雨上がりの交差点で
僕は何を 捜し求めたのだろう?
今夜 僕は 君のいない部屋で
寂しさだけを抱きしめ 眠りにつく
なぜ僕は あの時
あんなコト ....
女にふられたので、
好きで好きでたまらない女にふられたので、
砂漠へ行って死のうと、
そのままとかげとかハゲワシだとかに、
食われてしまおうと、
十月の運動会で俺は考えた。
町内会のかけっ ....
コンクリートの塀に
一匹の蝶が来て留る
この目の覚める艶やかさは
一体どこから来たのだ
これがこの世の反映だなんて
私は信じない
むしろこれは世にないものだ
....
君が聖人君子なら
わたしを掃いて捨ててほしい
ずっと石になる夢をみている
もの言わぬうちに
いっさいがっさい見限ってほしい
愚かな路頭の上で
....
ぼくの母さんは世界の果てで
アイスクリンを売っている
センサスによれば国道999号の平均交通量は
過去最高の1万台に達したらしい
世も末だねと母さんは顔をしかめるだろう
これほど ....
当たり前の衣食住
当たり前であろうと
みんな必死だね
嘘みたいなセレブたち
嘘みたいであろうと
みんな必死だね
ヤクザ役の役者たち
ヤクザ風であろうと
みんな必死だね
....
風とは
速さでもなく
強さでもなく
遠さです
風を思うとは
遥かの遠くを思うのです
日曜の午後
立川のカレー屋で行われる結婚式で
新郎新婦に贈る小さい花束を傍らに
大船駅から乗った東海道線に揺られている
向かいの席に座った空色の服の女は
携帯電話を鞄の上に持っ ....
ぼぼ
ぼぼってなんだか
可愛らしい
でも
ちょっと恥ずかしいことば
りんご
秋は実りの季節だね
りんご
とか
いい感じ
りんご
って禁断の果実
アダ ....
今日、貴方はこの世界を旅立ちました
それでもこの世界は何も変わらない
万人はこの答えに直面して受け入れてきた
若くして病で旅立つ人もいれば自ら望んで旅立つ人もいる
数十年前に一人になっ ....
武装しろ
タオルは忘れるな
攻撃がきたらすぐに飛べる靴で
喉が渇いたら水分補給
心が乾いたら叫べばいい
虚ろな目で空を睨んで
泣けない日々を送っていた
自分が敵なんだ
汗の ....
異国の風が海原を越えて
俺に吸い込まれ膨張する
暁の光が屈強な雨雲にさえぎられ
細やかな雨が、露とざす街へ静かにささやいて
永遠を
嵐のような
俺の歌は空に拡がる
届かぬ ....
悲しみも
苦しみも
怒も
憎しみも
記憶全部消したい
だけど消せない
記憶消えない
僕自身が 消えてしまう気が するから・・・
....
目眩・・・・くらくらり回ってゆく世界
回りまわったこの世界を 全部全部 かき混ぜて
幸せ
不幸
楽しさ
....
君が
君が好き。
ただそれだけ。
さりげない優しさとか。
なにげない笑顔とか。
たまに言う
笑える言葉とか。
君の全てが
好きで
好きで
大 ....
大切な人さえも 守れずに
壊れ崩れた 弱気心は
ただ ただ 傷付いて
そのたび 静かに 流れる雫が
乾いた心を 少し潤してゆく ・・・・・
”君に逢いたい”
た ....
いつの間にか
和らいだ青色に
滑るように重ねられた
白色が
ゆっくりと
南へ流れてゆく
ああ やはり
とどまることは
許されずに
見上げても
見下ろしても
吹き抜ける ....
あなたと心が通い合う瞬間、
ほら、思い出したろう?
「シンクロした時に」
って、
ほら、今も、寝ている時でも
あなたが今、どんな心の風景の中にいて
どんな空気をまとってい ....
あなたを想いだす
その限りない閉鎖の表情で
おおきく柔らかな時間の傍ら
水桶に冷えた胡瓜のように
あなたはそこに在った
変わり逝く影象に飛び込むシソフレ二―
いのりは膨大に ....
緩やかな曲率で
道は行き止まりまで続いていた
そこより遠い場所を
知らなかったので
墓標はその岬に、と決めていた
漁火の整列する底には
冷たい海流があって
行き止まりの
もっと向こ ....
あたしに
その心(ハート)をください
あなたの体を脈々と流れる
赤く熱い血を
あたしの中にも新しく
流してください
可愛いおまえよ
マグマのごとき
赤い血液を
さあ、感じてご ....
秋が咲いた 秋が咲いた
どの花よりもうつくしい秋が咲いた
春まいたたねがみのった
かわいい小粒のちいさなたねが
みのった みのった
かなしみの
さてこの気さえ狂わさん
く ....
斑に染まる山もみじ、
濃くたちこめた秋の匂いに騒ぐ、
枯れ落ちた葉のざわめき
そして悪戯な、
木蔭を這う{ルビ下=しも}風 )))
そうだ哀しみは、
雲ひとつない秋空へと昇ってゆく
....
日を追う毎に
わたしの頭は
軽くなってゆくようです
わすれていくのだろうか
こんなにも容易く
赤信号が青に変わり
裏路地は繁華街になり
たった今あったものが
次々と消えてゆき
....
容れ物のように穴のあいた胸に
こっくりと深い紅の薔薇を生けた
晒されて焼けついた
空の心を
かざりたてた
胸にあいた穴が底をうがつ時が
いづれくることを予想 ....
・
ひとあし歩くごとに
わたしの身体からは石が落ちます
からからに乾いた石は
薄い色をしています
わたしはそれを
さらさらかちかち と踏みしだき
疲労し続けましょう
名 ....
割れた爪をぱちんと切る 君の音と
呼び鈴の音がかさなる。
そんな一瞬って、永遠になるかもしれない。
描かれた以上に、物事は動いていた。
ベランダに干されていたストッキングも
風に迷い込ん ....
鳴らない電話を目の前に
ずっと返事を待っている 私がいる
電話くれるって言ったじゃない
だから 私は・・・・・
私が今 どんな気持ちでいるかなんて
....
ふと目にしたその分野が気になって
足を踏み入れたら楽しくなって
いつの間にか
一通りを知るようになっていた
学んだことは正しかった
考えることも正しかった
気がつけば背中に
「初心者マー ....
さよなら
と叫んで
返ってこない響き(ph)
{引用=
跳ねる跳ねる跳ねる少女
身重の母と
「オオカミに食われました。」
}
やっぱり嘘だ
さよなら取り消そうとも
返っ ....
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