遠くで
ずっと 遠くで
美しい人が泣いている
どちらの方角やら
聞こえてくる
祭囃子のスピーカー
日が差す昼の部屋
夕暮れの湿った砂
爛れたアスファルト
目の端の折り紙
遠くで
 ....
 狡猾な鶏ガラみたいな婆様が。
 自動改札ピコンピコン。
 通せん坊で、しかめ面。
 その後ろの若旦那。
 ガッチリ嵌まって、しかめ面。
 更に後ろの彼の妻。
 愛し旦那の醜悪な。
 し ....
北風が吹く朝
何も考えることなく
決められたことを
いつものように歩く通学路

道に何かが落ちている
近寄れば
霜柱の土にまみれ
凍った一匹の働き蜂

この世に生を受け
この世の ....
まだ醒めない夢の温度で
世界がひどくゆっくりまわる数瞬
素晴らしく生きる人に憧れて
追いかけてきたら迷子になって
戻れない事を後悔してはいけないと
大人ってたおやかに時間を食むから

嗚 ....
たたん、たん、たん

明日の足音がタップして

僕に教えてくれる


たたん、たん、たん

眼差しの銃声が彼方を裂いて

どこへでも行けると高く叫ぶ


さようなら昨日 ....
{ルビ都会=まち}のなかで

電線に絡めとられた満月がわたしを見下ろす
おまえは自由なのだとでも言いたげに

「ほんとうのしがらみは見えないものなんだよ」
とつぶやいて

蛍光灯のした ....
指の先からくぐります
まずは小指から
つかえてもすぐ引き返せます

引き返しまた
ためす
指輪くぐり
手は裂けているから
指、と呼んで
なぐさめたい

  ――通り抜けできません ....
空の向こうの草原に
お城がひとつ建っている
お城の中から天使がひとり
銀の翼をはばたかせ
大空高く飛んでった
それから天使は戻らない
草原には今でも
お城がひとつ建っている
冬の太陽が 目を差す

背の高い木々の間から

何度も何度も光の手足を伸ばしてくる

子供の影法師が10メートルもあるよ

木々が寒い風を運んでくる

口の中に冷た ....
鏡の中で嘲笑う者は
いつしか年を取っていた

絶世の美に酔いしれながら
いつしか年を取っていた

鏡の中で嘲笑う者は
いつまでも嘲笑っていた

なんて醜い顔かしら
排 ....
降りだした雨が
ひたすらに歩く
あなたを休ませた

行き着く場所は
何処でしょう
誰にもわからない
誰にも知りえない

差し出された傘を
あなたは必死に拒むけれど  ....
人がさなぎに見えることがある
外はカチカチ
中はドロドロ
無限の可能性を宿した
それは小宇宙だ

人は時々蝶になる
青い青い無窮の空間に
おもいきり翼を広げ
自由に飛んでいく
私は ....
君がいなくなった部屋で僕は呼吸をする
君の香りが消える瞬間を見逃さないために






僕も世界もなんて平凡でつまらないんだろう
もっとずっと素敵なものだと思っ ....
あ、と思いついたように
君の名をよんだ
アルバムをめくるような心地よい痛み
かつての日常がじろりと一瞥する

表情のない唇からそれは流れ出て
部屋のどこかに隠れて、そし ....
それでも、朝、目を覚ましてみたら、やっぱり君が好きでした ...【drop-★】...
暖.te?炉での呼吸、ト 吸-i)込んだ'r-黒色の火.r-ma'薬
...【drop-★】...★
はぜ.eる愛の火々、ク 揺りC椅子の 膝掛け[ル-プ]に
. ....
アリクイが逆転サヨナラ満塁ホームランを打つ
そんな夢を見た
飛び起きて冬の早朝に町へと繰り出す
目覚めた僕は豚になった気分で震えていたのだ

廃れ逝く町で
々、ような毎日で
退屈な僕は小 ....
なんで一番がいいんか誰もしらんくせに
みんな一番をめざす

そんで気づけばあたしも
一番にならな
一番にならなって
一番をめざしている
 明日も走るだろう。
 ただ光を求めて。
 
 ひたすら走ろう。
 闇を振り切る為。

 真実はここには無い。
 いつも僕の一歩先にある。
照らす月の中に 紛れた記憶 よみがえる。
何もないのに 何故か涙流れてゆく・・・
1粒1粒が星のように輝いて キラキラ綺麗に光ってる。
この星たちはもしかして貴方の涙なのかな?
ねぇ 貴方あの ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない

