未来は雷雨とともに降ってきた
次から次へと
激しく地上に落ちてくる未来

あるものは大地に地響きを唸らせ
あるものは風に吹かれ
ゆらゆらと漂いながら
音もなく落ち
誰にも気づかれないま ....
地上の楽園
天界の監視者
踊る阿呆に見る阿呆
自由 個性 夢
同じ単語が並ぶ街角
溶け込む影がまた一つ
何を失くして何を得るの
見下ろす青は何を思うのかな?

人間っておもしろい
 ....
パンに トマト ぬるぜ

カタルーニャ式 だぜ これ

オリーブオイル かける よ

バージン エクストラ です よ

たまご も 焼いちゃう 

べーこん イベリコ豚 だよ 
 ....
ゆらり
夜の風が吹いた
───秋の、少し燻んだ色の、淋しげなにおいの風だった

8月の盆過ぎ、夜半
クーラーを止めて、窓をあけていたんだ、窓を───
扇風機ひとつで
扇風機ひとつで

 ....
見つからない
見えない

どこを探せばいいのか

私は何も知らなくて
それでも
貴方に
すべてを差し出している
これは私の意思


伝わらない
伝えられない

コトバとコ ....
夕立にぬれた雫で
木々が深く息をしている



この道を歩いていたら
貴方の事を想っている

貴方に名を教えた花は
今年もまた咲いている


言葉を募らせた秋も

歩み寄 ....
 きみと別れて

 きみと別れて
 街の風景はモノクロになった
 一日も忘れることが出来なかった
 男はそれでも涙は流せない
 
 自分なんていないほうがいい
 そう思った
 
 ....
乾いた呼吸を赦されぬわたしは
ひっそりと
森に息づく
指先をうねる樹の根へと触れると
わたしの左の乳腺がほの暗く湛えるひとつの塊を
まるで心の中のしこりが権化したかのような
小さく痛みをも ....
あなたの書き残してきた言葉のなかに

彼女を見つけるたび

悲鳴を上げ 逃げ帰り ベッドの中で震えるのですが

ひとかけでも、と思うので

今日もまた手繰り寄せます。




 ....
今も君の悪い癖が 頭から離れない

からかった事、謝るよ

今さら

なんて言わないでね
     
  +。
    ☆:
゜    ゛
   .+

 城の階段に死の影がゆらめき
 か細い蝋燭の焔の先
 白くかがやく明るさのうちに
 //灯るのは、
 健気でつよ ....
自転車から転げ落ちた
右の頬の痣と 切れた唇
またそんなに酔っ払ってさ
殴りあう暇があったら
海を見な
切れた唇に
寄せる さざなみ

笑い声は
痛いこともあって
七色 ....
頭を下げるワタシ
カッコわるいワタシ
けど本当のワタシは
そんなとこにいない

本当のワタシを
わたしはちゃっかり
たとえば満月の夜に置いてある
たとえば公園のブランコに
たとえば詩 ....
                           (喪失の物語)



彼女が大切にしている
ガラスの瓶には
嘘のかけらがたくさん詰まっていて
かけらをひとつ噛み砕くたび
嘘をすら ....
そうやって嗤ってくださゐな
そうやって叫んでくださゐな

私が此處から動かぬやうに

白ゐ光に捕らわれ
赤ゐ血を流せばよゐのでせう

でも殘念
私を切り裂ゐたとて
黒ゐ黏液が一粒零 ....
そこかしこと 答えよう
こんど
愛が どこにあるかを 聞かれたら

そこかしこ そこかしこ
痛みの背中をさすりながら
そこかしこ
トイレを掃除しながら
そこかしこ

入道雲
道祖 ....
あなたを 膝の上に乗せると 少し重い
でも その重みと同時に ぬくもりを感じる


其処に貴方が居るという存在感


目の前には あたたかく 小さな背中
その 優しい背中に 甘えていい ....
一冊の本を見つけた
夕日の中で時を止めた部屋の中
汗の臭いを体中から漂わせて

表紙には題名がなくて
中身は幾何学的…というより
シュルレアリズム的で
一切の意味を捨て去った文章で
裏 ....
田舎まちに転居して別々の日だが 初めてわたしは見た
     大通りのど真ん中で 車のいけにえとなった
                  殿様蛙の煎餅と
             野鳩のむごた ....
殺風景な待合室で順番待ちをしている
席を二つ離して神経質のチヨさんが座っている
ある一定な距離を取る事は何回か通う様になれば自然と目に入る
どんなに混んでいてもチヨさんの両隣は二つは空いている
 ....
息を張り詰めて高まる鼓動を押さえ付けて刃先で少しだけ小指を切る感触。
頭上には遙かな空と星とそれ以外の色々な何か。


