あの煙突は窓ではないのか
内に鏡が巣喰っているのではないか
めまぐるしく変わる空の色を
まるで気にもとめずに
昼の昼たる所以を
その内部から投影せしめている
あの灰色
あの煉 ....
雪の私は
あなたにウソをつく

あなたは私に
ウソの景色を見せられていることを
知らない

税務署で
納税証明書(その3の3)を
もらいに行ったとき

男の人が
パソコンを ....
 あと四年若かったら、
 僕は碇になって、港に沈んでいるだろう。
 船をしっかり支えながら
 壮大な出航式を待っただろう。
  それはおだやかな海を渡って、
 詩人という島まで、のんびり旅を ....
その部屋と
その人は動いていた

その人がここに来てからずっと
何もかもが止まることなく
動いていた

その人が
うれしいときには
その部屋も笑い
悲しいときには泣きもした

 ....
晴天
温かい日差しの中
何も考えずに歩いた

その日の深夜
五感を遮断して
何も感じないように
闇の中に潜んだ

あんなにも世界は明るかったっけ
あんなにも世界は温かかったっけ
 ....
 
 
カブはもーかる

ブキはもーかる

ゾーキはもーかる


セイももーかる

トチももーかる

ヤクももーかる

らしい


でもぼくは
あたまがよく ....
 唄声 


曙光が
窓ガラスを割つて
侵入した

籠の鳥が
砕け散つたガラスを
呑込む

ガラスは
小鳥の胃の中で
金平糖になつて溶けていき

それからといふもの

 ....
アヤカシの
パープルレインの降る中を
鮮血滴る馬に乗り
黄泉平坂直滑降
ギロチン振り子を掻い潜り
愛しいおまえの柔肌に
今宵見事な刺青を
入れに参るぞ1000マイル
ドーマンセーマン幾 ....
隅っこが好きな子豚です。

 でも、海を眺めるのは好きです。

ドングリが少し入った袋をもっています。

 今は、寝ていると思います。

 それから 日本語は話せないかもしれません。
 ....
コスモス揺らめくかの丘に
 置き去りのままに鐘が鳴る
なにも言わず別れた日さえ風に鳴らされ
君は今は誰かと
 夜に沈むのでしょう
  明日は晴れです
君なしで始めた暮らしが
君な ....
海に花咲く 

光は灯台 

波にかすれて

消え消えながらも

わずかにさす 

かじかむ手に紙

濡れてはこもる 

虹産む墨蹟 

読めねども諳ん ....
 ささやかな快楽と引き換えに
 悪魔に魂を売った男がいた

 垣間見せる仕草には
 気付く人には気付く冷たいベクトル

 遠くで
 どこか遠くで暮してみたい

 街では全ての人が看守 ....
引越しが終わって
パソコンのコンセントを入れたら
知らない誰かが言うんだ
つなげておいたよって

疲れて帰るとご飯があって
旨そうだなと思うと
知らない誰かが言うんだ
大好物だったよね ....
 
泣かない強さが欲しかった
 
あの日君が去った日から
目薬以外流していない
 
平和な優しさが欲しかった
 
あの日君を蹴飛ばした日から
サンドバッグ以外殴っていない
 ....
雨で頭も体も重いから

今日は一日眠って過ごそう



ピンクのタオルケットを

頭から全身被ったら

まるでピンク色のさなぎの様

中から見る色もピンク一色



 ....
夜になると
しげみに潜む

おおきなカエルたちが
お空に向かって
いっせいに
跳びはねるので

ぼくは少し
疲れていたけれど
虫の音に
後押しされて
遠回りして
帰ろうと思う ....
地上へ向かう木の葉が見せる
一瞬の華やかさ


揺らぎ


心の根幹は
頑丈にできているけれど
心の枝先は
いつも何かにあおられている

言葉が
木の葉のように舞い落 ....
黒板を見ると
右端にぼやけて見える 君

視界の隅っこだから
君がどこを見つめてるのか判らないけど

不真面目な君はおとなしく前を向かず
私の方へ体が向いているのだけ判る

君と私 ....
 なにかにしがみつくのを
 生きていると呼ぶの。
 そう吐き捨て消えてった博学ぶった女
 かさかさに乾いた公園の砂場に
 明らかな悪意を持った風が淘汰し続ける

