(はやく耳をふさいで。あれは死人の戯れ唄―。)


寒々しい空は、睨むごと暗さを増して、
空が生きているならば、それは今にも息絶えそうな色をして。



冬の匂い、

スカートの裾 ....
寝つきはひどくいい。
睡魔がやってきて、まだおきていたい私を
むりやりひきずりたおしにくるみたいな。
あ、まだお風呂にはいっていなかった。
あ、まだ、パジャマにきがえていなかった。
あ、あし ....
料理をするとき君は
良く歌を歌っているね

とんとんと小刻みに聞こえる包丁
ぐつぐつと煮えている鍋
うんうんとうねる換気扇
君の歌

そんなときに
これ以上ないくらい幸せを感じるんだ ....
真夜中
雨の音で目覚めた
まだ家にはカーテンがないから 
部屋の中は 
街灯のオレンジ色で

隣に寝ているはずのおまえが
窓際に立って
そとを見ている
おまえのい ....
深く透き通るマリンブルー
淋しいとき 悲しいとき
涙はどこへ行くのでしょうか
海の奥底に沈んでいる
私の心は宝箱の中
涙の泡に包まれて
静かに息をしているのです
わたしたちの
夜の


「わたしたちは
 夜のアスファルトに
 アルコールの溜息から順に
 音も立てずに
 わたしたちを、落としている」



体中で受け取って故意に ....
毬栗が黄緑色に膨らんで

山の稜線を彩つてゐる

棘の一本一本は張りつめても

刺々しさはなく

光と風と大気に丸く包み込まれて

和んでさへゐる

さうしてなほも ....
幾億の刃の葬列

それが彼の命を略奪した





彼に縋らんとその衣の袖を引き

地上に堕としめた結果がそれだ

彼ほど不幸な存在はあるまい


 ....
この世界 沢山の人の中から
あたしを見つけてくれて
ほんとうに ありがとう

それまで知らなかったあなたのこと
でも初めて話した瞬間にわかった
いままで探していたんだよ って

あたし ....
何にも悲しくないよ

そりゃこんだけ生きてりゃ
つらいことなんてたくさんあるし
毎日に疲れちゃったりもするし
「あーあ」なんてため息
しょっちゅうついてる

だけど崩れ落ちるほど辛 ....
 
 街灯ともる裏通りを一人で歩けば
 時折窓越しに明かりが灯る部屋がある
 それぞれの生き様
 それぞれのステージ
 
 未来に向けて蓄える夜の宴
 近づいてはならぬサンクチュアリ
 ....
時は来たれり
椅子に縛らるる義務から
時は至れり
放たるる その時へと

見るが良い
若き{ルビ年月=としつき}はこんなにも
輝けり 嗚呼
ひたすらに 自由なり

時は 彼らのため ....
貴方は私を羨ましいと言う
けれど、私は本当に空っぽの人間
普通に成らない様にするのではなく、普通に成れなかった人間
其れが私

貴方は私の全てが羨ましいと言う
逆に私は全てでは無 ....
どんなときでも
泣きませんでした
そうしたら
涙はどんどん凝固して
とても立ち上がれないほどに
わたしの涙は多く重く
体内に溜め込まれてしまいました

仕方がないので
金の箱を買いま ....
きらきらと
最後の光を放ち
優しい太陽が
落ちていく
にこにこ
にこにこ
笑顔の人々を映して
最後の光が
消えていく
だから
きっと
もう
何も見えなくなる
もうすぐ 雨が降るよ

雲の香りがする

風が未来を運んできてくれる

先のことなんて わからない なんて 嘘よ

それは感じていないだけ
それは感じようとしていないだけ

ちい ....
ごめんネ
単純きわまりないんです。

一瞬にして世界を変えるのは
核兵器よりも
弾道ミサイルよりも
キミからの一件のメール

モノクロテレビが突然カラーの大事件

いきなり表情が明 ....
 汚れた言葉
 かき集めて
 この夜空に
 放てば

 汚れた言葉
 よく噛んで
 お腹の中で
 消化すれば

 僕の赤い舌を
 ちょこんとだして
 横にいる悪魔ちゃんに
 ....
空気が堅くなってきた

橙の夕暮れは和らいで

ちりりと妬かれることはなく

浅冷えする温度



羽の端でさらりと

腕に触れてゆく

時計の中に針が一つしかなくなる時
 ....
鏡の迷路で 
みうしなったら
うしろむきに 夜の
斜面で 滑ってみましょう
こわれたのが わたしです
綺麗な言葉なんて書けないけど
あたしがふと呟いた 小さな言葉たちを
拾い上げて共感してくれる

