初めてきみの後ろを
歩いてみた

「ノ」
「ツ」
「ワ」
「心」
「ノ」
「又」

いっぱい『愛』の欠片
振りまいていたんだね
日が沈み
冷めてゆく土
その上を静かに
秋の夜を泳ぐ

月はすでに
凍てついたかのように
冷たい光を
地上へと降り注ぐ

その光を頼りに
秋の海は
風とともに波を起こす

 ....
お花が一本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が二本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が四本さいて ....
素直に話せば良かった…
逝く事を直視する覚悟がゆらゆらと揺れて、ぶるぶると震えて、怖かった。と。
死が怖かったのではなく、遺される。また。そんなとてつもない孤立感を抱え切れずに怖かったのだと。
 ....
              ★

指にニットを絡ませ凍える、ニッ血の滲む 冬と冬の行間に
祈-Lieb,円型の噴水が 引力への求愛を、踊る ドルチェの有る
凍る様な朝、蒼褪めた窓の外のパース( ....
大好きだ…

どんなに叫んだって
届くわけないのに
叫び続ける

大好きだ…

僕の耳にこだまする
君の言葉

あの頃と変わらない
イチョウの木の下で

ただ君の幸せを
 ....
君と同じ舞台にさえ立っていなかったことに気付いたのは
あまりにも時が経ってからだった。

関わることで得ようとした絆は
糸のような細いもので繋がるもろいもので
何の役割も果たすことができずに ....
弁当を開けると
中に海が広がっている
故郷の海のように
凪いできれいだった
朝の静かな台所で
君がどんなふうにこれを作ったのか
想像しようとしても
後姿しか目に浮かばない
帰れ ....
ことばは いつ わたしに
なるのか あやしいから
わたしのなかの あらゆる
わたしを あらいだして
いったんは ながしてしまう
ふと庭に
光漬けになって
泣きだしそうな 彼女


まぶしいのは
もうまくがやわらかいから
だったろうか
もし
私が死んでしまっても
このせかいが
ぷつんと
終わったりしま ....
放射冷却の夜に
ひとりでいると
冷えすぎて困る
ふたりでいると
せますぎて困る
自転車操業の夜
瓦版を刷ったと
横町のご隠居が
素っ頓狂な声を
壁に貼っている
下手な声も貼る

 ....
緑色した大地の果てに住む
保護色の蛙たちが
人でなしにつかまって
赤い入れ墨で
標識番号を付けられて
無線チップを埋め込まれ
開け放たれた大地に
放射冷却の暮色を迎え

子煩悩の ....
完爾として
泡沫候補が
手を振る
ドライバーが急ハンドルを切って
横町に突進していく
地方選挙の時代だと
大見得を切る
大ボス小ボスに
一泡吹かせてやりたいと
立候補した叔父さんは
 ....
弾んで跳ねて
笑って泣いて
眠って起きて
笑って食べる

早くて遅くて
忙しなく飛び回る
居眠りをする
オレンジジュース飲む

踊って踏んで
生きて死んで
泣いて笑って
謎め ....
北朝鮮の核実験の報は
気持ちの良い 晴れた日の真昼
ちょうど 洗濯物を干しながら
見ていないテレビの音声から

物干しの最中 ベランダの手すりに
茶色い カマキリを見つけていた
むかしか ....
橙に染まる道
遠くに伸びる影連れて
陽の匂いの二人
また明日と
いつもの約束交わして

あの角を曲がれば
優しい明かりの灯る家
のはずなのに
空になった部屋、で
ひとり泣いた少女の ....
海のそこから

太陽を見たんだ

きらきら反射して

海の

蒼がもっと

さえたんだ

ゆらゆら揺れる

波ごしなら

きっと手に入るって

信じて手を伸ばしたけ ....
たぶん
あの時も天上に輝く月は
満月だったんじゃないかな

右目だけで見上げる月は
どうにも薄ぼんやりしていて
焦点が定まらなくて
酩酊感で気持ちが悪くなる

背中にまわした腕が
 ....
 洗剤の泡が
 細胞みたいにまだ
 残っている
 流しの排水口に垂れ下がり
 命乞いの甲斐なく
 数秒後
 消えてゆく
 ネスカフェの紙のふたを
 うまく破るこ ....
秋は風
そよそよと風が吹き草の丘へ
薄穂が揺れその動きに
虫たちが自分の楽器を
思うままに奏でる

