願いは祈りになって
祈りは涙になって
涙は刃になって
刃は人になって
人は願うことが出来る
寝不足とアルコールで
回転の落ちた頭に鞭打って
必死で描く
破裂するイメージ

見たこともない生き物が
エベレストの天辺とかで
破裂するイメージ

凶暴で
残酷で
それでいて
 ....
雷鳴が轟き滝の様に雨が流れる深夜

その子はこの世に産声を上げた

喜ぶ父親や親族もなく

母親もこの子を産み落とすと

力尽きてなくなってしまった

この子は一人ぼっちでこの世に ....
風が みえる。

小麦畑が 風の かたちに
なぞられて ゆく・・・

{金色=こんじき}の波は
ささやいて いたのに

なぜ、 わたしは
ささやかなかったのだろう 君に・・・
愛を ....
青空と風と光と・・・
さうして夏はやつて来た
麗しき少年の日々よ
君の白いうなじを光らせ
駆けて行く あの鬱蒼とした森へと

君の涼やかな瞳が笑ふ時
・・・それは光に似てゐた
君の白い ....
よこしまないそしぎ
誰のための音も流れない
私の手をかすめ
とびはねては消えていく
苦しい苦しい泣き顔たち


曇りの朝は水を欲しがり
ひとり 作りものの他人にすがって泣く ....
プラットホームを行き過ぎる風
の形をした夜、の度に剥離する熱
を見送ってわたしたちは
さらさら、
最後の車両の跡地で長引いて
蛍光灯の微かな痙攣音とも分離しながらわた ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま

何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない

 ....
 
 
 
こんにちは


はい
こんにちは


よいおてんきですね


ええ
よいおてんきです



きょうのかぜは
なにいろですか


きょうのかぜは
 ....
今朝、夢であったお前はやたら無口で可愛らしくて、
パジャマのような上下の服と、
だぶだぶのセーターを着ていたね。
珍しく可愛いめがね姿を見たよ。
カゴを持たずに、腕に牛乳やパスタ弁当を抱 ....
ほほを桜色に染めた
小町娘が夜道をすっすーと横切って

午前零時の散歩
{ルビ映日果=いちじく}の葉に反射する
コウモリの声
超音波時計に刻まれた
わたしは悲しみに冷静でいたつもりだった ....
だから僕が書きます。

僕が生まれた時
町の中に小さな森と小さな川があった
森も川も縮こまっていて/肩身が狭そうだった
本当は大自然の中に/町が点在しているはずなのに
子供が認識できる世界 ....
それでも僕は君を愛していたいと願った

ただ、それだけのこと

窓に流れる光を眺めては
ため息ばかりを吐き出していた

恐ろしいほどに静まり返った胸を
恐ろしいほどに高まった ....
 詩が何処へ誘うというのか、
 行きつく処といえば、せいぜい
 薔薇の砂か 酒瓶の底だろう

 私達はいま この安宿で
 たしかに褥のうえに居る
 そうして眠る、嘘つきながら
 
 夜 ....
死体になることも出来ない
朝の、調子はどうだ、と聞かれても
貝殻になりきれない私では
考えているからと、通り過ぎるしかない

美しくありたい
ほんの、時々でいいからそう思って
張り詰めた ....
長い長い坂を上ると あるのだろうか?
僕らの探しものがその上に 見つかるだろうか?
星のかけらを取って 抱きしめ涙ぐむような
そんな残酷な夜を迎えると 誰も言わな ....
ふと、ふりかえると
何本もあったハズの分かれ道が
すべて
自分の歩いてきた道に
繋がって
一本であったと気づいた

ふと、前を見ると
何本もの分かれ道が
もう繋がることはないだろう
 ....
泣き虫なきみと 不思議な関係

強がりで泣かないきみはとても泣き虫で
いつも堪えた涙は
いっぱい溜めてある
ぼくのところにくるころには
体中涙でいっぱい
ぼくが蓋をあけてあげるんだ
蓋 ....
憂鬱はいつも、ライムグリーンの滲みのようにぼくたちに襲いかか
る。よく磨きこまれたボディ全体に周囲の景色を映りこませたライ
ムグリーンの車が、速度を落とさないまま滑るように交差点に入っ
てきて、 ....
二十代の頃から
わたしの思考回路はストレスに負け気味で
いつしか心療内科のお世話になり始めた

