血の涙も出ない
ジェノサイドが
現に、今でも
地球上で起きてる
罪もない人々が
そこに住んでるというだけで
無差別に
容赦なく
無抵抗に
抹殺され ....
人生を退会する時
「こんなサービスがあるから
まだ会員を続けませんか?」
そう言われても
それは
希望か
それとも
うっとうしいだけだろうか
メンテナンス中につき
利用できま ....
下唇噛む
血が滲む
喝采される声
私の頭の中で絡み合う
糸と糸
胸のうち溜まる
ドロリと穢れた液体のような
頭の上に伸し掛かる重石
もはや取り除くことできず
ただ私は手を動かすの ....
無機質な翼に覆われて
耳をつんざくような轟音に侵されて
辺野古は美しい珊瑚も海も空も奪われる
街を営む人々のコトバすらヤマトには届かず
ただアメリカの思うがままに
これで《美しい日本》だ ....
後ろ振り返り私が辿ってきた道を眺めた
長く遠く後ろに続く道
大小様々な石ころと泥でぬかるんだ凸凹道
躓きながら転びながら歩いた未来へと続く道
おかー さーん
夜飯
漫画読むちょー
おかし
あ、ピアノ
勉強めんどくせー
明日もがこうだおー
とー ちゃ ん う ぜー
りんごたべた〜い あ
きょー ....
お前が馬鹿にするほど
人として駄目になっていくのに
気が付かないか
それとも駄目になるなんてないと
思うのか
法律がなかったら
俺はお前に何をしてるか
分からない
これを脅迫だと思 ....
今日は月曜日
朝から色々色々色々
そんなこったろうと思っていたけれど
こんな日は自分をもてなす
蒸しパンを蒸かす間
烏龍茶を淹れる
私の茶壺は
茶色のぽっ ....
あの最悪な男。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだろ?
数年後
あの最悪な野郎。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだよな?
十年後
あのろくでもないやつ。
俺 ....
怒り心頭、それぞれに
それぞれのたましい
誰ものたましい
えごいすと
怒り心頭、戦い絶えず
自らの魂の為に
他者の魂
傷つけるを厭わず
他者の魂と
競うことだけ好み
勝ち負けだ ....
『ジイドの日記』を読んでいて、ぼくがもっとも驚かされたのは、友人であるフランシス・ジャムについて、ジイドがかなり批判的に述べていることだった。ジャムがいかに不親切で思い上がった人間か、ジイドは幾度 ....
○「自己理解」
世界中のことが
わかっても
自分のことが
わからない
○「夫婦喧嘩」
夫婦喧嘩は
反論するところから
始まる
○「対人関係」
人は変えられない
変えられる ....
細かい風が吹いて
開け放った窓から
レースのカーテンをすり抜けて来る
異次元へゆけるかどうかは
内緒の話だけれど
そうだね
みあげる満月が
異世界なのなら
星の ....
伸びやかに ひびかせてみて
小さな耳を 掻き抱いて
月の端から生えた 竜の顎が
頸木に巻かれて うなだれる
ここは 空にいちばん 近いところ
星さえ望めば 奪えそう
宇宙には 葛藤があ ....
深い夜やおら身を起こし
冷たい水を求めて蛇口をひねった
それから数週間。
ずっとぽとりぽとりと音がする
蛇口を力いっぱいしめてもしめても
ぽとりぽとりと落ち
滲み出るそれ
どうにもくくれ ....
にんげんじゃないと
はじめから言っていたのに
その声のトーンは
どこか戦っていた
背中のチャックは
都市のざわめきにまぎれながら
幾度となく
重力を裏切った
宙に浮かぶ輪郭は
....
もっと思いっきり生きてみ
オレがさ、思いっきり生きろって言ったら
思いっきり生きないと
舐めてんのオレを?
舐めてんのか!
それがお前の思いきりか!
バシッ、バシッ(思いきり横面を張り ....
暗闇に咲いた 手と花
青いまなざしが 頬をすべって
夜の波となった
見渡す限り それが続くので
どうか そのままで
追記 意味などない
揺籠のなか 酩酊
燃えてゆくからだが ひどく痛 ....
一日の終わりに、
今日もよくがんばったね、
えらいねって、
自分を誉められるように、
夜が来るんだね。
夜の静けさの中で、
自分が自分に帰れるよ ....
鳥たちが
黒くまあるい群れをなし
足並みそろえて宙を舞う
左に右にたてに斜めに
ぐわんぐわんと
舵を切り
くうきをかきまぜ波立てる
一瞬一瞬はじけるように
空をまっちょに切り刻 ....
黒ずんだ血の色に充ちた眼球を抱え
自らの肉に怒りのイカズチ振り落とし
引き裂かざるを得なかった
貴女の 真上、
ただひたすらにすきとほる
絹の天空の
果てしなく拡がり奥まりいき 、 ....
まだ泳ぎ方も知らなかった
プールの青
透明で冷たい
頭から飛び込んだんだ
息を止めたまま沈んでいく
足をばたつかせるけど
やり方はそれで合ってたのか?
全然わからない
今このま ....
横から見た姿が
千葉のかたち
けして犬ではなく
赤い皮膚を着せられている
ぼくの足は
館山を歩き
鼻先で野田を指し
おしりで鴨川の波を撫でる
だれかの手のなかで
ゆるやかに笑 ....
酒を止めて1ヶ月
元々
子供舌で
甘いの以外は
味が好きではなく
酩酊した時の気分が良かっただけ
そしてその気分はしらふでも
作り出せた
だからすぐに止められた
これからも続けよう
....
孤独であることに耐えられない火は死後に静寂を灯した
夜があけて光あふれる里山の草木に{ルビ微風=そよかぜ}はあたためられている
碧い空がうららかな輝きにみちた礼装で黙祷をささげる
海は静粛な空気 ....
私的錯綜の最中 、
寝入るのに必要なのは
光の帯、
音響の細やかな拡がり 、
寝入ったまま死が訪れても
それそれら、
混迷の此の世を照らし
突き抜け輝き鳴り続け
薄っすら導 ....
今日は何を書こうか
白紙のまま閉じようか
泳ぐ文字の赴くまま
僕は筆を動かす
踊るよ言葉
もやもやもやもや
灰色の霧に包まれて
うたうよ謳う
静かな激しさ内包し
詩(ウタ)と ....
た・太陽のような君と
ち・地球に住むボクら
つ・月影に浮か光景
て・手を取り一つに
と・永遠の夜を過ごす
短い言葉に想いを込めよう
長々と多くを語らず
ただコンパクトに伝いたい言葉だけを語る
密着しあった言葉と言葉があなたの胸に届くまで
声なき声に耳を傾けよう
あえて大きな声は挙げず
ただ ....
誰が好きかと聞かれて戸惑い感じた
今まで勝手に詩を書いてきた
好きな詩人など分からない
そう正直に答えると決まって相手は
小バカにしたような態度をとる
「ふぅ~ん」とか
「へぇぇ~」とか
....
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