ふとしたとき
苦しみが消えてきていると思う
愛が苦しみを包み込み
人がわたしを助けてくれる
わたしはわたしを救わねばならない
永遠に愛することは
どのように可能か
不可能か
しかし ....
遂に人のAI化が始まったか
これは序章にしか過ぎない
今の文化は模倣から始まる
勇者英雄のマネ聖女のマネ
マネーがあっても楽しいから
お金がなくてもコピーで満足
「それ ....
燻んだ空の下
おもむろにしゃがみ込むオレンジ色の頭巾の少女
雨粒は少女の頭にあたっては弾け
そのまますべり落ちて地面へと砕ける
少女はうつむいたままなにもしゃべらず
ただ顔をくしゃくしゃ ....
人、一人
死んでも生きていても
響き続け在り続ける
終わることなき
宙の想い 只
この世でのその展開を
それぞれの個性に依って
普き光の大洋から
掴み取り追創造する
唯一の媒介項、僕 ....
黒ずんだのこぎり屋根の原野を
仲間からはぐれたネズミが
逃げ走る
ところどころ噴き上がる蒸気を
蹴散らす西風
ちぎれ雲がコーラルに染まって
解体されないままの太い煙 ....
彼は愛を知らなかった
家族が無関心だったから
彼は対等を知らなかった
友人から見下されていたから
そうではない人から見て
おかしいと思う事に
慣れて
おかしいとは感じなかった
....
約束の指環に手を伸ばそうとして
「ああ、そうか。もうこの指環をつける必要なないんだ」
と、気がついた。
エターナル・ブルー
の呼び名を持つその指環が大好きだった。
苛々と髪をか ....
いつかは手に入れるだろうか
そこでほぼ一生過ごすって
どんな感じだろうか
帰っていく場所
My Home
未来はわからないのに
ローンで縛られること
どうして家ってこんなにも高い ....
娘はちゃっかり盗撮をする
後から送ってくるので
文句の言いようがない
でも今回は良いこともあった
仕舞っていたアルバムから
昔の家族写真をAIの動画にしていた
写真なら驚かないが、 ....
零は零れる
存在と存在のすきまから
消滅と生成のすきまから
音も立てず零れる
零という名で囲われた
自らの内の虚無へと
絶え間なく零れる
0 0 0
0 0 ....
真夏の空は
なんと意地悪なんだろう
カンカン照りの
日に限って
群青の画布に
輝くばかりのアイスクリームを
描いちゃってさ
○「日めくりカレンダー」
僕は「今日は何日」ということが
わからないなってきている
やっぱり
日めくりカレンダーが必要かもしれない
○「学力低下」
昔の子どもたちは
寝るのを惜しんで ....
国と自分を同一視して
国すごいから俺もすごいと
やりたいわけです
持たざる者は
つらいよな
が、すごいのは
僕、個人であった
君はそうでしょうけどね
スキル、知恵、誠実さ
僕はそ ....
山本山、下から読んでも山本山。九歳年下の友人、山本君はとてもとても大食漢で、今日はそんな彼との映画鑑賞(映画を見る前、きっとヤツはコーラとポップコーンを絶対に注文するだろうなって思っていたら、案の定、 ....
カーテンが朝の光を
すこし遮れないので
うす青い薄氷が部屋に入って
初めてのあの日を想い出す
なんだかその清らかさに
笑えて来たりして
夏の朝はそれでも
なに蝉か知らないけど
....
きのこ雲が誇らしげに
空に浮かんだ
終わらない悪夢を君にあげよう
黙々白く犯す雲の下
熱射に焼ける
街が焼け人が焼け影も焼けた
赤く黒く燃え上がり
川辺は人に溢れて風船のように水 ....
パパと手をつなぎ
道を歩く
私の小さな手が
パパの大きな手に
吸い込まれそう
パパのあたたかさが
パパの大きな愛が
私の中に吸い込まれる
あーあ、し ....
「あなたの物質の闇を吹き飛ばしなさい。そうすれば霊に出会うから。
あなたの霊の闇を吹き飛ばしなさい。そうすれば神に出会うから」。
──サン・マルタン
....
なにかを探して
なにかに追われて
胸のざわざわが何なのか分からなくて
ほんとうは知りたくなくて
ぼんやりと海がみたくなった
胸が痛くて
それがなぜか知りたくなくって
とおい夕焼けをみてい ....
七階から見下ろす階下
サイレンのなる街
駅から数分のマンション
ざわめきやノイズ
観葉植物の葉を
てに載せる
試験体と友達になって
とうめいな容器のなかで ゆっくりと呼吸 ....
発車ギリギリの電車に飛び込んだ
座れたけれどだるい
夏期講習サボってどこか遊びに行きたい
そう思いながらYOASOBIを聴いている
サラリーマンのおじさんおばさんたちも
疲れた顔してスマホを ....
アボカド
ブロッコリー
椎の木
言葉
滑り落ちていく坂道
ブランコの途中
ところにより雨
ソファーで聞いてる
包丁の音
いつもの思い出話
壊れた玩具と
無くした部品
外 ....
通貨はベイベイ横浜駅で
青いユニホームかぶった駅員が
帽子のあごひもキュッと締める
まるで駅員であることを確認するように
特急、接近、ハマ風が吹き、
ファッショナブルに回転する駅員
膨らむ ....
底なしに劣化した日本の全言論情況を
日々(まるで炎天下に
置き去りにされた死んだカラスの{ルビ臓=はらわた}を無理矢理、視
せらるように)
眼前にみせつけられている。
どこへ眼を泳がせても逃 ....
広くつづいた枯野の道は
骨ばかり
高く乾いた冬空に
黄昏月の悲しげな瞼の赤らみ
涙の匂いがしないように
化粧水をたっぷりふりかけて
いかなる慰めも求めていない
....
「それじゃ
敵に塩を送るようなもんだよ」
「先輩、そうです
塩を送って高血圧にして組織の血管を
ボロボロにしてみせますよ」
「いやいや、敵に塩を送るって
苦境にある敵をあえて助 ....
夕食は、母親の手作りの
ご飯を食べてから
病院の受付にパートに行っていた母
だから、五時前には夕食を終えていた
だから、未だに私の夕食は異様に早い
朝食は、パンだった
食パン ....
○「旅」
日本の田舎はどこも同じだ!
美しい自然と元気な年寄りが
みられる
○「昭和の常識」
食事は母親の手作りだった!
子どもは外で元気よく遊んでいた!
友達の家でも遊んでいた!
....
朝のつんとした寒さがゆるみ始めた
それでも毛布に身を包み冬の真似事
冷たい朝が少し恋しくなった
だって、冷たい私の体の中に
柔らかな心の温度を感じれたから
そこに心があるって感じ ....
AIに向かってレスバトルを仕掛ける民を見た
いわく、おまえパヨクだろ、云々
なんとけなげな
人だと思ってるぅ~
im so happy cos today i found my fri ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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