きみの幸福のために宇宙が誕生した
きみの幸福のために宇宙は存在する
きみの幸せは永遠のひかり
きみのステージはいまこの瞬間
きみの幸福は結果なんてもとめてはいない
ただ待っているだけ ....
狼がやって来る
身構えなければならない
狼がやって来る
銃に弾を込めて
狼がやって来る
棍棒を手元に置いて
狼がやって来る
暖炉に火をつけて
狼がやって来る
暖炉でお湯を沸かして
....
とろりと金色の滴りは オリーブや椿や葡萄の種から得たもの
蓮から採った精の封を切り ボウルに張った油におとす
傷を いつくしむこと
じくじくと痛む恨みを切りひらけば
妄念の脂が現れ 穢 ....
男の一生は
ちんぽに左右される
ちんぽの赴くままに
生かされる
ちんぽからの指令に
抗える奴がノーベル賞を貰うような
いわゆる偉い人になったりするが
大概の奴は
ちんぽには逆らえずに
....
北風が頬をなでて行くこの季節
涙が止まらない
今までの自分を振り切って歩んできた道
風の便りを確かめたくて
引き出しの下に眠っていた
古ぼけた便箋に記した ....
上越ではすでに初冠雪があったので
ここ下越でも
すぐに初冠雪が見れるだろうと思っていたら
今日遠い山々に
ちらほら白いものが見えていて
どうやら雲ではないようなので
早速望遠レ ....
ははおやは居酒屋{ルビ居酒屋=いざかや}をしていた
食卓にはいつも
カラリと揚った
塩こしょうの効いた手羽先だった
から揚げは食べたことがなかった
小学生のぼく
肉を指で ....
いつかの初雪はみぞれでした
おとうさんもおかあさんも
いつもより暗くいつもより早い
そんな朝でした
いつかの初雪はみぞれでした
バス待つみんなが
弱くなりつつあるそれを
寒そ ....
君があまりにも傾いた樹木として
僕に近づいて来たように視えたものだから
君の大きな瞳の奥の
二三の星の連れ子を伴った
密かに見え隠れする
もう一つの月の貌を受けいれる
現実という測り知れな ....
金曜日の夜は心が躍る
明日と明後日がお休みだからという理由ではなく
金曜日というその響きが魅力的に聞こえる
金星も金木犀も
近未来も禁固刑も
金閣寺も錦華鳥も
金魚も禁猟区も
同じような ....
いつまで選挙なんてやるの
いつまでハロウインまねやるの
NHKぶっ壊せいつまでNHK政見放送でやるの
空が青いこと
水が冷たいこと
人が笑っていること
急に寒かったり
季節が隣で
急いでしまうこと
優しさの前で
戸惑う誰かの
ボタンが光ること
細かいもの全てが
クリスマスに
飾れ ....
わたしは壁のなかに育った
壁の外に
出たことも見たことも聞いたこともなかったが
外があることを知っていた
夏、庇の下に燕がやってくる
燕は夏に来て冬に去る
燕が冬を過ごす地がどこかにあ ....
あなたが淹れてくれた紅茶
身も心もぽかぽかになった
ただ温かいだけではなく
愛情深いキラキラした何かが
私の深い部分を煌めかせる
どんなに時間が経っても
冷めない気がする紅茶
....
地域で暮らす障害者と住民達の
出会いと交流の場として
「ふれあいコンサート」を
開催したいので是非とも
札幌で活動している「北方派五分楽団」にも
出演して欲しいのです
暮らしの中で
....
二軍を入れると二十数名になる
障碍者者を中心にした「北方派五分楽団」は
舞台に立ってパフォーマンスをするには
舞台会場にまで来ることが出来ること
月一回の練習には必ず参加することを
義務付け ....
高い高い青空が
広がり 木々が
揺れている
秋が半ばを過ぎる頃
人は奥まる光のなか
ゆっくり揺らめき進んでいく
あゝこのかぐわしき大気のなか
暗い孤独な内面を
かなぐり捨てて裸にな ....
だれわたしのためになんか
なんにもしてくれない
でもわたしは知っている。
わたしもわたしのためになんか
なんにもしてあげていない
幸せになりたいという
わたし ....
○「夫婦喧嘩 きっかけはささいでも 根は深い」
○「夫婦喧嘩 パッと始めて パッと終わるのがいい」
○「夫婦喧嘩 先に謝った方が大人」
○「夫婦喧嘩 愛が試される時」
○「夫婦 ....
少し離れたところで双眼鏡を覗いていた、絞りやなんかの設定は出鱈目で、そもそも自分がそこを覗くことでなにを見つけようとしているのか、なにを凝視しようとしているのか分からなかった、それはしいて言えば暇 ....
汽水域でしかいきられない乱反射は
椅子に座っても安らぎにはほど遠く
手から手と瓶のなか追いかけていた
わたしの、わたし達の心は縛られることはない
そんな風に真っ向から歌う事を忘れてしま ....
詩のとき 心は旅をする
命からとおくはなれて
あるものの全てにこまかくなってよりそう
愛などは 手に負えなくて
途方にくれた
炎はもう あかるすぎて
いられなかった
はじめて ....
まつげに乗ったホコリが目に入り眼球を汚していく。感情が自然とあふれて涙になっているらしいけどなんで泣いてるかわからない。なんで?て聞かれる、わからない、とのこたえが失望になる。わからない。なんでなのか ....
流浪の果てに出會う
濱邊にて、十月の焚火
ああ何だかオレにそっくりだね
だからと云って
互いに寄り添う氣など、ない
わかりあえないから一緖にいる、
....
おや
また5分くらい狂っている
これで買ってから2回目となるけど
原因ははっきりしないが
電波時計が狂うと厄介だ
デジタルの置時計なので
いちいち合わせ直すのが面倒だし
....
背伸びがしたい
若くもないけれど
アピールでもないけれど
頑張ってみたい訳でもないのだけれど
背伸びがしたい
無理したいのでもない
あとちょっとで手が届くとは思っていない
自信だ ....
変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと
軽めの涙さえ浮かべたりしていた
青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし
後悔 ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに
出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく
すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り
光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向かいの鏡に映していた
今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ....
盗んだりしちゃだめだ
奪ったりしちゃだめだ
言葉を使ったり
力を使ったりして
暴力は僕らを馬鹿にする
誰かを偽物にしたり
殴りつけたあいつから
謝罪の言葉を聞いたりしてるうちに
舌 ....
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