気になること
地球に生きている生命の始まり
ずっと向こうまで流れる雲の味
淡々と繰り返される波の終わり
これらは
どうなっているのだろうか
私たちは知らないことが多 ....
この 青い空 白い雲 高層の建物は
冷たいロジックを回線に乗せて静かに堆積する
光が都市の騒音のように
うねり 広がる ポテンシャルの場
ここ 帝都の初冬に南中の林立する 陽射し
影 ....
月日が経てば、薄らいでいくものとさえ履んでいた。
指先に汗を滲ませ キーを叩いて
きみへの弁明を推敲し、
それを肉筆の誠意に置き換えて
あからさまな眼差しから逃れた積もりでいた。
本当はもう ....
届いた声はすでに枯れていて
爪弾いた細い月を眺めながら
君は遠い空へふっと息を吐く
羊雲を産卵して
吐息は青
ショットグラス傾けろ
乱暴なサクソフォン
蹴飛ばしたこうも ....
リコーダーを吹き
静かに一日が
終わる
そっと目を閉じる
夜に飲める一杯の酒
涙が出てくる
抱しめてそっと
「お疲れ」と言って欲しい。
また明日、人の幸せのため
喜んでもらう ....
目隠ししてから選びます。
風邪をひいた
2年ぶりだろうか
前に風邪をひいたとき
友人はまだ生きていた
前に風邪をひいたとき
父もまだ生きていた
前に風邪をひいたとき
....
虎になった
黄色と黒で 都会のようで
{ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
神秘と静寂のギリギリに
透き通るように立ちつくす
虎になった
爪と牙が 怯えのよう ....
空にかかる、一筋の虹は
七色の光で
人を引きつける。
君はきっと、きっと。
虹と一緒なんだね。
遠くから眺めることしか出来ない、
遠い。遠い。
かけ離れた人なんだね。
いつかきっと。
....
携帯の画面上の
イチバン星みたいに
薄紫の空に
消えていった
追いかけたいけど
向かい風で
足動かなくて
目で追って
背を向けて
・・
・
僕も帰ろう
会社のエレベータの
非常ボタンの隙間に
白くて小さな
花が茂っているので
摘みとりたかった
けれど
摘みとらなかった
非常ボタンを
押してしまいそうで
摘み ....
泣いて笑って怒って でも楽しくて
ピーマンが食べれるようになったとか
口笛が吹けるようになったとか
そんな事で盛り上がったりして
いつかあなたが割ったペアグラス
ホントは怒ってた ....
誰も知らない交差点で、どこか懐かしい匂いを感じました。
誰のかは、思い出せませんでした。
ただ、頭の中で何歳か若い記憶で充満して、気持ち良かったです。
あの頃の友人に、メールでもして ....
再放送を見逃して
そのまま旅に出る
いくつか電車乗り越して
慌てて駅に立つ
一面広がるどこの海
帰らない大人と子供
いつまで経っても気付かない
太陽は浮いたまま
どうせ別れる運命だ ....
朝から続く重い雨
紅の俺の心にも降り注ぐ
霧のかかった未来は虚ろ
重たい扉を開けよう
行くあてなどないけれど
誰かが待ってる気がしてならない
胸に刻まれた約束
果 ....
取り急ぎ、
申し上げます。
(中略。)
そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。
だから。
いつか向こうに着い ....
セロハンみたいな風に包んだ愛は届いたかい
暖かい海に浮かんだ Jelly Fish
Jewelryのような南の島で戯れた
恋はカラフル ビューティフル
....
頭の中の言葉が
たくさんあるというのに
捕まえることができない
つかもうとする手と言葉とが
磁石の同極同士のように
退け合ってゆく
言葉が拒んでいる
言葉をつかめない
そうではない ....
僕は憎む
青硝子をはめ込んだようなこの空を
あなたのいないこの世界を
僕は憎むよ
翼をなくした僕には
もうこの空を飛ぶことはできない
あなたへの嫉妬でたぎり狂う
僕の醜い心よ
壊れ ....
少し肌寒い十二月の昼下がり
窓から溢れ燦然めく陽射し
甘い希望や愚かな夢みたいに
僕らはそんなことなど気にせずいた
近くいると君の全てを見る事は出来ない
遠くいると君の見えない所も見えて ....
ふゆのめだまはゆめみるめだま。
ふゆらふゆらと、
ふねこいで、
ゆめやゆめやと、
ゆめをみる。
つめたくなったら、
めをとじて、
まぶたのなかで、 ....
雲の隙間に覗けた晴れ間
あなたの滅多に見れない表情
あなたの奥に潜んだ言葉
私の奥に眠った想い
全てを曝け出すのには
あまりにも束の間すぎて
すぐに通り過ぎてしまうから
....
方法はあとで考えるとして。
とりあえず部屋をかたづける
カーテンをしゃっと引き開けて
はたきをかける
そして
押入から引き出した掃除機を
唸らせて
音が
ああ忌々しい
窓からほこりが ....
俺の手帳見つけて
予定を眺メルメル
予定真っ白
黒鉛筆で乱れ撃ち
予定真っ黒
俺の手帳ワガママ
消しゴムとって
ケシケシケシ
ゴシゴシゴシ
垢糞皆落ちる
俺の右腕乱暴者
絵の具の ....
花日向、根は地水を飲み尽くす
影は咲く、愛しきように
影は咲く
寝ぼけた風に吹きやられ
やがて塵は灰となる
枯れた木に
今宵は何を刻み込もう
あの子が眠りにつくように ....
海辺に
ギターを弾く男ひとり
音符は波に洗われて
貝になるかな
全部の音を閉じ込めて黙るよ
海辺に を弾く男ひとり
ギター
「ギターのピック虹色 ....
あの曲がり角を右折すると
あなたのステージは燃えてしまってるわ
火の粉が
ひとつ、またひとつと
逃げてゆく
あ
今度は一度にいくつも
あなたは
愛しい場所と野次馬たちと ....
冷蔵庫の中に沈む午前三時の闇
車座に向かい合って呟き交わす僕らの言葉を
陰鬱に笑うオレンジ色が
少しずつ噛み砕いていく
(僕たちはどのくらい現実なのだろう)
昨日
....
朝おきあがる度に
号令を
強制した
おれそうな体を
黒いブルゾンで
拘束した
かわいいなどと
言われるだけで
この心がまっすぐにこぼれ落ちて行くのです。
生温い視線さえ
敵 ....
ちょっとでいいよね
ちょっと優しくしてもらえるだけで
それでいいよね
多くを求めちゃ欲求不満
幸せからは遠いよね
ちょっとでいいよね
ちょっと願いが叶うだけで
それ ....
4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013 5014 5015 5016 5017 5018 5019 5020 5021 5022 5023 5024 5025 5026 5027
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.49sec.