冬の中に
君の白い息が眩しくて
なぜか視線をそらしてしまう
ぼくがいる

冬の中に
君の凍える姿が悲しくて
なぜか空を見上げてしまう
ぼくがいる

冬の中に
ぼくの凍える姿に手を ....
短く鳴く鳥たちが
午前八時の校庭で遊ぶ

焦げ茶の葉の大木も寝惚け気味の柳も
滑り台の隣でそれを眺めている

薄い墨を何度も引いたような空は
まるで暮れかけているようにも見えて
私はそ ....
都市
その足元は黒に染まる
灼けては、また凍える
現代の 大地とでも呼べるだろう

黒くなった三億の悠久
忘れられて
尊くも足下 誰も
誰も、考えはしないで

あんまり痛くて、裸足 ....
ふれていたいと思った

あなたの熱、ふくれあがる言葉、イメージ
あなたの脳細胞がつむぎだした、あなたのこたえ
こたえになるまえの言葉たち



    氾濫してゆくのが好きなの。
  ....
時々には、迷ってしまう


何もないままに、辿り着いてしまうこともある
戸惑いを超えると、水平になれるらしい
幾重にも繋がっていく扉を間違えてしまった君が見るのは
ビルの谷間に引っかかった ....
さらさらと、枯れ落ちた葉が
校庭を這う風に追われ
やがて空へと逃げてゆく放課後

音楽室のピアノはショパンを奏で
窓からのかよわい陽射しと
僕を汚す、黒板のひどい落書き

鞄を逆さにす ....
ギー
バタン

ドアが閉まる陳腐な比喩が威勢良く飛び込んできて
着た切り雀のお兄さんが驚いて二階の窓から飛びだして
倶利迦羅紋紋のお兄いさんが三列乗車の列から押し出され
だらしないなぁ!と ....
鍵はすぐになくなって誰かが拾った
落とし物は行ってしまった

落とし物は鍵を拾って
彼らもどこかへ行ってしまった

落とし物は落とされなくなって
後ろ姿は落とされた

彼らはここに残 ....
歩き続けることに疲れた旅人 
巨木の木陰に腰を下ろす 

見上げた冬空の青に 
突き刺さろうと伸びる枝々 

北風の唄に散る 
枯葉の舞 

その{ルビ一片=ひとひら}は 
旅人が ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

 ....
大抵ひとりが好きな性なんですが
背にハラは代えられん
愛を餌にして飼うプッシーキャット

犯罪とかしてみたい
羨望の眼差し七三リーマン
大好物はアジアンスパイス
そう頑是無きチキンカレー ....
今日、流れ星を見たんだ。

星も疎らな、そらの中で。

ホント、何年ぶりだろうか。

風邪気味の体が、少し楽になってね。

ちょっと恥ずかしかった。

願いごとなんて、云う暇なかっ ....
ありがとう この響きに 精霊が宿る

大丈夫? この響きに 精霊が宿る

ごめんね この響きに 精霊が宿る



可愛いね この言葉に 愛が伝わる

綺麗だね この言葉に  ....
 弱音を吐くのは
 辛いからではなく
 お前に甘えたいから
 優しく
 俺の頭を撫でてくれ
 お前の胸で眠らせておくれ

 大事なものが日々失われていくよ
 不安なんだ

 俺の指 ....
離れてゆく



あの人の日々に
なんとか映りたくて

いつも目で追って
あの人はいつだって
私を見たりはしないのに

悲しい希望を胸に
私があの人の日々のすべてになると
来 ....
銀色の穂波は
斜陽に映える芒の原
光と戯れ
丘の向こう側まで
続いている

風は止むことを知らない
運ばれる匂いは
ひとつの季節の終止符
あるいは序曲として
わたしに交わるけれど
 ....
なにを おもっている?


なにを 悟る?


