履き慣れないヒールを履いたりするから
まともに歩けなくなったりする
けれど今日はどうしても
この滅多に履かないお気に入りを
履きたかったからしょうがない
予想してはいなかった痛みに引きずらよ ....
濡れた手で鏡に描いたグッドバイ



別れずに心を誤魔化し生きてきた



もうみることもない、あなたの涙の跡



《悲しみ》を無視する死ぬまで無視をする

 ....
床暖房に腹ばいで熱燗を飲んでいる
外は激しい吹雪


絵の具の花の赤い一行が見えた
わたしの一番小さいマトリョシカは神隠しにあったまま
帰らない 
夜の袋にしまわれたまま
アカシアの棘 ....
そのころ、エインスベルたちは、
ガイジェスの丘でオークたちの軍勢と対峙をしていた。
もう、両軍が矛を交えてから、四日の日にちが経つ。
これはよく持ちこたえたほうだと言って良いだろう。

なぜ ....
クールラントの王は、南の国ラゴスへ使者を送り出すことにした。
その使者に選ばれたのは、祭司クーラスである。
なぜなら、祭司クーラスはラゴスの首都ラディアの出身だったから。
祭司クーラスは早馬を駆 ....
それは何度目の戦いだったのだろう。
オークの族長であるフィリポ・アル・ゲルデは、
クールラントの地への侵攻を決意した。それは、
クールラントの戦力がいつにもまして落ちていたからである。

ま ....
巨大なプレス機が稼働しているようなノイズがずっと続いていた、肉体はその、現実には存在しない振動に苛立ち、酷い痒みや痛みを覚えた、細い針を幾つも差し込まれたみたいに視界は穴だらけになり、世界は楕円の .... 正月や 今年もマスク顔 タイガーマスク

正月や 体調よし 天気よし 女房の機嫌よし

正月や 一通のメールも来ず

正月や テレビが面白くない

正月や 何回も見た映画やっている
 ....
フジの逃走中でヒカキンが逃走に成功したね、良かったね良かったね、と一円硬貨の照り返しのようにきらきらと、子どもは素直に喜んでいた、ザッピングのような事実や風景に、心をとどめたり投射したり、騒が .... 僕の言い分なんざ聞いちゃくれなかった
本当に警察って奴らはバカの集まりだ
いくら酔っ払っているったって
三十分ぐらいは辛抱したっていいだろ

いつも顔を出す酒場では
”あんたが来るとい ....
けしかけられた櫛際を、こそぐ、空と水

神聖なものを犯す、淡雪すら膝を折り
草花を束ねた風鈴と、屈んだままの

よどみなく美しい
佗び錆びを蘇生する
あらゆる獣の夕霧

声に出さずに ....
さあ、2022年
空を見上げて
羽を広げて
どしたらいい?

おみくじには
「慎重に」的なことが
書いてたけどねー

ぱーっと行きたい!

年齢なんてきにするな
良いことしか待 ....
元旦。白い息。噛み砕く雲。
レコード台の上で回るレコードを
いつか止まるメリーゴーランドのように
うっとりと眺めていた午後に降り積もる
粉雪のダンスを君と見ていた気がする。
詩人さんが仕事するなら公認道化師はどうかな?
使用する言葉の固定枠は何もありませんし、嘘
をいっぱいついてもいいのです。肩もみぐらい
(為政者の)あるかもしれませんがぁ諜報活動あ
ha ....
青空が広がり
底無しの彼方が口を開く

眩暈する、
シンギュラリティが地平に

(ああ、右手の老婆と左手の子供
ハンドルをどちらかに切らなければならないとしたら?)

海百合が揺れ
 ....
一緒に過ごした日のこと
もう絵にはならないから
空へ返す時が来た

水色の風で包まれた
泣き顔ひとつ
元に戻せずに

魔法の中で
目を閉じたかった

僕たちは
違う方向に扉を作 ....
福島県の郡山市に
「青い窓」という児童詩誌がある
半世紀を超えて続く誌面には
児童の純粋な想いと願いがある
僕らも子どもの頃
青い窓から空を見上げていた

詩は創作の核であり
それに足 ....
2022年の元旦
いつものように
「今年の目標」を書いた
11項目書いた
書いて壁にはった
年を取っても
目標は大事だ
世の中いろいろ騒がしいが
結局は置かれた状況の中で
どう生きる ....
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた

何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ....
クールラントとレ・スペラスとは、幾度も戦を交えたことがある。
レ・スペラスとは、オーク(巨人族)の支配する軍事国家である。
レ・スペラスはクールラントの北東に位置している。
しかし、魔法素子を始 ....
祭司クーラスには譲れない野望があった。
それは、クールラント一の魔導士になるということである。
しかし、それを邪魔するものがあった。エインスベルである。
祭司クーラスは彼女に嫉妬し、彼女を恐れた ....
魔法石とは、魔法素子を集めた結晶のことだ。
この魔法石がなければ、人々は魔法を使うことが出来ない。
今は科学が廃れ、人々はもっぱら魔法を駆使して生活している。
ほんの小さな子供でさえも、火を起こ ....
お正月だけどまだトンネル抜けずに
馬ッ鹿みたいになやんでいる

生きることにさえもはや真剣に悩んでいる
忘れられない鼓動を感じる心臓を持って

忘れられない夜をいつまでも覚えていて ....
1990年
三歳のコンスタンチン君が
サハリンから北海道に来て
火傷の治療をしたことが
大々的なニュースになっていた当時

実は同じ頃に
精神病院に思春期の女性が
サハリンから
治療 ....
全てを覆い尽くすほどの光がさすとき
私の影は私自身にほかならない
落書きの女は次々に書き足されてなお
靴がなかった

迷子の光が
真夜中に閉じ込められたとき、
公園の街灯がそれをほお張っ ....
視界の先
点滅する赤信号
落ちていく雨粒たちが光る

黒い道路に飛沫が跳ね
倒れ無残に横たわる傘
ライトに無言の姿を晒す

タイヤは容赦なく泥を投げ
道路の闇へと消えていく

も ....
ひとつしか照らさない灯りを手に持って
人通りの途絶えた通りを歩いている
日にちの変化や、年号の変化
様々な冠が世界を駆け巡るけれど
実際のところ、それはただの節目に過ぎなくて
ひとつしか ....
書棚の肥やしになっていた15年前の文庫の小説を
読み返して
僕は変わってしまったのか
正確に言うならば
僕は老いてしまった、これからも失くしてしまっていくのか
そうやって氷の気分になって
 ....
音程のない記憶
短い温度を重ねて、夜は
こんなにも深く、洗われた


斜度の、



おぼろげな周期の指は害意だと思う
なにもかも透明な世界のことだった
AとBの色のない ....
自称詩人の管に
空気を送り込んで
殺害しようとしたが
空気を送り込み過ぎて
血管が
風船のように膨れ上がり
そのまま風船おじさんになって
飛んでいってしまいました

年忘れとはよく言 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
フェイヴァリット坂本瞳子4*22/1/2 16:22
濡れた手で、サヨナラ秋葉竹222/1/2 15:38
火傷と神隠しただのみきや4*22/1/2 13:30
レ・スペラスとの戦い(四)死に巫女1*22/1/2 11:27
レ・スペラスとの戦い(三)1*22/1/2 11:26
レ・スペラスとの戦い(二)1*22/1/2 11:25
ノイズの陳列、幕引きのシャワーホロウ・シカ...2*22/1/2 10:54
正月やzenyam...1*22/1/2 10:27
ヒカキンねことら122/1/2 9:03
スニフ、スニフ、もう行こう。ここには奴隷しかいない。竜門勇気1*22/1/2 8:40
あらい122/1/1 22:17
新年、わたしらしく木葉 揺122/1/1 20:41
メリーゴーランド杏っ子322/1/1 18:01
Are you willing to assist on a ...足立らどみ4+*22/1/1 15:21
謹賀新年、おめでとう(一つの見取り図)ひだかたけし10*22/1/1 14:29
changeミナト 螢122/1/1 13:59
青い窓から見えた雲イオン3*22/1/1 13:45
元旦zenyam...1*22/1/1 12:26
星 座塔野夏子19*22/1/1 11:23
レ・スペラスとの戦い(一)死に巫女1*22/1/1 9:49
祭司クーラスの野望1*22/1/1 9:48
魔法石2*22/1/1 9:47
初詣で秋葉竹122/1/1 8:56
通訳士のキムさんのこと板谷みきょう3*22/1/1 4:16
喫水線茶殻122/1/1 1:53
宣井龍人6*22/1/1 0:20
ひとつしか照らさない灯りを手に持ってホロウ・シカ...1*21/12/31 23:21
ルコに宛てて茶殻021/12/31 23:01
swayねことら121/12/31 22:01
円広志花形新次221/12/31 21:03

Home 戻る 最新へ 次へ
488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.77sec.