壁を叩いて何でも喋れ
と耳を当ててみたが

押入の二段目に上がって
寝そべってみたが

時計を裏返しにして
息を吹きかけてみたが

鍵括弧の付いている
ここだけの話だらけが

 ....
今日はスーパーで分けてもらった氷を入れて
砂糖の入ったインスタントコーヒーを飲んでいる
相変わらずシケモクに火をつけて吸っている
そうしてジリ貧の生活は続いてゆく
今年のクリスマス・イブは贅沢 ....
熱気と水分を大いに含んだ空気に覆われた六月のあの日はすでにもう遠い昔 「よう、家は見つかったか?」
とある酒場で、エインスベルはアイソニアの騎士に声を掛けられた。
その場にはオスファハンも同席していた。
「どうして家のことを?」エインスベルは尋ねる。

実は、 ....
アスペルの街には、当時老魔導士オスファハンが住んでいた。
エインスベルは彼を訪ねて行ったのである。
「なぜ、ここに来た?」オスファハンは尋ねる。
「家を買いに」エインスベルは答えた。

「は ....
一面の雪。雪原である。
実はオスファハンに紹介してもらう以前、
エインスベルはアイソニアの騎士に出会ったことがあった。
アスペルの街へ向かう途中でのことである。

雪原に突き刺さる矢。どこか ....
○「あと三日」
今年もあと三日
どうやって過ごそうかな
ほんとに正月が来るの?という感じ
オミクロンでめでたさも万分の一というところかな

○「クリスマス」
孫たちは
「メリークリスマ ....
僕の子どもの頃と比べて大きく変わったことが
たくさんある
スマホ
ノートパソコン
自家用車
コンビニ
スーパー
コインランドリー
不登校
いじめ
虐待
引きこもり
非正規雇用
 ....
夜 とか書くと負けた気持ちになる
ただの名詞のくせに
まあいいや 朝起きて新鮮な暴力のニュースを
(朝 はいいのかよ)
飴でも呑むようにざらざらと摂取し
正気を保っている
ひとりだけ
瓢 ....
恋する君が好き
あでやかに咲いてる {ルビ難攻不落=なんこうふらく}の彼女を 
守るように立つ君が好き
たとえば一〇〇夜ののちに
この眼が{ルビ盲=めし}いるならば
難攻不落の彼女の
 ....
雨が降り
雪が降り
涙が降った

あした
みんな帰ってくる

粉々になった生活を
雨が固め
雪が固め
涙が固め
それを踏み固める

さわると
するどくて、
ときど ....
彼岸でもなく

此岸でもなく

破顔なのかと思わせてくれる

コレクターズの名曲



・・・


です。
この大切な
悲しみ
無言に
ほどける
ほほ笑みの結晶




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
腹いせに、氷のような山を登る昇る
あと一歩というところで
八つ裂きにしても飽き足らないほどの
ここは聖なる場所、ここは宇宙の中心
人類が残した足跡と言われる
立ち腐れたバンガローに
疲れ立 ....
冬晴れの
青空を臨む
まったく異質の感性を持ち
私たちは向かい合う
やがて
岸辺で合流し
出帆する
誰もいない
未知の地平へ向け

巨大な富士の赤銅が
漆黒の地平に浮き上がる
 ....
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり

魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で

如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが

誰にも優しくなれな ....
 ことば

にんげん
とか
やさしさ
とか
ほほえみ
などなどたくさん
わたしが好きなことばたちがあるが
その印象はけっしてたくましいものではない
大抵いつもかたかたふるえていて
 ....
腕を伸ばして八月にふれて

燃えるようないかり
凍えるようなひかり
喜劇みたいな夕焼けへ溶け出す劇


どこにもない空を見上げる
腕はそこら中
肌に居た
まだ晴れることのない青空
 ....
「独り言」
独り言を書くと
なぜかほっとする
僕はボケ防止と生きている証しに
独り言を書く

