今居る場所を
具体的に説明
することが
できるだろうか

東から太陽が
差し込む山手線内
七号車中央出口付近
代々木原宿間

つり革につかまる
ぼくが居る
 ....
僕がまだ小学生だった頃。

父と母は毎日の様に喧嘩をしていた。
母は父の稼ぎの少なさを貶し。
父は病弱で働きに出れない母の不甲斐なさを責めた。

『お父さんとお母さん離婚するかも知れない。 ....
光のたびに
滴は昇る
音に昇る
{ルビ胞=えな}に昇る


肌色をした袖をふり
雲をふちどりゆらめく何か
あとわずかでわかるというのに
午後は土の影を見つめる

 ....
蒼い海峡の水面に、座礁した街がゆれる。
煌々と月に照らされて。
わたしが走るように過ぎた感傷的な浜辺が、
次々と隠されてゆき、
閉ざされた記憶の壁が、満潮の波に溶けて、
どよめいては、消えて ....
打ち破れ!
惰性の中での 歯車
脂での 刺殺
打ち破れ!
推測上の 戸を 開けろ
そこに お前は いるか?
いつも 月光の 下
私らの 水桶は 世界を 回っている
お前らは 見習うがい ....
{引用=ポエム問題集 100作を記念して}

それは
感性を磨くために
技術を向上させるために
何人を制限することなく
万人のために
誕生した

心に感情がある限り
道は果てしなく ....
黒い天幕に
開けられた小さな穴

零れ落ちる
涙の雫と悪意

サラサラと音を立てて
遠ざかる 幼い記憶

目の前の無垢の心を汚す

口唇から洩れる
密やかなため息

頭も指 ....
               じつをいうと

わたしはつねづねなにかをねがっているんです
            そうして ひなたは
          うつるんですが・・・・

わたしは ....
昨日のこと

でかけようと
気を引き締めようとしたところ
ピンポーンとチャイムが鳴った
  我が家のチャイムは
  ピンポーンと鳴るのかは分からない
  ピンポーンと鳴ったような ....
東京で買ったお洒落な服を着て街を歩く。
けど、通り過ぎる女の子の
誰も俺を見てない。
むかつくから母に下駄を買ってくるように命じ(海で裸足で遠くまで歩いてたら盗まれた。)
下駄を履いて街に出た ....
田舎に帰ってきた。
就職して始めての一日、職安で見つけたんだ!会社に向かう途中、
チャリキがいきなりパンクして
うなった。
考えた。
会社いくの、やめた。
自転車を思いっきり、コンビニに向 ....
夜の神が言う
「眠れない人は手をあげてくださーい」
最初は皆息を殺し、ふとんの中から辺りの様子をうかがっていたが
もっとも臆病な少年、インバビロニアの血を引く息子パテロモスクベスクァテイルが
 ....
強い潮風吹きっさらし
遠くに涙飛ばしながら
海坊主を呼んでいる
海坊主よ
海坊主よ
聞こえているか

私が浜辺で泣いていたとき
海からお前は現れた
そうして私の隣に座って
すっかり ....
今日は天長節だ
天皇誕生日
なんで自国の祝いをしないで
他国の宗教の祝いを盛んにするの?

ある人が言っていた
商業主義儲かればいい
景気が良くなればいい
ゲームを貰えればいい

 ....
今年も一人のクリスマス
だが、俺はさびしくなんかない
ジェームスブラウンの
クリスマスアルバムを聞いているからさ

こいつはすさまじくゴキゲンで
ヤツのステップを一字一句
間違えることな ....
目を覚ますと

空は薄い黄色に染まっていて

何事かなと

外に飛び出すと

空からは

色々な色のコスモスの花軸が

ひらひらと先回しながら落ちてきて

それは人間の近く ....
{引用=


一、やわらかいものたち


みなもの月が
やわらかそうで
みんなたのしく眺めていたね

そして
だれかが
つかまえようとして
バシャリと濡れてしまっていたね
 ....
街をみていた
貴方の街を

白々と染まる朝の底から
浮上する軒先の陰影
心配するなと云ってくれた
おまえの街だと

しずかな春の空を斜めに切った直線
落ちてきた羽ばたきの伸ばす
細 ....
柔らかな白色が身体を過ぎて

空の青が眼の奥を撫でる

コンクリィトの反発は、少しばかり強いけれど

前へ進むには調度良い

昇る陽を見上げて散歩

駆けて見失った幾つもの事、人
 ....
 おお!君はなんて自由なんだ!
 君の自由はまるで風に無理矢理流されるあの浮雲のようだ!