抗鬱剤 抗不安剤 精神安定剤 入眠剤 など
とりどりの薬に身を任せているのが常となり  ....
同意書を確認して下さい

忠告を受けたのは一瞬だった
その忠告は余計なお世話と勘違いして
目も通さずにサインをしたのが間違いだった

優しい瞳の奥は混沌の世界が渦を巻く
ジキル ....
今日の雨は哀しい音で泣くから
傍に居て欲しいと、思うんだよ。

頭をぎゅう、と締め付ける雨の響き方が
やけにゆっくりで
あのイントロに似ている、と思ったりする。

死は矢張り誘惑で
言 ....
彼女は二度、嘔吐して、蒼茫とした死者の距離を巡る。
傍にいる三毛猫は、
笑っているテレビを見つめて、溜息をつきながら。
(イラクから自衛隊が撤退するそうだね。
(おばあちゃんはね―。戦争は大嫌 ....
すぐに

怒る

短気な人




すぐに

放り投げる

飽き性な人




すぐに

逃げ出す
 ....
一人になって。

それでもボクは。

元気でやってます。

あなたは心配してましたけど、

生きてます。


けれど、

物足りなくて。

人肌恋しくて。

 ....
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
振り向けばきみがいて
何気なく微笑みかけながら
つなごうか って
手をさしのべてくれる

あたりまえの情景を
いつまでも信じていたかったんだ

どうか
星たちが灰になる ....
君と
君の子供と
動物園へ遊びに行く

動物園のない町に住んでいるので
キリンもカバも見たことがないからと
地下鉄に乗っている間も
図鑑で予習に余念のない二人を
窓鏡に映る姿で見つめる ....
ぽえむの国の
ぽえむの村に
ぽえむ君が作る
たくさんのぽえむ

いつでも作りたて
春はぽかぽか
夏はぎらぎら
秋はぽくぽく
冬はほかほか

ぽえむ君の家には
ぽえむを仕舞う場所 ....
砂時計をくるり、とかえして

願うのは始め

掃いて捨てた砂粒の、ひとつひとつを

愛でなおしたいと祈るから始め

綺麗なものは全て

緩やかに、隙間から零れていった

か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
リピートMélodi...306/9/20 17:22
破裂大覚アキラ106/9/20 17:20
一人ぼっちじゃない[group]ajisai3*06/9/20 15:28
小麦畑に咲いた星Lucy.M...6*06/9/20 14:03
青空と風と光と・・・未有花9*06/9/20 13:44
灰に埋もれた塔[group]木立 悟4*06/9/20 13:40
A道化1106/9/20 13:21
明日を生き抜くための魔法ぽえむ君10*06/9/20 13:15
『あきかぜ。』橘のの206/9/20 12:51
夢で会えたから素敵なんだよ虹村 凌2*06/9/20 12:32
刹那の星こしごえ17*06/9/20 9:39
才能ある男はこんな詩は書かない狩心9*06/9/20 9:31
in the endれるむ206/9/20 3:53
愛と夜の私達白雨406/9/20 2:25
トーン霜天1106/9/20 1:36
星の行方 - Whereabouts of the Star ...クリ106/9/20 1:34
桐野晴1*06/9/20 0:59
不思議な関係006/9/20 0:57
ライムグリーン大覚アキラ106/9/20 0:38
えびちゃん銀猫10*06/9/20 0:19
破棄海月2*06/9/19 23:51
雨よりはやく朽木 裕4*06/9/19 23:49
遠い手 デッサン前田ふむふむ14*06/9/19 23:45
【 信じるチカラ 】豊嶋祐匠006/9/19 23:16
ひとり。狠志106/9/19 23:15
ひまわり仏 服部 剛17*06/9/19 23:02
プリズムなるせ206/9/19 22:53
天王寺動物園に動物を見に行く[group]たりぽん(大...15*06/9/19 22:40
メイド・イン・ぽえむ君ぽえむ君10*06/9/19 22:18
『Sand glass』しろいぬ006/9/19 20:38

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