秋は色
はらはらと葉が落ち野の道へ
小枝が揺れその動きに
小鳥たちが自分のパートを ....
  教室の窓から 水色の空が見える

 その空に 3羽のハトが現れた

   
   自由な空を舞う翼を持つ者たち


私も あの空を飛びたい
 誰にも縛られない 自由な空を

 ....
私は悪魔ではない
地獄の炎に取り巻かれているわけでも
コウモリの翼を持っているわけでもない
人間の中で暮らしてはいるが
私は れっきとしたマラークのひとり
今日も 無能な部下の提出する書類一 ....
それは自然のなせる業にはちがひないが

梢からまつすぐ

命中するやうに頭に降つてきた木の実

重たく硬い木の実


何か不当な打擲を受けたやうで

穏やかではなかつ ....
食堂へと続く階段で
未開封のカップラーメンを拾った
飯を喰って戻ってきてもあったら
詩だよなぁ

思った

降りる階段の踊り場に
カップラーメンは佇んでいたので
持って帰って美味し ....
 東の空から揚々と日の光りが白み始め
 僕らのこの街は柔らかに浮かび上がる
 すこし肌寒いひんやりとした空気
 胸いっぱいに吸い込んで蒼朝と一体になる

 まだ少し眠い目を大空に向ける
  ....
つよい デンプン


瞬間接着剤 的な ノリの

氏名  きょう りき子 出席番号7番

的な

食べ過ぎ (要注)表示を探す、みたいな
よく噛めとか
一日3個まで な感 ....
この汚レ物の景色の
またと見ない サヨナラだけの
日々の連絡と
グロッキーな夜明けと
どうしようもない欠伸、そして
冷えきって
重たくなった女の
尻と魔術と




 ....
彼の入れ子から 取り出されていく 三つめの人形は 
彼女の 小さな入れ子から 取り出された 
二つめの人形と 同じに見える どこまでも水平な 
仮の広場で 無限の組み合わせが 見つけられていく
 ....
残光に霞んだ視覚が荒い砂粒に吹き払われる
芥の幻が、埋没した歴史に今も残る「カタチ。
伽羅色に侵食された古代の町が 彼方に浮かぶ
鮮やかな猩々緋の空と砂のミラージュ

陽の沈まぬうちに 亜麻 ....
少しずつ
たくさんのモノを手にして

少しずつ
たくさんのモノを落として

久しぶりに覗いた箱の中には
大したモノは入っていなかった

月はやさしい灯りで照らしてくれた  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
そうだったんだ…Honest...2*06/10/15 0:03
秋の夜は海と変わりゆくぽえむ君13*06/10/14 23:36
お花がさいたよプル式5*06/10/14 23:31
逝くたまむし006/10/14 23:30
冬の天使六崎杏介606/10/14 23:28
恋に恋した季節クラウン406/10/14 22:54
 奏  者    - S p i e l e r -李伍 翔006/10/14 22:40
空腹たもつ3606/10/14 21:59
そろもん(検証の話)みつべえ106/10/14 21:20
彼女ははな 12*06/10/14 20:57
放射冷却あおば2*06/10/14 20:26
保護色の蛙1*06/10/14 20:18
カステラ一皿平らげる3*06/10/14 20:02
カクテルペポパンプ4*06/10/14 19:18
カマキリThe Bo...4*06/10/14 18:27
影ふたつ。夕凪ここあ5*06/10/14 17:48
きらきら水平線2*06/10/14 17:17
脆弱206/10/14 16:11
異様に明るいカンチェルス...806/10/14 15:17
秋は心ぽえむ君11*06/10/14 12:43
自由を舞う翼明香璃206/10/14 11:27
天使祝詞 ルシフェル[group]The Bo...4*06/10/14 11:04
頭に弾いた木の実について杉菜 晃12*06/10/14 9:59
食べる詩(オリエンタルフレーバー)虹村 凌3*06/10/14 9:33
蒼朝山崎 風雅506/10/14 7:35
強力粉ヨルノテガム006/10/14 5:39
これ406/10/14 5:19
双子砧 和日206/10/14 4:50
流砂の凍えatsuch...4*06/10/14 3:42
That's lifeれるむ106/10/14 2:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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