時間がとまる
夢を見た
異様にほそ長い
横断歩道で
信号待ちを
していると
視界の右上が
黒くかすむので
気になって
空を見上げると
だ円が崩れたように ....
踊る人形
笑う人形
クロワッサンに
コーヒー入れて
鼻歌を歌い
タップダンス
おじさんが
四葉のクローバー持っている
おみやげのアンマン
おみやげのカマボコ
おみやげの風邪 ....
空をけずるおとのする 大風のよる
ふたりで二尾百円の鰯をたべる
おさないりーちゃんのいうことには
こんな風 神サンのおうち とばへんやろか
ピンクの箸で鰯の肉を運ぶ
りーちゃんの「神 ....
いつもの帰り道
ふと拾い上げた落ち葉一枚
何気なく火をつけてみた
火は少し燻ってすぐ消えた
その様子が切なくも滑稽で
急に笑いが込み上げてきた
木々にコダマする笑い声
ど ....
見上げると
ひらひらと北風に舞う
たましいのかたちをした
まあるい葉が一枚
落ちてきた
{ルビ煉瓦=れんが}の{ルビ椅子=いす}に座ったぼくは
腰をかがめてそれを拾うと
....
物差しを掌にかざして
向こう岸までの距離をはかってみる
助走を長くつければ
飛び越えれるかもしれない
あそこに停まっている船の乗員に頼んだら
一緒に乗せていってくれるかも知れない
それかこ ....
この世界はフェイクだ
それなのに
あの人の言葉を信じてしまった
私は正気(ばか)だ
今大空のもと
歌を歌う
涙を拭いて
クルクル回る。
すべてを忘れて
すべてを信じて
すべてを感じて
すべてを愛して
Open your arms
Open your hear ....
ぱいぷセンセイ
さようなら
センセイがふかしてた
けむりのわっか
ぼくだいすきだったよ
わっかの
まんなかをくぐりぬけて
ねむい朝も
けんかした午後も
ふられた夕がたも
ぼくは ....
あなたが空けた
あたしの穴
もうないよ
ふさがっちゃったよ
あなたが買ってくれるって
言ってたのに
買ってくれなかったから
あなたがくれたの以外
したくなかったから
....
その人が生み出す詩は
言葉が前倣へをして
心地の良い感覚を保って
キチン、と整列をしているのだ
私の言葉たちよ
少し、見習ってはくれまいか。
手を繋いで
親指冷たいって言ったら
袖の中に入れてくれて
酒足りねぇって
コンビニ行ったよね
・
寒かったね
恥知らずならよかった
恥知らずなら
人の目なんか気にしなかった
恥知らずなら
後のことなんて考えなかった
恥知らずなら
暗がりをさがしはしなかった
恥知らずなら
後ろからじゃなく正面か ....
「国 敗れて山河あり 城 春にして草木深し」
この爛れきった欲望海で 浮遊する懺悔の言葉か
赤く腫上がり溶け始めた太陽が発する腐臭の光
光よ 光よ
我が身の因果で送り込まれた この暗い海に ....
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる
そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ....
枯れ木にも電飾の賑わいで、
世の中はまったく クリスマスの容貌、
クリスマスの前の夜には、
おんなのこは いちごのようにあいらしく
はねのようにやさしくきかざり、
誰かの腕に あらねば ....
器の底に僅かに残る水を
飲む頃に 雨の平原
遮るもののない近さに
後ろを振り返る
遠い山々から
無秩序な強風が
長い旅を続け
軽いものを巻き上げた
道の跡に午後の
どこか沈んだ退色
....
「手紙〜僕の字は汚い〜」
封を切らずとも知っていた「内容」
メールで送っても構わない「実情」
君はいつも卑怯だ
僕が字が苦手な事くらい知っていたはずなのに
わざと手紙を送っ ....
呼び続ければ何が来る?
ただただ歩けば何がある?
無意味なんて恐怖さ
因果応報も恐怖さ
何事にも無意味と意味がある
意味があれば其の裏が怖い
無意味なら味気が無 ....
失ってから知る大切な物
後引く現実に戻れ無い心
先は見えず転びそうになっても後ろ歩き
過去は戻ってこない
やり直しの効く事なんかあるわけ無い
そんなこと、知っていたはずだった ....
ラブ&ピーーーーース
爪先のうた あぁ、いちごの時計は止まる
逆走疾走喪失酩酊
カラフルな映像いっぱいの見えるモノって一体?
北斗七星でも探す
ちっさいちっさい、あのちっさい星は残念なが ....
― それ、なんて髪型?
と問われたオレは答えた。
― ケントデリ・カット。
イエース
華麗に無反応
なんだちくしょうこの小僧
オレがオッサンとでも言いたげか
....
廃墟の街に雨が降る
昨日の繁栄は窓の外
地下室の中で雨宿り
嫌気性のキノコを探せ
廃墟の街は晴れ渡り
輝く青空に白の月骸
人無き路に風が降り
無機質がリンと鳴る
廃墟の ....
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
私は叫ぶ
鼓膜
破れ
る
程に
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
喚く
叫ぶ
声が
嗄れ
る
程に
....
開けたてのコーヒー
はさみを入れたての袋に鼻を近づける
胸いっぱいに吸い込むと肺が心地いい香りに満たされた
いつもより少しだけ多めにフィルターに粉をそそぐ
いつもより少しだけ熱 ....
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない
きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと
私
自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
好きと言えたらいい
人も、自分も、現実もみんな
息を吸うように
息を吐くように
好きと
理想論ばかり捏ねても
この世界はきっと
誰も愛してはくれないだろう ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに
のに
祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
むしゃ
と
くしゃ
同性なのに
仲が良すぎる
怪しい
二人の関係をつまびらかにせよと
愛の国から幸福村の村長さんが
区長さんに言付けた一枚の命令書
ほうほうのてい
弾劾された正 ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
4981 4982 4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 4995 4996 4997 4998 4999 5000 5001 5002 5003 5004 5005 5006 5007 5008 5009 5010 5011 5012 5013 5014 5015 5016 5017 5018 5019 5020 5021
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
9.37sec.