 ぼくは女を想わない。
 ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー

マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる

聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
からかうように 風が吹き

慰めるように 輝く星

見守るように 見つめる月


僕は 一人 泣いていた


真っ暗な 夜の中 泣いていた


雨が ザーザー 降っていたのに ....
今まで 好きになってもらったことが 無かったから

人から好かれるのが ・・・・ 恐い


今まで 誰にも見られないように していたから 

見つめられるのが ・・・・ 恐い


 ....
9月の 硝子製の、鱗粉 に 蜜蜂の群れが 沈む
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ....
「すいません
 コイツ俺のなんでさいならっ!」
私は手を引かれ
更衣室に放り込まれました
「着替えたらすぐ帰るぞっ」
「え?あっ・・・うん」

私は急いで着替えると
水着を持って外に出 ....
願いは祈りになって
祈りは涙になって
涙は刃になって
刃は人になって
人は願うことが出来る
寝不足とアルコールで
回転の落ちた頭に鞭打って
必死で描く
破裂するイメージ

見たこともない生き物が
エベレストの天辺とかで
破裂するイメージ

凶暴で
残酷で
それでいて
 ....
雷鳴が轟き滝の様に雨が流れる深夜

その子はこの世に産声を上げた

喜ぶ父親や親族もなく

母親もこの子を産み落とすと

力尽きてなくなってしまった

この子は一人ぼっちでこの世に ....
風が みえる。

小麦畑が 風の かたちに
なぞられて ゆく・・・

{金色=こんじき}の波は
ささやいて いたのに

なぜ、 わたしは
ささやかなかったのだろう 君に・・・
愛を ....
青空と風と光と・・・
さうして夏はやつて来た
麗しき少年の日々よ
君の白いうなじを光らせ
駆けて行く あの鬱蒼とした森へと

君の涼やかな瞳が笑ふ時
・・・それは光に似てゐた
君の白い ....
よこしまないそしぎ
誰のための音も流れない
私の手をかすめ
とびはねては消えていく
苦しい苦しい泣き顔たち


曇りの朝は水を欲しがり
ひとり 作りものの他人にすがって泣く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
移行・不安(未完)[group]木立 悟5*06/9/21 15:51
 雪天野 碧006/9/21 15:08
あと四年若かったら・・・白雨3*06/9/21 14:31
四角い時計ぽえむ君9*06/9/21 13:14
晴天狩心6*06/9/21 13:09
『もーかる』橘のの206/9/21 10:39
唄声  花の枝  岬杉菜 晃5*06/9/21 7:01
アヤカシの雨が止む時大覚アキラ006/9/21 1:48
イベリコブタ 日朗歩野506/9/21 1:41
花咲く丘でRin K22*06/9/21 1:21
漂流daisak...006/9/21 1:03
幸せレストラン山崎 風雅506/9/21 0:44
全てが満足すぎて不満足なんだプル式4*06/9/21 0:36
porker faceれるむ106/9/21 0:17
ピンクのさなぎajisai9*06/9/20 23:42
水槽なかやまそう506/9/20 23:32
「揺らぎ」ベンジャミン10*06/9/20 23:28
日常哀音006/9/20 23:20
雲り空006/9/20 22:56
スーパーポエマーぽえむ君10*06/9/20 22:39
自然の中で心愛1*06/9/20 22:21
染みるキモチ006/9/20 22:14
9月のクライン六崎杏介4*06/9/20 20:41
金魚の時間(三日目)祭り[group]愛心206/9/20 20:23
リピートMélodi...306/9/20 17:22
破裂大覚アキラ106/9/20 17:20
一人ぼっちじゃない[group]ajisai3*06/9/20 15:28
小麦畑に咲いた星Lucy.M...6*06/9/20 14:03
青空と風と光と・・・未有花9*06/9/20 13:44
灰に埋もれた塔[group]木立 悟4*06/9/20 13:40

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