途切れさせないことを唯一の目的にして
わたしは
大きな夜を千切り続けます
半分をまた半分に
それをまた半分に
そうしていればいつまでもなくならないのです

君の髪 ....
 
 全能でないが故のモザイク生活
 喜びと哀しみが交互に訪れる

 ここまで歩いてきた道
 それは誇り
 それは恥

 つじつまを合わせながら
 裏通りでつまずいたり
 表通りで ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう

後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
今晩も冷えますね
こんな夜は
ゆっくりと埋もれたいので
わたし
暖かいお湯を今沸かしているところです
お湯が沸くまでの
細切れの手持ち無沙汰の時間
少々わたしのおしゃべ ....
元居た部屋の
顔のない人物に
猫の笑顔をはめて見た
ステンドグラスが煌めいて
ほの暗い部屋にも光がさして
顔のない人物は喜んで
跳ね回り
踊り回って
暫し黙祷
祈りを真似て
十字を ....
夕暮れの
紅き流れのきらめきと、水面を渡る
風のもろ手に撫でられて、
君の黒髪は
恥ずかしそうに夕日にはだけている。

私は
遠くの日を見ている君の横顔を見ながら、
なぜだか、そっ ....
またも私はおまえを泣かせる。
気付くことなく
言葉は冷酷さを増し、
おまえの耳は、
兎のように目を赤くする。

近寄るごとに、
言葉を交わすごとに、
私はおまえを泣かせる。
君が去り行く間に、
僕は唱えていた。

名残惜しいような、寂しさと
いい男でいたい
自分の可愛さが、君に悟られぬよう。

そんな自分を知りながら、
別れのしるべを導いている。

 ....
月明かりの海に
ほのかに明るい雲の輪郭が
宙に浮かぶ島のように流れていく
無数の星々は灯台で
動く飛行機の灯りは
湾に停泊する船の灯りなのでしょうか
そして
それを見上げる私は
 ....
* とまどい *


夢の中で
わたくしは
おんなだった

目覚めても
なお
わたくしは
おんなだった


こんな朝もあるのね



* デイズ   ....
ひとつ ひとつ

星が尾を引いて

宵を流れていく

夢の跡を引いて

彼方へと流れていく


ひとつ ひとつ

掛けた願いが流れて

人はいつか星を無くす ....
自転車のチェーンが切れた

それでも彼は構わずペダルを踏む

漕ぎ続けたところでどうにもならないのに

やっぱり彼はペダルを踏む

ほどなく自転車は止まるだろうが

それ ....
温くなったコーヒーが 傷口から染み渡る

ホントはただの 泥水なんじゃない?

黒く濁って ドロドロで まるであたしの心みたい

カップの底なんて見えやしない

人間なんてそんなモノね ....
君が疲れきっているのは
ずっと走ってきたから

君が泣いているのは
ずっと戦ってきたから

君が落ち込んでいるのは
ずっと努力してきたから

君が笑っているのは
ずっと耐え続けてき ....
雨のけむりがからだをぬらし
その刹那の一滴一瞬
服の埃が舞い上がり
微細な雲母のわずかな浮上と
急激な沈下がおこる

ひとつひとつの粒子たちは
街灯のかがやき
店の明かりをすいとり
 ....
鮮やかな色に道路は染まり
君の淡い朱色の髪と似ていた

家と家の間を抜ける様に光は僕らを照らす
眩しくて瞳を背けた
その間に君は僕の視界から消えた

小さな悪戯が僕を困らす
 ....
悦びの子。汝はいとすこやかに悦びのこえをあげる。かみのあいしたまいしわが子。君はまなじりをあげて前へ前へと進む。いとうつくしき神の子。なんじに倖せが真白き倖せがもたらされますように。 前に 誰かと話したことがあった

