ロマンティシズムの盾
センチメンタリズムの剣
キューピットの矢を弾き飛ばす
乙女の強固な防衛心

ねえ、臆病な娘さん
あなたの夢見る想像力の翼が
その純粋な心を覆い隠しているから
生々 ....
 街 山 海
 
 陽炎の街
 輝く緑の山
 エメラルドグリーンの海

 真夏の真っ只中に置き去り
 後ろのポケットから夢が零れ落ちる
 
 開けた空に飛行機雲
 空に国境がで ....
たまごを
割るように

涙を
流す

そんな人が
好きだ

誰かを
傷つけもせず

自分も
するりと

誰かに
溶けて

真ん中に
咲いて。
炎天下の路上に 
{ルビ蝉=せみ}はひっくり返っていた 

近づいて身をかがめると 
巨人のぼくにおどろいて
目覚めた蝉は飛んでった 
僕の頭上の、遥かな空へ 

瀕死の蝉も、飛んだん ....
あなたの古い帽子の色を
新しくし続けている
寂しいことがいつも
正しいこととはかぎらないけれど

もう少し、窓を、開けて
虫たちのお葬式が
時々見えるから

小さな座卓では
行儀の ....
明かり消えていく街角の電灯

軋む踊るその心のマーチ

空が夕に染まる街の中心

駆け抜ける僕の未来の形

不安で泣いた夜も

深く突き刺さるトゲも

早くぬきとっ ....
ぼくは歩き続ける
歩き続ければ
何かがあるかもしれない
何かが見つかるかもしれない
何かを感じるかもしれない

立ち止まれば楽だけれど
止まり続ければ
昨日のぼくのままで
今日という ....
神学を齧ったからと言って信仰心が深まるわけでもなく
かくて私は見事に無神論者となり如何なる神も信じない

愛を信じないがゆゑに
人生も信じない

私は恋を信じず
美人も信じない

馥 ....
雨が降り出したら
お互いに傘持っていても
相合傘しないともったいないよ

誰にも邪魔されない
二人だけの空間
触れ合う身体とココロ
いつもより少しだけ雨、喜ぶ

あなたに縋りついて歩 ....
黒い羽根を持つ蝶を捕まえた
指先に鱗粉で黒い粒できらきら

細い脚で必死で逃げようともがく姿
生きようとしている命を奪う権利は僕にはない
傍にあった釘で羽根を樹に打ち付けた
あまり暴れると ....
浜辺に群がる人波が
ひとしきりうねって退いたあと

待ち兼ねていたように
波音は膨らみ
熱を孕んだ砂の足跡も風に消されて
浜は打ち上げられた藻屑の褥(しとね)になる

風が
湿り始め ....
深夜、笑いが止まらなくなって
救急車でどこかの病院へ運ばれた。
診察室でキスをしている看護婦と女医が裸になり、
救急士たちは担架にのせた僕をかついだまま
いつ果てることもない彼女たちの行為を黙 ....
ネコという動物には日陰と日向の区別がある
犬にはそんなものはない
日陰だろうと日向だろうとかまわず歩くだろう

夏、日陰から日向へ移動したネコには
移動についての想いもあれば
移動による変 ....
?

その駅の名前の由来は周りに木がたくさん在るため
と、言い伝えられている
その駅を降りる
と、青々しい匂いが鼻を掠めた
大きな木陰や小さな木陰はユラユラ揺れて
夏でも涼し ....
にゅうどうぐもが
もこもこ
もくもく
ぼくらの
ゆめのように
いきおいよく
たちのぼる夏

きみの
だいすきな
甲子園

ふたりで
応援しよう

ふるさとの
しょうねん ....
風と雪に耐えながら進む
なんて辛いんだ
人生って こんなに辛かったっけ
そうだよ 人生って辛いんだよ
歩くだけで疲れるんだ
傘をさせば飛ばされ
傘を閉じれば雪にぬれる
幸せはどこに
僕 ....
生きている価値なんてない
卑屈になって部屋に篭り切りで
そんな貴方にも差し出す一輪のガーベラ

生まれてこなければよかった
そんな人はこの世には誰もいなくて

手に入れなければよかった
 ....
何も知らないままあなたは 私
ゆっくりと腐食してゆく から
見違えてしまうほどの あなた
優しい気配を蒔いて 贈り物を
落ちた手のひらと ひとつだけ
開いた瞳孔だけ 帰れない時間
私が食べ ....
自転車の私と
白い軽自動車の先生が会ったのは
広い水田の中の十字路

