かすかに 苦しく
内に 内に
とどまるな
きら きら と
光 ゆらいで
また
{ルビ水面=みなも} みあげて
まぁるく きらきら と
ゆらゆら と
たゆたう
採りたての野菜を
そのまま食べてもおいしいけれど
その食材を工夫すれば
もっとおいしくなる
おいしいだけではなく
体にとっても栄養を与え
今日を明日を動かす源にもなる
人はそれを料理とい ....
揺るぎ無いものひとつ

残して

捨ててしまえばいい


朽ちた松葉に貫かれ

濁した血に涙して

緩り終わるよりはいい


揺るぎ無いものひとつ

掌に収めて ....
相合傘 嬉し半分、ずぶぬれ半分 
   体積広いよ あいうえお
髪切った 強調半分、控えめ半分 
   誰も気付かず かきくけこ

サプライズ 言いたい半分、言えない半分 
   ワクワク ....
もしも私の子が重い心臓病にかかり
日本ではできない心臓移植手術のため
大金が必要になったなら
私は君を含めてあらゆる人に
頼んで回るだろう
どうか私の子の命を救うために
少しばかりのお金を ....
満月のキレイな夜は
 ただ何も考えず ながめよう


今悩んでるコトを忘れて
  満天の星々の中に浮かぶ月を ながめていればいい


 真っ白い月 光々しい月


そうすればもし ....
愉しいトレハロースには足が無いので
立ち泳ぎに疲れた僕らは毎晩
適当にチューニングをする
「糖分足りない甘い恋 VS 2.2*10^(-6)) 秒の私生活」とかいう特番にチャンネルを合わせ
残 ....
落武者たち
刈られ逝く者達
農民たちは鋤鍬持って
彼らを刈る
ある者は恨みのために
ある者はお楽しみのため
失ったモノのため
愛する者のため
戦は終わっても
収穫は続くのだ
寂しい気持ちが居座って
なかなかお帰りになってくれない日は

意地悪な人のふりをしてキッチンヘ

「今日は、アボガドサラダを作ることにします」

まっぷたつに切ったアボガドを左右にずらし ....
満ち欠け体温に揺らぎ
天辺から途切れる
あなたのような電燈が
バチバチと胸を焦がし
歪んだ季節に羽化しました

明け方の冷たい窓外で
燐粉を降らせたデッサン
レースから特有の孤 ....
電車は学芸大学を過ぎた
橙の薄日が
くすくす眼を射り
わたしは数年前に
逃がしてしまった犬の事を
茫洋と考えていた

毛並みの良い犬だった
ルクスと云う名で呼んでいた
或る日鎖をひき ....
湖の絵葉書が届いた

大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない

大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
音を立てて
私の胸に突き刺さる一言
ほんの些細な会話の中の
何でもない事実
その音は誰にも聞こえない
聞こえなかっただろう

恋だと知らないうちに
失った
恋だと思わないうちに
消 ....
こんな日は誰が雲を運ぶのだろう


空を見る

雲が流れて

ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと


あの場所では風が吹いているのだろうか


決して手が届くわけもなく

 ....
秋風に震えながら帰路を辿る
色づいた葉々が擦れる音が流れ
それはあまりに儚く
夕焼けの明るさに目を閉じた

海道沿いのバス停は潮風が吹き
砂が波に運ばれる音が聴こえ
それはとても美しく
 ....
昨日は其処には無かった窓から
招待状を携えて
使者の使者があらわれた
見おろすと路上はすっかり{ルビ鈍色=にびいろ}の流動体と化していて
あちこちのビルの歪んだ非常階段に
コロスが点在してい ....
朱鷺色のお腹を見せて
金次郎が腹鼓を打っていて
鼓腹撃壌の由来を思い出す

金次郎の満足そうな
お腹の色は朱鷺色で
今にも欲ではち切れて
臓物汚物を噴き出して
雲の裳裾を紅くする
 ....
こがねに濡れた葉を踏みながら

いつしか夕餉の音も消えて

百年を灯している

弱く深深と佇む街灯を数えるように

ぽろぽろと

灰色の雨粒がレインコートを滑り落ちる

街外れ ....
急いで道を歩いていたら 
目の前の車が{ルビ理由=わけ}もなく止まった 

(下手な運転しているなぁ) 