そんな人たちが この広い世界のどこかに
ぽろぽろと存在している

それってしあわせな事 ....
社会からの否定を恐れ
自分の扉を
個性の扉を開けられずにいる
ああどうか恐れないで
私も少しずつ扉を開けるから
どうか
どうか恐れないで
あなたの扉を開ける手伝いを
私は少しでもしてあ ....
雨をみている人の
時計が
浸み出したポケットの中で
ポツポツと時を重ねている

人も、車も
立ち止まらない

けれど風景は
時計の針のように
螺旋を描いている




 ....
     夢はまっくらだった

     時折水面が光る

     あぁ、川だ

     笹が沈みきれず、流されてゆく

     ・・・短冊になにを書いただろうか

   ....
流鬼くぐり渡る
舞爪 の 
川底
沈む 匂い袋

藻の痺れ
かきすく 小指

ほどけぬ水の痕
掻き鳴らされた
土の鎧

笹舟が 黙らせた
ひとこう月の 檻

藪に宿る 露 ....
連れてテ行って下サイ


ジゴクのハテまで
ドコまでも

私ヲ壊して―ボロボロにナルまで

もう、疲レたの。
トっくに狂ッてるワタシを

終ワりにシテ。

生モ死も 変ワらナ ....
淋しさの色をたたえた瞳
胸につきささって、涙を流す

昔の自分と同じ瞳のあなたに
同情だと言われた其のときから

ほろり ほろり

涙を流す

俺だと傷つけてしまうから

さよ ....
            始点。


            ここまで
            刻むために
            縁取られた
            楕円の音の波頭
 ....
世界中の人たちが

みんなみんな仲が良かったら

パスポートなんて必要ないよね


僕は

君という国に永住したいんだけど



承認してくれるかい?
あたしがてるてる坊主を作れば
あしたは必ず晴れるのに



あたしが願う奇跡は
どうしていつも叶わないんだろう
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
早贄の宴朽木 裕2*06/10/23 13:31
強引な睡眠ワンダー006/10/23 13:20
歌を歌う君美味5*06/10/23 12:09
真夜中水在らあらあ25*06/10/23 11:00
未有花8*06/10/23 10:03
ゆらゆらするならA道化706/10/23 9:16
山栗杉菜 晃14*06/10/23 7:53
『殺神犯』しろいぬ006/10/23 6:42
時空トリックもち子3*06/10/23 2:49
大丈夫の定義蒼依206/10/23 2:39
土星から放つ紙飛行機山崎 風雅706/10/23 2:35
48、放課後 【ほうかご】[group]雨宮 之人0*06/10/23 2:26
「私と貴方」Taka★H...106/10/23 2:04
銀の涙に金の箱チアーヌ306/10/23 1:47
優しい日没406/10/23 1:31
風の唄あさな306/10/23 0:09
loveよりlikeを愛してるうめバア106/10/23 0:04
悪魔ちゃん山崎 風雅206/10/23 0:03
_実夜006/10/22 23:59
そろもん(鬼ごっこの話)みつべえ406/10/22 23:33
しあわせのかけら蒼依206/10/22 23:18
粕身鳥006/10/22 22:32
[group]佐藤伊織1*06/10/22 21:56
創書日和「流」 たどりついた[group]逢坂桜6*06/10/22 21:51
つき の はな 2砂木7*06/10/22 20:44
桐野晴0*06/10/22 19:17
さよなら0*06/10/22 19:16
静山和生106/10/22 19:12
パスポートささやま ひ...7*06/10/22 18:56
奇跡哀音1*06/10/22 18:39

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