偶然にもかごには
できてきたばかりの詩集
それはコピー誌で手作りで
でも 作品を集めてお金をだしあって
イラストを ....
ろしあ

3回目で火のついたタバコ
煙を体内に流し込み
遠い過去の知らないときにすれ違った車体と ....
銀鱗が剥げ落ち、腸(はらわた)の腐臭
 脱殻のニッポン 
  //お気楽な人ごみに塗れて

クロームメッキと黒黴に覆われた街
 酸っぱい梅干と目刺し
コメの飯、IH釜で炊いたシャリの艶々
 ....
よく分からない、ということを
よく分からないだけ口にして
僕らはどのようにして、というようなことを
常に曖昧な部分ばかりを気にするために
ただ少し、西によって歩き続ける
ときどきに、冷ややか ....
101回目のセックスは

マンネリの空気が溢れかえっている

営む愛は空っぽで

タンクの底を無理やりにつつく


行為の終わった頃

貴方は煙草を唇で挟みながら

「セック ....
それは今でも
ザクセンの古城の地下室で回っている
どこからもエネルギーを補給されることなく
永遠に回る大車輪
笑う者は笑うがよい
無から動力は生まれないなどという
君達の愚かさにはうんざり ....
いつも一生懸命予定を立てて
ひとつひとつ階段を登るように
こなしていくあなたへ

肩の力を抜きましょう

予定は未定であるわけで
至る道が閉ざされちゃったように感じても
今の一歩をどう ....
からからと跳ねつつ下り
流れゆく清らな水の
その音に誘われたのか
遠くから鳥も近寄る

さらさらと弾みつつ行き
進みゆく青らな水の
その色に魅せられたのか
高くから雲も眺める

ゆ ....
本当に美味しい朝食 最高! サイコにさせる。 
2階の窓からアスファルトへ ダイブ!
足が折れた いちゃい。

パッカ。パッカ。

お馬さんごっこ 突き進むぜ おれ
いつの間にか 君はお ....
僕のタラコ唇がもぐもぐと動く!
抵抗するアスパラガス
主張するマヨネーズ
おでこに咲いたコスモス

体中に太陽を浴びる ピカピカ! わたしは鳥女
ぱたぱた ぱたぱた ぱたたん たん ....
僕達はまた 戻れない過去に涙する

出会うとき 僕達は出会うべくして出会ったのだと
無意識に確信した。

僕達は逆らえぬ運命に しっかりと手を掴まれているから
決して離れ離れにはならないと ....
押し寄せる人波を
私は独り、逆流する。 
東京駅の地下に蒸す夏。 
目の前の{ルビ陽炎=かげろう}を掻き分けて。 

日常の流れに{ルビ弾=はじ}かれて、立ち止まる。 
重い{ルビ荷物=ト ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ロマンティシズムの盾AKINON...206/8/14 22:38
ある夏の日山崎 風雅706/8/14 22:23
たまご仲本いすら806/8/14 20:27
路上の蝉服部 剛14*06/8/14 20:26
追憶たもつ706/8/14 20:11
都会のミラーボールこめ906/8/14 19:12
ぼくは歩き続けるぽえむ君3*06/8/14 18:49
ロゴス三州生桑206/8/14 18:48
相合傘夏川ゆう106/8/14 18:39
AKiHiC...306/8/14 18:11
湘南、夏銀猫17*06/8/14 18:09
病院atsuch...3*06/8/14 17:32
ネコ時空A-291*06/8/14 17:08
森林駅西口徒歩五分海月2*06/8/14 16:29
応援草野大悟1*06/8/14 13:52
風雪きみ306/8/14 13:21
ガーベラAKiHiC...306/8/14 11:43
楽園に行こう雄太306/8/14 11:27
なつかしいひとへ砂木18*06/8/14 8:44
ろしあ瓜田タカヤ006/8/14 4:47
許されぬ夏atsuch...2*06/8/14 3:33
白夜霜天406/8/14 1:33
101回目のプロポーズ完食1*06/8/14 0:32
大車輪紀ノ川つかさ506/8/13 23:26
*あなたへ*かおる8*06/8/13 23:03
清らな水を追いかけてぽえむ君7*06/8/13 22:37
お馬さん!手に入れました[group]狩心4*06/8/13 22:08
明るい朝を迎えたい3*06/8/13 22:05
後悔ウデラコウ1*06/8/13 21:57
東京駅 服部 剛11*06/8/13 21:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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