すべては さみしさのそばにある。




酒が滅びのそばにあるのならば

とめどなく それをあおることもできようとも。 ....
その石は座ったまま
足を出さないで
意志は黙ったまま
その意地だけは
味を出しながら
維持している

重い心を思い
なぜか恋しい気持ちが濃い
その力に負けて
自分の視線を曲げてしま ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――




心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
 ....
あなたを待つ部屋で
私は時々シチューを作ります
その時は月桂樹の葉を
一枚入れておくのです

入れると入れないでは
香りもずいぶん違うのですが
あなたのいない部屋で
私は夢を見るのです ....
遅刻すれすれの電車に駆け込み 
腰を下ろしてほっと一息 

気がつくと 
握りしめた手のひらにささる 
いつの間に伸びた爪 

ふいに
携帯電話を取り出し 
日付を見る 

( ....
河川敷でオギの群生が燃えて
大量の灰が河を流れた
きいろいでかいはな
きいろいはやいでんしゃ
それ以上は小さくならない単位からの
新しい組成の可能性が
河原をすすむほどに薄れて
遠いとこ ....
車内、を 満たす
爆音、ムスクの 香
それらに
巧みに 織り込まれ、た
幻聴、二百台 目の
サイレン、と 瀕死者 等の
呻き、に 魂、其の、或る種、は
ゆっく り、と 白い
城、 ....
 朝目覚めた瞬間より疲れている

 カーテン越しの空が青いほどに煩わしい

 早朝からテンションの高いニュースキャスター

 辛過ぎてつけた瞬間に消してしまった

 起きてから30分で ....
また一つ
また一つ
祈りました。
そして叶いました。

しかし満足を知りません。
次々と願い事ができます。
得ると有り難味を忘れます。
そして悲しみができます。

今私の心には大き ....
冬が秋に流れ込むとき

夜に長い雨が降って

切れ味の鈍い刃物みたいなつめたさの水が

体と体の間に滔々と流れた

僕はとある地方都市の道の真ん中で生まれて

都市計画がめずらしく ....
電話の音
また仕事の依頼
耳鳴りがする
引き受ける

お客様に
仕事を依頼され
会社に相談して下さい
と返事をする。

話しの輪ができる
皆が寄って来る
でも逃げ出したい
皆 ....
コダマする自然
目を閉じたら
そこは楽園
息づかい
心づかい

命の雫が
落ちる
又落ちる
芽を出す
又芽を出す。

何もない世界
鼓動を打ち
葉に包まれる
{ルビ陽=ひ ....
やさしいひとはすぐに
かなしくなる

やさしいから
かかえこんでしまって
もっともっともっと
かなしくなるのに

だれかのことばかり
おんなじこころに
しまってしま ....
 綱の上を渡るみたいに、
  目を閉じれば踏み外せる。
   誰か息を吹きかけてしまえばいい。
    罪悪感に耐え得るなら。

       落ちるよ さよなら、と
 わたしは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬の中にぽえむ君16*06/11/26 8:58
午前八時[group]松本 涼706/11/26 8:47
60、アスファルト 【あすふぁると】[group]雨宮 之人8*06/11/26 8:42
ミトコンドリア系たたたろろろ...8*06/11/26 3:31
高い平原霜天306/11/26 1:54
四次元のリコatsuch...14*06/11/26 1:44
師走の具沢山汁あおば4*06/11/26 1:05
鍵のありか[group]アサリナ14*06/11/26 1:04
落葉の栞 服部 剛1406/11/26 1:00
クラヴィ ヴィエイヤールもも うさぎ58*06/11/26 0:42
でかい女が必要だ知風606/11/26 0:07
こいぶみ。狠志306/11/26 0:01
言霊Direct...8*06/11/25 23:42
間違っていたのは俺山崎 風雅10*06/11/25 23:34
こいのさいご哀音3*06/11/25 23:19
口笛は何処へも届かないLEO34*06/11/25 22:25
なにを おもう?わら7*06/11/25 22:24
その石はぽえむ君9*06/11/25 21:59
雪とバニラと僕らの関係Rin K29*06/11/25 21:50
月桂樹よ太陽を呼べ三条麗菜9*06/11/25 21:46
冬の手紙 服部 剛14*06/11/25 21:25
トーエ砧 和日9*06/11/25 21:12
カー.ト六崎杏介6*06/11/25 20:56
月曜の朝。もののあはれ9*06/11/25 20:08
ささやかなる祈りペポパンプ6*06/11/25 19:51
体温水町綜助5*06/11/25 19:41
重圧ペポパンプ4*06/11/25 19:31
森(4)4*06/11/25 18:52
やさしいひとlazy22*06/11/25 18:19
:横断歩道:3*06/11/25 18:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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