心臓の音が聞こえるのは耳を澄ますから、ねえ
時が止まらないのは ....
 なにもない。なにもないということは、なにかとなにかの間であり続けること、間を巡り続けること、遊行すること。
 そこではなにかであることは雪の如く舞ってゆく。雪の中のように何処が境目なのかはっきりし ....
部屋の片隅で
ぼくらを見回して
夏を切り刻んでいくマシン
どこまでも薄くスライスして
やがて八月は
欠片さえもなくなっていく

 その副産物として生まれた風を
 うまい具合に利用してい ....
朝から風鈴が鳴るも
どこか寂しげなその音は
いつもよりも小さく
張りがなく聞こえる

昼にはセミも鳴くも
何か物足りないその声は
いつもよりも遠く
弱ったように感じる

夕方のテレ ....
空を眺めてると
涙が出そう
 って君は嘘をつく
ときどき
そういう意味のない嘘が
心地よくてしかたがない
今日も
暑い一日
蜩は
まだ鳴かない
相変わらず僕は間が悪く
グラウンド ....
金色のマテリアと乳白色の幼体群を格納した、
寓話の種「蜂」の巣を模したかのようなジュンク堂書店で
旧世紀 父の遺したネクタイを緩めながら
新訳されたアダム・スミスの、課税に纏わる明察に舌を打ち  ....
蛾に生まれたかったものが紙に生まれて
灯りのそばにじっとしている
葉の波が
聞こえては消える



嵐は水の鳥のあつまり
道の先にいる空は
蒼にむらさき
森と同じ背 ....
 夜になると風が出て
 {ルビ毬栗=いがぐり}は落ちてゐた
 次々と
 加速されて
 硬く冷たい実が
 ぱらぱらといふよりは
 すぽすぽと黒土にはまりこむやうに
 降つてゐた
 流 ....
昆布の匂いがする、と

おんなの言うままに
おとこはそっと確かめてみる


漁師町で育ったおんなは
季節ごとの海の匂いを
知っている

おとこは
ただなんとなく海がすき、とい ....
今日の夕日は
今にも落ちそうな
線香花火のよう
ポッテリふくふく
ジラジラ燃えて

せみしぐれ
ピタリと止まる
どこかで指揮者が合図した

庭の緑がそっと揺れ
ああ暑さも少し楽に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空から未来が降ってくるぽえむ君17*06/8/22 7:13
モニュメントイヴ1*06/8/22 4:16
イベリコ豚水在らあらあ39+*06/8/22 3:50
遠鳴りミキ・オキタ0*06/8/22 2:57
意思桐野晴106/8/22 2:28
小径の人藤原有絵7*06/8/22 2:28
もう戻らない山崎 風雅406/8/22 2:21
森に為る山本 聖3*06/8/22 2:17
あなたと、そのことばについてコトリ1*06/8/22 2:07
_葵 悠貴006/8/22 1:56
The Lady of Shallot /序章atsuch...4*06/8/22 1:53
ハッカ水水在らあらあ25*06/8/22 1:47
ワタシyaka2*06/8/22 1:37
嘘の物語[group]アンテ406/8/22 1:13
箱の中七生106/8/22 1:00
 そこかしこるるりら1006/8/22 0:41
ぬくもり1*06/8/22 0:31
謎本freaks...106/8/22 0:25
黒い軋み(十六)信天翁106/8/21 22:54
妄想患者[group]海月006/8/21 22:17
真 空有邑空玖106/8/21 22:12
SLITWARD HOpanda106/8/21 21:46
八月の記憶230006/8/21 21:18
次の季節へぽえむ君14*06/8/21 20:41
ときどきAB(なかほ...706/8/21 20:40
冷灰の巷吉岡孝次0*06/8/21 20:38
晴れた灰の日木立 悟406/8/21 19:50
毬栗の毬ばかりなる里を出る杉菜 晃5*06/8/21 18:00
海の匂い[group]千波 一也18*06/8/21 17:15
なつななごうめさくらほ12*06/8/21 17:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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