とある静かな昼下がり
ぶらりと川原を散歩する
ふと気がついてわたしは聞くの
ねぇ 風よ
頬を撫でる やさしい風よ
あなたはなにを見てきたの?
できればわたしに教えて ....
空の青さが遠くなる
秋の朝
それは同時に
山の芸術が近くなる
空の光が白くなる
秋の昼
それは同時に
山の葉が輝く
空の光が赤くなる
秋の夕暮れ
それは同時に
山が休むあ ....
あわあわして
浴室であわあわして
からだにあわあわして
指先で書くでしょう?
でもね
気づいたのです。
相合傘が
あいあいがさが
あーいあいあい
あいあいがさが
もう
だ ....
早朝に
誰もいない公園で
一人タバコを吸う
涙が出た
ブランコに乗り
高くこぐ
猫がいる
水飲み場
鐘の音
朝霧
空気がやけに冷たい
大木に抱きつく
幸せ目指したことがない、なんかつまんなそーで、
幸せを考えたことがない、なんかわかんなくって、
幸せの海にオレは産まれた、一瞬浮かんだがすぐに沈んだ、溺れそ ....
きみのとなりを歩くとき
ぼくはガイコツになりたいのです
骨だらけの傘をさしかけて
あばらに雨が透ける
きみのふくよかなみみたぶに
ちらっと目をやれば
ぼくの目はがらんどうだから
ああなに ....
全ての生に死があり
全ての生が死を恐れている
なんて看板片手に
お前らは愛の泥団子をキャッチボールする
その手のひらには骨がうずまっている
そんなことには皆あきあきしているのだ
....
しがらみの中から曲線を探している
手のひらに携えた海の成分を解きほぐしてゆけば
そこにはけものたちの骨ががなり立て帯びていることがわかる
そこら始まるはずだったいくつもの海のかわきはまだ湿り水気 ....
録画していた韓国ドラマ流しっぱなしで
ループの諦観
ループの低回
不自然はなはだしく
口と声、体と声、声と声
穴はグロイが、デジタルへ
ループの諦観
ループの低回
パブ ....
海へいって
ざぶざぶざぶざぶ、本荘マリーナで少年はさけんだ
ざぶざぶざぶざぶ、本荘マリーナは曇りというか雲だった
ぼくは波打ちぎわで少年のやまびこがかえってくるまで
みんなが言っていた母な ....
まもなく世界が終わります。
まだ手続きのお済みでない方は
2階の受付カウンターへお急ぎください。
現在の世界への名残惜しさが捨てきれない場合は
3階のメモリールームで
一部を一時的に預からせ ....
今宵の空に浮かぶあの黄金の三日月に酒を注ぐとしよう
満月から零れた滴が星に変わるまで
そなたの月のように美しい眦(まなじり)から零れる涙が
夜の帳に輝く星に変わるまで
月を落せると信じていたから、いつか触れようと誓い合う。
ゆっくりと近づいてくる景色を、
遠ざけようと、するために眠る。
いつからか儀式となった風景を、懐かしいと君が言った。
首をかしげ ....
くぐり抜けていく
いつも裸足だ
闇のそばでは
どうして自分だけは
かわらなくていい、などと
つぶやいていたのだろう
ああ、それはちがうよ
タングステン
熱で溶 ....
まず前置きいたしますに
私がいつも憎んできたのは
全ての思春期的なもの
すなわち
わがまま勝手に膨らむ
脂肪のかたまりでして
そんなぶよぶよたちに
後ろ回しの蹴りを入れる ....
優しさとは人を信じること
温かい気持ちで素直に接すること
温かい交流はいつまでも繋がる
お互いに幸せになれる
利害や損得なんて関係ない
楽しく気持ちいい関係
....
緑色の空に紫の斑が浮かんだ桃色の虹が架かっている。
家の外は銀色の雨が降っている。
まずはじめに、それらはどこまでも繰り返される。
黄色の岩間を縫うような赤い川 ――― 。
水は下へ下へと ....
お外へふらりと出ましたら
銀色波がざわざわと
私を飲み込みダンスを踊る
くしゃくしゃ身体は舞い上がり
ひっそり佇む月は言った
今宵十三お祝いに
あなたと一緒にダンスを一 ....
今
私が学校に向かおうとする時
私と同じような誰かが
学校から帰ってくる
一人ぼっちで泣いている
仲良しの友達と遊んでいる
口げんかしている
夕ご飯を食べてテレビを観ている
飢えに ....
...lovers...rose.ep
lovers
. .lovers.. ro e.ep
咲.a'く、ル-ラピスの碧い華,?エ
.. lovers. .ro e ep
e田園'p- ....
わたしはくま
バニーにも
子猫にもなれなかった
ちょっと可愛くない女の子
だって言われても
好きなのは甘いハチミツ
大きな森の小さな家で
あなたと暮らす夢を見る
わたしはくま
バニー ....
街外れに
セピア色に塗られた
ポストがある
セピア色をしているから
おそらく だれかの
思い出なんだろう
コルクにあわせた
瓶などないのに
飲み ほしたら
捨て去られるだけなのに
杖のように立って
流れていかないように
静かに仕事をしている
歌われないことなど
気にもしない ....
中空にいつかのひかりの鳩
埋め尽くしながらのすれちがい
いちじるしい寂寥やら 俯き凍結した
懐古な木目の直線に 詠嘆なる向日葵
一閃の発火 ゆびさきつれづれ
塵のようなかお
放心な ....
ぼくらは
ゆめをくう
ねじまがった
すぷーんで
すくいながら
ぼくらは
ゆめをくう
ふるえるうでに
ありったけの
ちからをこめて
くるくる
ひとみをだきしめながら ....
猫の眼を通って
新しい時空を覗き見る
混沌と静寂のメゾピアノ
僕の着地点が
其処に、在った
色々、ありました
とてつもなく
大きな罪を犯しました
あるいは
一番星みたく
....
ある日
少年の中に
戦争が充満する
少年の中に
潮騒が充満する
少年の中に
愛情が充満する
少年の中に
故郷が充満する
ある日
少年の中に
憎悪が充満 ....
夢に月が現れて
どうしてあの山荘に
月見に来なかったか
と咎められた
バイトだよ
欲しいゲームソフトがあったのでね
そうやっておまえは
取り残されていくんだ ....
音
1 2
音色が あざ笑う
3 4
時が 刻まれる
1 2
繰り返し 消える 運
黒い ビロードの 生地の中を 這いずる トカゲ達に
官能などない!
蝶は 沖縄の 基地から ....
幾多の性交を
支えたる声を
つぶれたる音を
抱えたる歌を
ビアだる四杯を
もちて
私達の成功は
無意味になった
しかしそれは
意味が無いのではなく(ムィーミー)
いまだ意味を持たな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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