一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
大好きなのに・・・会えない
大切なのに・・・抱きしめられない

それがすごく哀しくて かなしくて

今すぐ会って抱きしめたいのに
その願いは叶わない

愛してる・・・だけどその言葉じゃ ....
あなたが わたしの心の奥まで 突いてくれないから
 奥まで届かない 性の不一致で別れましょう
あなたは短くて わたしは深いの
 サイズが合わないのよ 浅はかな わたしたち
  コップには液体  ....
生きている実感が薄かった時


「なぜ」ばかり追い求めていた


全力で愛する事を覚えて


「なぜ」は必要なくなった
僕ら

爪先を立てて

指先を逸らして

精一杯に恋を繋いだ

それは



愛にかわるのを待たず

途切れてしまったけれど




ねえ

卑怯だと口を尖 ....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか


北風ぴゅうぴゅう寒かろう


すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
こんなに寒い夜だというのに
星空はどこか温かい
立ち止まって眺めれば
点と点は線になる

こんなに距離が遠いというのに
星空はどこか近い
目を凝らして眺めれば
どこかとどこかがつながっ ....
あなたに出逢ってから
私は雪原となっていきます

本当の私は
もうどこかに埋もれてしまって
私はただの一面
白く変わっていくのです

あなたの目にも
私は何の色彩も持っていない
存 ....
古いモルタルの
アパートの二階へ続く階段を
普段どおりに駆け上がる
足音はある意味合図だろう
鍵穴にキーを差し込んで
ここまでは完璧にいつも通り
ドアを開けた途端
部屋はいい匂いに溢れて ....
疲れた顔したあなたの前に 
一杯のお茶を置く 

( そこにいてほしい 
( くつろいでほしい

長い間 
心に固く閉じていた 
{ルビ蓋=ふた}を開いて 
今までそっとしまっておい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
遠く肉食のすずめ6*06/12/6 15:13
連鎖地獄で修行は続く。もののあはれ13*06/12/6 14:29
輝いた道を歩いてぽえむ君11*06/12/6 13:55
ストロー藤原有絵6*06/12/6 13:24
『たたん、たん、たん』しろいぬ1*06/12/6 12:33
影踏みlazy22*06/12/6 10:59
指輪くぐり渦巻二三五506/12/6 9:50
空の向こうの草原に未有花9*06/12/6 9:46
木枯らしとトモダチヨルノテガム406/12/6 9:10
なかがわひろ...2*06/12/6 8:25
full moonれるむ106/12/6 6:11
さなぎ渡辺亘5*06/12/6 4:54
今日の雨が______...5*06/12/6 3:16
はじめ1*06/12/6 2:54
ベッドの右端4*06/12/6 2:46
キストミスト[group]六崎杏介206/12/6 1:12
アリクイは何処だ[group]士狼(銀)6*06/12/6 1:08
一番蒼依106/12/6 0:51
走る。もののあはれ9*06/12/6 0:36
1等星心愛306/12/6 0:28
はつ雪の、舞うRin K32*06/12/6 0:18
うさぎ心愛206/12/6 0:09
ちいさなひかり 情報の一部[group]狩心7*06/12/6 0:07
起承転結、俺物語4*06/12/5 23:59
『いつか』しろいぬ2*06/12/5 23:39
雪ん子のうた恋月 ぴの28*06/12/5 23:38
星と自分が一直線になるぽえむ君12*06/12/5 23:03
雪原三条麗菜10*06/12/5 22:57
さよならは言わないLEO24*06/12/5 22:51
お茶の時間 服部 剛19*06/12/5 21:54

Home 戻る 最新へ 次へ
5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013 5014 5015 5016 5017 5018 5019 5020 5021 5022 5023 5024 5025 5026 5027 5028 5029 5030 5031 5032 5033 5034 5035 5036 5037 5038 5039 5040 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.74sec.