「そうじゃなく、忙しくて
「つい・・・・
無視するつもりは終(つい)ぞなく
なんとなく、踏んでしまった過ちの日を重ね
やがて君たちが冷たくなって 眠る街に
雪は降り積り ....
飛び立とう 誇らしく
この大地を蹴って
逞しく 美しく 力の限りに
これは昨年から新規参入した球団の
選手応援歌の歌詞である
この歌詞を見ると考 ....
太陽の息吹は大地にふりそそぎ
山は水を作り出す
花のように咲き乱れ
植物が根を生やす
舞妓が舞うように種を撒き散らし
熱を持った有機物は活動をしは ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて
/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/
それで ....
眠りに落ちると
いつもそこは凍夜
誰にもじゃまされず
暗闇を独り占めする
外ではひどく激しい気流
雲で空に恨み言を描き付けて
あのころって、いつだ?
わたしたちって、 ....
予断を許さない状況が続きます。
地球は自転と公転を取り違えそうになります。
山という山は噴火を休火と言い張って、
川という川は不必要な滝を作ります。
予断を許さない状況が続きます。
連続 ....
たそがれた昨日とゆう過去を思い出にして
今日とゆう新たな歴史に一歩踏み入れる
状況は変わらなくても
必ずや良い事がある
そう信じて、一歩踏み入れる
まだ未知の ....
あなたの花開くようなお口へ
鈴の音の鳴る金のスプーンに
一さじの杏ジャムを載せて
含ませたいの
とても穏やかな様子で
わたくしの はやる気持ちを隠して
柔らかな顎に そ と手 ....
このナミダは
可愛がってくれたあなたのため
生まれ変わったら
私また
逢いに来る
毎日やさしいことばをかけてくれてありがとう
私ひとりにじゃないとわかっていても嬉しかった
....
よっぱらって 詩を
かけなかった
まっさおな いいわけ
色彩論では
まっかな 嘘である
五月の青い闇の中
私はか細い少年になり
夢の迷路へ踏み入った
白いうなじに風を受け
はだしの足で土を蹴り
煙る街灯はすに見て
ネオン流れる色街へ
....
冬の青空を
鳥が飛んでゆく
まっすぐに
きりっとした冬の翼で
空を切ってゆく
何もない空の一瞬の変化が
大地への躍動を与え
その羽ばたきは
心の波となり
生に響きを与える
....
時折、死んだように目を伏せる君を
パラドクスを完成させた完璧な死体と思い、
その横顔に恋をした。
僕はネクロフィリアなんだろうか?
自分の皮膚の下におぞましい欲を感じる。
....
欠けている
それだけで思い悩む
砂のようないのち
たとえば
ふたつの石を打ち合わせて
火をつくる
そのために
石が欠けたとしても
かまわずに石を打つ
ただ
火をつくる
それだけの ....
果たされない約束など
交わさなければ良かった
費やした言葉が無為に過ぎ去る
遠くで手を振っている影が
単なる錯覚だと気づいた時
壊れた傘の骨が頬を突いてきた
見向きもされない視線に ....
歓喜は無限に
君にとってぼくはなんだいと尋ねた
無限は歓喜に
気の利いたことは言えないよと言った
歓喜は少し悲しかった
それを見た無限は
君にとってはぼくはなんだいと尋ねた ....
葬儀場建設反対
という札のかかった民家
の向かいに建っている葬儀場
人生を説く有名占い師
によって人生を左右される人
の家族が流した不幸の涙
ユビキタスとかマイナスイオン
という ....
友達が 死んだ
そう聞いた瞬間は 涙も出てこなかった
「交通事故だったの・・・・・車にはねられて・・・・・」
....
一日を積み重ねていくと日々になる
日々を束ねていくと年月になる
年月を固めていくと人生になる
まずは一日がある
なんで出て来るんだ
つい口をついてしまって
なんでいつも
そうなんだ
自分を守るために出た
言葉が
今の自分を苦しめてるんだ
きみが好きだから
嫌われたくないから
出 ....
目は的を眼差して
鏃は心臓を刺す
殺すのは、嘘で、悪で、醜
生かすのは、真で、善で、美
焼いて、矯めて、鍛えた意志をさらに研いで
向かう的はひとつ
....
キミのまちで火事があった
新聞買ってきた
見つからないキミの名前
ラジオの交通情報で
事故のしらせに耳をすます
聞こえないキミの名前
ボクをふったキミなんて
灰になってしまえばい ....
孤独と背中合わせな毎日
誰もいない教室
沈みかけてる太陽が
僕の机のラクガキ
少しだけ映して 消えた
そこに寂しさだけ残って
暗くなり始めた教室の片隅
僕は声も出せず
ただ 泣いて ....
たんたんと、
すき。
たんたんと、
きらい。
たんたんと、
しぬ。
たんたんと、
いきた。
たんたんと、
かく。
たんたんと、
うたう。
たんたんと、
....
色を持たない水彩画のように
雨が。
数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい
ふるふれ 雨の無表情
  
....
ああ 晴れてきた
孔雀の 模倣である 傘よ
折れろ 私の手を 打て
私の手は 姦淫を 弔う
決して 汚れない
孔雀は 空を 飛ぶ
がぁがぁ 鳴いては
暗い 谷間などなく
眼前には ....
その夜は、どうも、ワル酔いをしちまったらしい。
おれが、あの後、ヘドをぶちまけていたことなんて、
おまえは知らないんだろう。
「飲み明かすなら、 つきあってやる」 なんて、
調 ....
寒いのは嫌いだって、
冬になると毎日、恨めしそうに空を見上げる。
曇りがちな12月。
街中にはクリスマスの音楽が溢れていて、
何がそんなに楽しいの?
よく判らない。
冬の陽は暮 ....
この街にまだ雪は降らない
灰鼠色の空は浅い冬のまま
恋人たちの吐息や
ブランコを揺らす手に護られている
わたしの何処か深くにある黒いものや
寒い、と寂しい、が似ていること
それに気 ....
羽が
風を巻いている
葉から 黒から
生まれてはもどり
消えかけた輪を空に置く
折れた枝
弓なりの雪
空へかがやき
問いを放ち
誰も恨まぬ応えを浴びる
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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