 おお!君はなんて可能性に満ちているんだ!
 君の可能性は毎日決まって東から昇って西に沈む天 ....
空はトーンと高く
青い絵の具と
白い綿飴が広がる
秋の休日

高円寺はレトロに
中野はマニアックに
街は構えていて
恋人達は手を繋ぎ
老夫婦は仲睦まじく

鳥は甲高く鳴き
それ ....
 

 配達員が来る時期になったので迎えの準備にかかる
 幼い頃養母がしていたように手編みの靴下を門柱に吊るす。
 遅い朝の空気は高く澄んで、折り重なる雲から真鍮色の日差しを垂らしている。
 ....
誰かの事を考える
世の中のみんなが幸せになればいいのに
博愛的な言動と行動
鼻をくすぐる髪の毛
世の中のみんなが幸せになればいいのに
聞こえない声
肩の上の手
髪に口付け
眠れない朝に ....
沢山用意した言葉の中で
言えたのはたった一つだけ
笑うなと言ったのに笑うロイド
部屋の隅でうずくまる井上
後ろの鬼塚と佐々木
見えない姿
後ろ姿のロイド
真っ白い手首
言えなかった言葉 ....
今年も女にふられたので、
大そうじして死のうと思った。
捨てられるものがあるうちはまだいい。
でもぜんぶ捨てたら、
それから、どうしたらいいのだろう。
考えても仕方がないので、
どんどん捨 ....
 朝方、工場へ向かう男たちの吐息は白い。
いないも同然、止まらない車のそれよりも、
高笑いする煙突の煙よりも、みぶるいしながら
道路の向こうでその身をこごめて掃除している、
女の吐く息こそが彼 ....
街中のキラキラに

いちいち君が笑う

幸福そうに

それだけで

僕は満たされる。
揺りかごから墓場までほとんど至れり尽くせりのこの国で
神の子イエス・キリストの名前を
ちゃんと知っている人がどの位居るのかは解らない
それでも全ての国民が義務教育を受けて居るはずの現在
日 ....
山があって
雲があって
夢がある

僕がいて
君がいて
夢がある

空があって
星があって
夢がある

僕が生きて
君が生きて
夢がふくらむ

とても単純なこと
とて ....
テラコッタの
お茶碗を
落っことし
粉みじん
途方に暮れる
ローマ人

都は
大騒ぎ

全ての路は
塞がれて
一日どころか
千日経っても
猫の子一匹
這い出せない

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
そうなかやまそう406/12/24 0:49
泣きぼくろ。もののあはれ20*06/12/23 23:47
冬鳴木立 悟406/12/23 22:54
遠雷—解体されながら前田ふむふむ24*06/12/23 22:32
恋愛詩奥津 強0*06/12/23 21:55
ポエム問題集ぽえむ君8*06/12/23 21:39
鏡の中の花深月アヤ3*06/12/23 21:34
独善信天翁306/12/23 21:19
紅い帽子のサンタさんあおば3*06/12/23 21:00
1999年 火曜日馬野ミキ1006/12/23 20:18
1999年 月曜日506/12/23 20:12
或る夜の出来事406/12/23 20:07
私が浜辺で泣いていたとき肉食のすずめ7*06/12/23 19:56
何の日だ!ペポパンプ6*06/12/23 19:54
James Brown's Funky Christmas構造1106/12/23 19:34
冷や汗をかいて飛び起きたら全部夢だったジム・プリマ...0*06/12/23 18:43
小詩集【肯定ペンギンの消えたコロニー】[group]千波 一也14*06/12/23 13:50
ふるえる梢佐野権太21*06/12/23 13:15
『散歩』しろいぬ2*06/12/23 12:09
190cm106/12/23 11:59
胃が痛いkei992*06/12/23 11:58
偽物の雪が降る街でスリーピィ・...106/12/23 11:14
習作(はみ出し)虹村 凌1*06/12/23 11:08
午前九時のロイド2*06/12/23 10:57
大そうじして死のうしゃしゃり1606/12/23 10:32
「McDonald」プテラノドン4*06/12/23 9:44
聖なる夜に衿野果歩306/12/23 9:07
*埴輪とクリスマス*かおる8*06/12/23 9:02
大切なことぽえむ君10*06/12/23 7:11
齧歯類の朝あおば4*06/12/23 5:16

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