むしゃ
と
くしゃ
同性なのに
仲が良すぎる
怪しい
二人の関係をつまびらかにせよと
愛の国から幸福村の村長さんが
区長さんに言付けた一枚の命令書
ほうほうのてい
弾劾された正 ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
愛してる
愛してる
あいしてる
陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで
あなたならわかるかもしれない
....
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど
人間が好きな人間でいたいね
文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど
人間が好き ....
思い出のなきがらを
脳髄からひっぱり出したくて
頭を掻き毟っても、
何度も剥がしたかさぶたが
消えない痕になるように
コピーされて
劣化しても
残っていく
濡れた睫毛は乾かない ....
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです
あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ....
おはよう
明日の光を浴びる観覧車
地軸の傾きに反応したゴンドラが
少うしだけゆがんで
カラ、
ラ、
カラリ
まわりはじめると
冷たい大気に
隠されていた痛みが染み込んでゆく
....
傷心波止場に波がたつ
ひかり朝焼け
夕暮れの共通項は
愛のようで
優しい人を愛しました
白くて汚れや鬱屈の頬を
撫でられながら
平伏を更にもとめます
世界の王に ....
山に囲まれた盆地で、水を集めて田を耕す友人は、
帰り際に、果物をくれた。
中学時代、いやもっと幼いころ。小学校に通う頃か。
唯一の国道113号線が、地吹雪で渋滞を起こした。
雪 ....
何の明かりから順番に消していけば
少しのためらいもなく、眠れるのだろう
どんなに光の射す部屋に迷い込んでも
最後の明かりを消すのはあたしだ
肌寒いこたつの中で眼を閉じても
....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている
風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
音もなく降る雨を
ぼんやりと眺める
眼鏡が塗れて
視界が薄れていく
咥え煙草
白い息と煙
止め処なく
途切れなく
溜息と自嘲
そして後悔
顔をしかめながら
通り過 ....
押し寄せる波が私を連れ去ろうとする
どこか遠くの私の知らない世界へ
もう終わりだと知っていた
これ以上続かないとわかっていた
だからこそ
信じたくなかった
この波の音が聴こえるこの ....
君の口から吐かれる息は
さぞ幸せだろう
美しき
粘った
結晶の
綿がしのような
甘い、甘い
白息
僕もあなたの
綿となり
また
食べられたい
....
集束する世界を抱いて
繋がりを絶った夜
自閉する扉を止めず
手に入れた覚悟
偽物でもいい
進めるのなら
収縮する世界を抱いて
一粒の涙で鍵を造る
....
喋られなくなっても。
見えなくなっても。
歩けなくなっても。
キスが出来なくなっても。
唄が聞こえなくなるのだけは、イヤだ。
昨夜に限っては
悪夢にもうなされず
いっときだけ
窓をたたく雨の音を
聞いた気がする
夜の中にあって
感情を露わにしないまま
目覚めたのは幾日ぶりのことだろう
確かに雨は
濡れたアス ....
一日中降り止まない 冬の霧雨
窓からながめる 庭の裸木
その梢は 水玉をつくっては幹から根へと
ネクターを注いでいる
そして そ ....
1
十二月の眠れる月が、遅れてきた訃報に、
こわばった笑顔を見せて、
倣った白い手で、ぬれた黒髪を
乾いた空に、かきあげる。
見えるものが、切り分けられて――。
伏せられ ....
巨峰天然水飲んでもレモンティー飲んでも
どっちがどっちなんだか区別がつかない
どちらもおんなじようにすっぱかった
あなたのキスのあとはいつだって
ショートケイクを食べたあと ....
それは、青い色の小さな小さなお弁当箱
荷物の整理、してたらね
思いがけず出てきて、
小さかったあなたを思い出した。
あなたは、初めての子だったから
『幼稚園生のお弁当』なんて知らなか ....
人形の人の死体が
石積みの河原に落ちていた
右ひじから先が無く
首も変な角度で曲がり
埃と泥にまみれていた
見たことのある人の死体は
どれもきれいに整っていたので
とても汚らしく ....
森をゆく陰
陽の雨 うたたね 岩棚をすべる水
老樹のうろ 葉に棲む音 午後の胞子
塞がれた兎の穴 雪割草をすすぐ沢
ほとりの鴫 消えない木霊
わけのない過去 はずのない ....
嫌われることに震える両手は
ひとを切らずに
済んだかい
置き去りの身に震える素足は
ひとを捨てずに
来たのかい
おそろしいものは
いつも
わからないのに
....
プリンタから大仰なオノマトペとともに
吐きだされた紙は
わたしのこころの化身の化身
余白がもう白すぎて
わたしは震えてしまう 指先 くちびる
間のぬけた音がきかい ....
{引用=しん
と張りつめた空気の隙間から小さく 雪ふるる}
氷点下の朝
白樺の並木道
枝の間から差し込むあたたかさ
昨日の凍てつきなんて
思い出すことなく
鳥たちのさえず ....
帰路の途中に
いっぽんのイチョウの木
並木にあるわけでなく
小汚ない公園の中に
ぽつんと立っている
小汚ない公園だが
イチョウの木は
実に堂々としていた
彼が何十年
生きて来たか ....
世界の片隅で生まれた風は
猫柳の枝を揺らし
水辺に群がる蝶の触手を掠め
乾いた轍の上を砂塵を巻き上げながら
叫びと響きを翼にのせて
つむじとなって舞い上がる
鋭いまでの切っ先 ....
¢…或ル手…*miss typing*
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伽藍,p-ラム、揺-u,レi..Lu √のタク徒,リアす 四季ノ薬莢,ur焚くと蘭P
¢…或ル手……*m ....
4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013 5014 5015 5016 5017 5018 5019 5020 5021 5022 5023
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