口にすることの不思議さ
この空に 感じたものを   
口にすることの不思議さ
この空に 見えたものを
花形新次というのが
個人ではなく
四人からなる自称詩人の
ユニット名であることを
知る人は少ない
それぞれが
自分の
好きなことを
好きなように書き込んで良い
というのが唯一のルール ....
{引用=   我が友、田中修子に}



時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる

砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
目の前が、白くなる
昨日までなぜあんなに幸せだと
思えていた?

これは罰なのか
私の好きなことだけやってきた

空気が花の色に染まっていた
あの頃

夜を過ごした
あた ....
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない

知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました

先週までのシフト表 ....
スズメに
なんでお前は人間じゃないんだ
そう怒り狂ってるような

うどんに
はやくスパゲティにならんか
そう指導するような

そんな人間に
俺なりたかったっけ



11月の ....
スーパーで売られている無花果はスーパーなイチジクではない
ミルクが切り口から出ていない
それでも ためつすがめつ見る
皮の色合い ふくらみ 同じものは ひとつもない
紅をさしたかのような口が美 ....
自分自身をブラフマンだと言い
警官に連れられ強制入院と
なった彼の目の前で
敢えて
天然石腕輪を付けている手首を
見せつけるように
ボクは彼の薬を
両の手で温めるように挟んだ

『何 ....
風を食べていた鳥は
夢を食べはじめるようになってから ずっと
腹をすかせ
風は
その鳥を食べたせいで
空を吹けずに
地を這うようになった

たくさんの綻びた男たちと
肌をあわあせてき ....
〈世界地図〉を熱心に観ていたあの猫はもうここに居ない

遅れていることを、怒っていたのか  祈っていることを、笑っていたのか

空を買いたいと、樹木たちが 雲に必死で持ちかけている

そん ....
切通しを歩いていった
母と二人で

縁切り寺もあった
夢の鎌倉で

屋台では
地球駒が不思議な同心円を描き廻っていた

眠り駒……

わたしはその時、
じぶんが自分であることに ....
東京がいよいよ
ゴッサムシティ化
しようとしているのを
いち早く感じ取った
花形モータースの御曹子である
花形新次は
エンジニアのコーガン・フリーマン(所謂ふるちん)に
特殊素材のスーツ ....
 ・が刻印された
 塩化ビニールの・を
 セルフレジにて・・する
 ・・主義者の・
 について
  
  『新しくない・・主義』より 
太陽が真上にきた、真
         昼の。またたき。
           幻みたいな ものたち、
きっともう燃え尽きてしまったあとの、私の影。

                体内に ....
正直日本人だから
よく分かんないじゃんか
でもさ、映画の主人公とかは
やっぱりカッコいい名前なんじゃないかと思うわけさ
例えばさ
ハリー・キャラハンとか
ジョン・マクレーンとか
ブルース ....
小田急や東急は
刃物振り回すのに
相応しくないって
言ってたそばから
また、京王でなんか
やりやがってさ
しかも
スーツとシャツがジョーカー仕様で
素顔って残念にも程があるぞ
店で最 ....
太古の記憶、血の匂い
奥まる闇の、光のなか
私は浴びる、その血潮

とこしえへ、とこしえへと回帰する

渇望がある、満たされぬ
孤独を貫く、深淵の自我








 ....
煙突のチューブから
青空のキャンバスに向かって

どんどん飛び出してくる
真っ白い雲たちは

目の前で生まれていても

いつも空高く
昇れるわけじゃない

飛行機がつくる
飛行 ....
二〇一八年四月一日 「孤独の円盤」


 きょうから河出書房新社の奇想コレクションシリーズの第2弾、シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』憶えているのは、異色作家短篇集の『一角獣・多角 ....
この夏も暑かった
扇風機が壊れ
目覚ましが鳴り続けた 主観的に
現実はどうだったのか
電柱がまだあって
巻きつけられた広告の針金の
結び目の先で
蝉が羽化していた