車と壁の狭い隙間をすり抜けると 
痩せこけた若い母が{ルビ咳=せき}を繰り返しな ....
窓外に 
枯れたまま{ルビ俯=うつむ}く 
{ルビ向日葵=ひまわり} 


辺りを照らす
太陽の花に
振り返っていた人々 

秋 
{ルビ独=ひと}り汚れ身を{ルビ晒=さら}しな ....
見つめ合って私ではないのがあなたです
目が覚めて一言目
やさしく囁いた


青い夢を見ていた気がする


一日の始まりに飲む苦いコーヒーが
私の中に少しずつたまっていく
あなた ....
ごめんね
今まで気づかなかったよ


赤や黄色の季節の絵の具で
みずみずしく重ね塗りされた
桜の木の葉っぱの影に
ちいさなちいさな
土色の蕾


今までずっと蕾は  ....
 見上げた天井にそれは映る
 夜更けに甘い罪を犯す僕には
 その幻が見える

 艶やかな黒い髪の毛が輝き
 そしてまた好奇心に満ちた黒いつぶらな瞳
 僕に向って微笑んでいる

 きっと ....
優しさを忘れずに生きたいと思います
外国の悲運な事故で死んだ人を想うくらいの
日本人じゃなくて良かったとキャスターは言うけれど
そこの差がまだよく分かりません

温もりを忘れずに生きたいと思 ....
イチジクの実の組立てが壊れて
甘いものだけが畳の上にこぼれた
あえなく絶えた通信の最後に
とても明確なかたちでお別れを告げて
甘いものだけがどこまでも遠くへ転がり続けた
あたりいちめんの下り ....
今、この瞬間。

誰かと誰かが、触れ合ってる。

そして、誰かの涙か流れてく。

全ての人が、幸せになれないのかな。

血や、

涙や、

心が。

流れない幸せは、来ない ....
ヒダリノマナコ
ごろごろ
太鼓が鳴るよ
ごろごろ
猫が鳴るよ
のどが

渇くよ
水が
乾くよ
洗濯物が
ひらひら
飛んでゆくよ
蝶々が
空高く
 ....
革張りの
使い込んだ光沢の黒い
二人用のソファー
そこへ 少し沈み込んで

感動に不感症の夜
僕は孤独を気取って
コーヒーを片手に
読書をする

包み込まれた
文字はただゆらゆら ....
初めてきみの後ろを
歩いてみた

「ノ」
「ツ」
「ワ」
「心」
「ノ」
「又」

いっぱい『愛』の欠片
振りまいていたんだね
日が沈み
冷めてゆく土
その上を静かに
秋の夜を泳ぐ

月はすでに
凍てついたかのように
冷たい光を
地上へと降り注ぐ

その光を頼りに
秋の海は
風とともに波を起こす

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あ く あ 。李伍 翔206/10/15 22:42
言葉をデザインするぽえむ君5*06/10/15 22:41
『揺るぎ無いものひとつ』しろいぬ106/10/15 22:14
ありがとうりん4*06/10/15 21:07
正しき君に紀ノ川つかさ306/10/15 21:02
満月のキレイな夜は明香璃306/10/15 20:31
白昼夢のランドルト環がトレハロース囁く人間006/10/15 19:43
落武者ネット詩の悪...306/10/15 19:34
アボガドサラダうめバア506/10/15 19:00
めぐりあいキメラ206/10/15 18:33
『ルクス、』吉田ぐんじょ...1006/10/15 16:31
少年[group]ふるる17*06/10/15 15:17
私のもの倖之丞0*06/10/15 14:01
風のない日ささやま ひ...4*06/10/15 13:55
冬桜海月2*06/10/15 11:55
611号室への招待状塔野夏子6*06/10/15 11:08
鼓腹撃壌あおば2*06/10/15 11:02
夜と夕陰を別つ道相馬四弦3*06/10/15 10:49
背後服部 剛4*06/10/15 9:54
向日葵 12*06/10/15 9:14
青方偏移[group]半知半能806/10/15 8:05
桜輪廻まほし17*06/10/15 5:07
いつも幻が山崎 風雅506/10/15 4:01
生きるイヴ006/10/15 3:33
復唱砧 和日4*06/10/15 2:03
創書日和「気持ち揺れて。」[group]狠志106/10/15 1:52
左の眼あおば7*06/10/15 1:17
44、ソファー 【そふぁー】[group]雨宮 之人3*06/10/15 0:59
そうだったんだ…Honest...2*06/10/15 0:03
秋の夜は海と変わりゆくぽえむ君13*06/10/14 23:36

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