○「物事」
物事は大きな視野で見なければいけない
地球温暖化などはいい例である

○「 ....
犬コロのように
舗道に寝そべって
太陽の光を浴びて
撫でられることを求め
身体を捩って
右斜めへ進んでみたり
すれ違う人を威嚇してみたり
左の角を曲がったところで
ちょっと小走りして
 ....
ちょっとやり過ぎじゃないかい

下界は大雪で
いろんなところが雪で埋まって
大変な事になってるよ


分厚い雪雲に
すっかり隠されて

不機嫌になった青空が
雪雲に言いがかりを ....
君はゾフィアスの剣について知っているか? いや知るまい。
ゾフィアスの剣は、アイソニアの騎士が常に身に付けている魔剣だった。
少しでも携帯者の力がなければ、すぐにでもその魂を食らってしまったのだ。 ....
エインスベルがわたしの元に入門したいと言ってきた時、
わたしはその理由に驚いた。
いわく、彼女は姉と母の仇を討ちたいと言うのだ。
そのような理由で駆使する魔法などない、わたしは言ってやりたかった ....
我が名はオスファハン。ヒスフェル聖国の正魔導士である。
しかし、今日語ることは我が事ではない。不詳の弟子、エインスベルに関することだ。
彼女は四〇歳を前にして、彼の地へと逝ってしまった。
師より ....
が、

さらに増えて

がががががががががががが

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

どっどどどどどどどどどどどどどどど

ぴんしゃん、ぴんしゃん、℃、ぴんしゃん、

キンコン♪ ....
 .... 美を探ることは、ときに醜を暴くことになる
だが、自然の中でその両方は抱擁し同化している
落葉が積もり
雑草が生い茂る
自然の中では鳥獣の糞さえ風趣の一つだ

それは人の心も同じかもしれない ....
  一


写真におさまる声はないのに
いつまでも聴こえてくる
花がひらく唄
雲がきえる叫び
沖にとどろく神なり
それから、あなたの唇のネガ

どれもいまは違うものになって
どこ ....
あんなに好きだった人を
今では角砂糖の中に隠して 
崩れるのを待っている

いつまでも
答えをくれないから
名前の知らない花を
見つめていた

怒られるより
怒らせたこと

同 ....
外皮は雪化粧でしょう
どうせ乱視の理想を素直に頷いて

きっと汚穢も含み煌々と照る
星屑のステージファンタジアであって

わたしたちは多動なギニョール。

その利き腕では強引にも
取 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ここだけの話宣井龍人10*21/12/29 18:01
ジリ貧の生活と日本の未来ジム・プリマ...2*21/12/29 15:33
想い出坂本瞳子2*21/12/29 11:38
アスペルの街にて(二)死に巫女2*21/12/29 10:01
アスペルの街にて(一)1*21/12/29 10:00
雪原での邂逅1*21/12/29 9:59
独り言!12.29zenyam...3*21/12/29 9:47
僕の子どもの頃と比べて1*21/12/29 8:03
自転車、南天いる121/12/28 23:37
トリニティ福岡朔221/12/28 23:04
粉々はるな421/12/28 22:51
世界を止めてうし121/12/28 21:41
※五行歌こしごえ2*21/12/28 20:23
屠所の羊あらい221/12/28 20:14
青空とわたしひだかたけし521/12/28 19:58
宇宙飛行士のうた梅昆布茶14*21/12/28 19:42
ことばsoft_m...1*21/12/28 17:56
晴れない水宮うみ3*21/12/28 16:05
独り言12.28zenyam...2*21/12/28 10:41
犬コロのように坂本瞳子1*21/12/28 10:04
白い試練st621/12/28 9:43
ゾフィアスの剣死に巫女1*21/12/28 8:59
オスファハンの独語(二)1*21/12/28 8:58
オスファハンの独語(一)1*21/12/28 8:57
勝手なことばたちatsuch...5*21/12/28 8:16
錦鯉が優勝したTAT121/12/28 0:12
ただ自然のままにハァモニィベ...121/12/27 23:23
写真 二篇soft_m...221/12/27 20:05
忘却ミナト 螢221/12/27 19:25
創生あらい121/12/27 19:06

Home 戻る 最新へ 次へ
490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.92sec.