「  」

 ....
ロックンロールは
そ れ が な い と き
にだけ存在する
僕たちの影である

無償の愛は
発 生 し な い
今ある分で全部
今あるのがすべて

ある日緑色が
とてつもな ....
血液が凝固したとき、その形状がなにかを語っていたとすれば、それが俺のうたうべきことなのだろうと思う、語るべき真実のないやつらは、静寂の中で気が狂う、瞬きの途中で騒乱を目にする、類稀なる血飛沫は讃美 .... 小さい数字でぴたりと解決された時
折れた破線を引っ張る感触を思い出して
失われる幸福にむせび泣いてみたいと思いました
その瞳のなかに
黒と茶色の毛並みをもつ
活発な
栗鼠でも飼っているのかな?
好奇心がつぎつぎに
樹から樹へと
跳ねまわっているよ
とてもかわいらしく
とても目まぐるしく


かが ....
 助けておねえさんちょっとだけでいいから
 かわいそうに虫けら。話すことできないから話してても解らない。雑音なくなって良かったね、って、にこやかに仲間うちの会話。反吐が出るね。君の事だよ。すがった手 ....
真実をどれだけ魂をこめて
書いたつもりでも
伝わらなければ
ただ風が吹くだけだよね?

悲しみなんて
ぜんぶじぶんでまねき寄せたものだから
ただ生きてゆくのが
キッツくなったり ....
政権交代を望んでいた

でも現実化はしなかった

風の世紀の訪れは遠のき

地の世紀の名残りの

世の中の地獄化はまだ続きそうだ

パンドラの箱から

様々な災厄が飛び出したけ ....
透明なミドリは 光を吸い込んだ、廃墟に微睡んでいる。
まっさらだった背中に 弦を引く
ひとつひとつの潮騒が、舞い降りていくように
やわらかで まっすぐに。
掌中の虫の音を褥に、あらいざらい
 ....
手は信号みたいに
青い時
風を送って
黄色い時
見つめ合って
赤い時
ひとつになる

僕等が
同じセーターなら
抱きしめることも
出来なかったから

袖を通す時
自由な手の ....
2021.10.6.

酒じゃなくてもいいよ 薬じゃなくてもいいよ
毒を含んでたっていいよ
匂ってくるのはさ 嗅いでいたいのはさ

具体的なことではない 形になんてならない
イメージは空 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ランドスケープ番田 121/11/11 1:37
自称詩人ユニット花形新次221/11/10 21:54
告別石村28*21/11/10 21:27
目の前が白くなる秋葉竹221/11/10 20:46
エチュード2梅昆布茶1221/11/10 20:40
そんな人間吉岡ペペロ321/11/10 19:50
いちじくるるりら921/11/10 13:24
腕輪数珠と十字架のネックレス板谷みきょう3*21/11/10 12:25
風の折れる音草野大悟2521/11/10 12:01
 記憶の粒 ハァモニィベ...221/11/9 22:59
生誕ひだかたけし721/11/9 22:12
ゴッサムシティ花形新次121/11/9 22:05
津煙保存2*21/11/9 16:15
KAGEROUあらい021/11/9 0:44
アメリカ人にとってのカッコいい名前花形新次121/11/8 21:31
だから京急線だってば021/11/8 20:48
夜想ひだかたけし321/11/8 18:56
工場生まれの雲はアーティストst321/11/8 7:27
詩の日めくり 二〇一八年四月一日─三十一日田中宏輔13*21/11/8 0:09
いる221/11/7 23:16
イツモノバショデ竜門勇気1*21/11/7 22:58
It's absolutely impossible.ホロウ・シカ...1*21/11/7 21:21
回数券木葉 揺221/11/7 19:04
せかい本田憲嵩521/11/7 18:38
涅槃どこ這 いずる121/11/7 17:19
星の龍が泣く夜に秋葉竹221/11/7 15:41
がんばれ桃太郎ジム・プリマ...021/11/7 13:34
生臭い風が吹いてくるあらい021/11/7 13:10
ミナト 螢121/11/7 11:11
匂ってくるのはさ 嗅いでいたいのはさ余韻121/11/7 9:48

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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