のすべては小さくて
すべてを出しても
誰もわからない

けれども
自分のすべてを出さなければ
誰にも見つからない

自分のすべては小さくて
すべてを出しても
誰にも知られない
 ....
今すぐに

妄執で世界を歪めるのは

止めなさい

その妄執は

貴方の想いを歪め

貴方の精神を歪め

貴方の魂を歪め

貴方の星霊体すら歪め

その姿はすでに

 ....
引き金は鼓動と鼓動のはざまで引かれる
愛される直前に
ためらわず
冷静に
光と影を縫う弾道が
私の頭部を撃ちぬく 
しとやかに
金属製の太陽背に受けて
金属製の大木に
金属製の蝉が叫ぶ
金属製の僕の差し歯輝く
金属製の汗を流す

全てふやけている
全てふざけている

僕の好きだった女の子
自己啓発セミナーに ....
海が仄かな火を抱いて流れる。
流れは、わたしの新しく柔らかな意匠を溶かして、
かわいた青い夏をひろげる。

みずを失くした海が流す、青い夏は、
白昼の街に横たわり、死者を語り、
練られた風 ....
白いシーツの上にしな垂れたキミを
優しくゆっくりとそこへ

抗う事なくシーツに埋もれて
髪の乱れも気にせず
見開いたその瞳には何が映っているのだろう
歪曲する部屋の家具が畝って渦になる
 ....
琵琶法師の
琵琶の音が
響き渡る
無常の声

鐘が鳴る
美しい朝日
湧き上がる鼓動
命の芽吹き

めくらでも
感じられる
無言と騒音
心の音を聞く
水鏡の裏側からわたしは見ている

黄色い土壁と
くすんだ緑の屋根を
潅木の足元に散り落つ白薔薇を


誰かの足音は
水面に波紋を広げるのだが
雨のひと粒ほどに
まるく響きはしな ....
ネコが網戸に張り付いている
白いネコだから

ネコが網戸と化している
曇り空だから

ネコは宇宙からやって来た
よろめくような遠方の
夜空しかない白昼の星を発ち
土管経由で

「 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
8月の爪Lucy.M...406/8/9 20:44
ラスト・ステージ春日野佐秀2*06/8/9 18:01
The☆Train106/8/9 17:58
道と羽木立 悟306/8/9 17:51
地球が滅んでしまうまでにやること美味11*06/8/9 17:47
支え続けるもの[group]佐野権太44*06/8/9 12:48
落ちてきた場所/追憶atsuch...2*06/8/9 10:46
川をわたるさち7*06/8/9 10:39
分散恋愛[group]ANNA106/8/9 10:36
豆電球海月3*06/8/9 10:10
僕は今日生まれた結城 森士2*06/8/9 9:47
夢を夢見るぽえむ君10*06/8/9 6:55
15、カレンダー 【かれんだー】[group]雨宮 之人1*06/8/9 4:11
負け犬が初めて泣いた006/8/9 3:36
バグと隠蔽的擬態ヌヌヌ206/8/9 3:21
サイレント霜天306/8/9 1:54
君が居なけりゃ松本 卓也1*06/8/9 0:22
しましま夕凪ここあ8*06/8/8 23:47
「この世界の音はすべて私の音」ジム・プリマ...006/8/8 23:05
ジュラシック・パーク千月 話子9*06/8/8 22:55
狐の嫁入り宙空 心1*06/8/8 22:20
自分のすべては小さくてぽえむ君4*06/8/8 22:09
異界の魔人ジム・プリマ...106/8/8 22:09
射手A-29306/8/8 22:00
ステンレスたかよし4*06/8/8 22:00
青い夏前田ふむふむ15*06/8/8 21:47
リターンAKiHiC...306/8/8 20:36
琵琶法師[group]ペポパンプ4*06/8/8 20:00
堕在・黄色い壁の家銀猫16*06/8/8 19:40
神の許しA-29406/8/8 19:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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