好きな人の好きな人が親友だったら
親友の好きな人が好きな人だったら
わたしは好きな人を好きであることを辞めると思うよ


まさかそんな 漫画みたいな話
 ....
たとえば

永遠にわたしの思いが伝わらなくとも


あたしはあなたを愛しつづけます




わたしの愛が苦痛ならば

わたしはあなたのために命を投げ出せます

 ....
簡易なグラスに
少しだけ
少しだけでいい
けだるい夜の
インディペンデンスに乾杯を

天文棟は退廃
ブルジョアを嘆く
疾走のエレガントドレス
頬風を斬れよ
サザンカ
十字 ....
■1

知能は現象である
あるいは人間のような形として存在するのでなく
人間からなる社会の上に存在しているものを
知能と呼ぶ

■2

風は物だろうか
火は物だろうか
それは途切 ....
きっと 世界に血が滴っていて
この地球の自転に関与していて
血判のため採られたり
自由のため流されたり
人命救助のため輸血されたり
蚊に吸い取られたり

世界に血の意味を求めて
採血さ ....
 大人のいじめ蔓延との新聞記事を目にしたよ。


 まずい拙い不味い。
 それは。
 子供のいじめが問題になっている渦中に。
 それはいかんだろ。

 暗黒時代をなんとか必死で生きてい ....
人に知られぬ山奥の
地下から湧き上がるその泉
やがては一筋の川となり
海へと流れてゆく

人が届かぬ大空の
空から湧き下りるその泉
やがては一筋の風となり
海へと流れてゆく

地下 ....
(昨夜は眠れなかったの)

このサバイバル・ワールドに
ルールは無い

傷つく
無防備な心こそが罪であるのだ
心を守らないことが
怠惰なのだ

(好きにすればいい

私もう知ら ....
うたた寝をしていた 
週末の終電を降りると 
駐輪場に一台 
自転車は倒されていた 

それを黙って立て直し 
冷えたサドルに{ルビ跨=またが}って 
軋んだペダルを今日も漕ぐ

人 ....
目に見えない悪魔が僕を操る

虚言と見せかけの優しさで僕の心を翻弄し

前向きに生きてる自分を闇へと誘う

虚言の陰では偽善者と化し

傍観者の如く成り行きを見続ける

悪 ....
私なりの扁桃腺のアール
を、愛でて。

鈍痛にあなた接吻するネ。

何も感じてないことないから。

明けるまで四時間。
明けてから八時間、私は

髪を切るような手つきで触れる陰茎に ....
マホガニーは薄明で 薄命の夜を始める
教室の窓から身を乗り出していたら
まさにいま
夢中で描いている赤い紫のペイズリーが
絨毯が
迎えに来ないかしら、と よぎる
若者よりもはしゃぐ現在進行 ....
子供の頃壊した記憶は
自分の想い
夢見な幼い想像は
自分のホントはここじゃない
もうじき死んで花ひらく

若い頃壊した記憶は
世界への想い
回りの見えない学生は
こいつら何て馬鹿なん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
またたく夜の漸近線______...4*06/12/4 0:58
煎茶をすすろう山崎 風雅806/12/4 0:29
目覚まし時計を止めたままたりぽん(大...16*06/12/4 0:23
湯張り______...4*06/12/4 0:05
猫の声あおば7+*06/12/3 23:49
寄り添いネコ助206/12/3 22:48
泣く女006/12/3 22:45
別 れ206/12/3 22:45
誰のための涙でしょうかススメ506/12/3 22:41
三つの朝の詩さくらほ10*06/12/3 22:25
『星』しろいぬ1*06/12/3 22:24
自転車ポップこくご3*06/12/3 22:12
泥水珈琲[group]琉碧 翡翠1*06/12/3 21:54
君は笑い続けてほしいぽえむ君12*06/12/3 21:26
きらら構造406/12/3 21:20
約束海月4*06/12/3 20:55
悦びの子。すぬかんなが...206/12/3 20:09
予言的中[group]哀音3*06/12/3 18:38
李恵1*06/12/3 17:18
ドルアーガーキメラ506/12/3 17:16
断片佐藤伊織5*06/12/3 15:15
今日も世界に血が滴ってアハウ2*06/12/3 15:04
子は鎹。もののあはれ6*06/12/3 14:04
空の泉ぽえむ君7*06/12/3 13:49
no rulesty006/12/3 12:13
夜道の信号 服部 剛15*06/12/3 11:41
悪魔のささやきDirect...5*06/12/3 11:34
売春譜SPINOZ...5*06/12/3 11:19
レインミュージックはマホガニーの薄明で たちばなまこ...8*06/12/3 9:45
小さな灯火プル式2*06/12/3 9:41

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