終わらない八分の四拍子
午後の珈琲
立ち竦む十字路の真ん中
冬の匂いの真ん中でバイバイ
春の匂いを嗅ぐ前にバイバイ
季節の匂いに笑う
終わらない八分の四拍子
午後の珈琲
立ち竦む三 ....
キャッチボールとは
誰が言ったんだか
すごいイイ例え・・
メッセで
メールで
きみからの返事
待ってるぼく
詩の女神ちゃんに 大晦日と元旦くらい
あなたの くだらない詩は
お休みにしましょうと 言われたので
両日 朝から酒をあびるようにのみ
さっきまで 酔いつぶれていました
今宵は三日月か満月か そんな事は感傷家に聞いてくれ
貴女を思い焦がれるこの心をどう始末してくれる
ただ俺は貴女に逢い その身包みを剥がし 身体を重ね
貴女の生の声を聞きたいだけなのだ ....
スライムお前は
ぐにゃりとしてて
すねているようにも見える
ドロドロとあふれ出そうで
あふれ出ないもどかしさ
固まったまま じっとする
ああ憎たらしい
ああ憎たらしい
ワゴ ....
いのちの大切さって何だろう
きれいごとでは済まされないこと
野生の獣が弱い生き物を捕らえ
生きる糧とするように
人間だって経済動物と言う名のもとに
生き物のいのちを断っている
(ひとのいの ....
・
友人に
擬態する癖のある女がいる
よく家の中で
かくれんぼうをする
二人で
わたしが鬼で
十数えて振り返ると
家の中はしいんとして
空気がうす青い
百年前からこうし ....
帰り道
巨人が追いかけてくるので困った
新年早々
巨人に追いかけられるとは
何と因果なことであろうか
先が思いやられる
とりあえず
通りがかった神社に入って
巨人が通り過ぎるの ....
よくにたるめら
たぶん むかし
いっついの けものだった
ほら おぼえている
とぐちのうえの どうのそれ
あるひ てのなか
ぽきりとおれた
ふれてみたかった ....
手作りの封筒で
「「指輪と手紙」」
贈ります
3年前の冬のこと
いつになったら
届くのかしら
郵便屋さん
忘れちゃったのかな
身から出た錆を舐め、血の味を知る
路上に浮かぶ陽炎と蜃気楼
鋼鉄を纏った人々と八畳間の唯我帝王
冷め濡れに笑っている・・・
汚れ知らぬ糞どもと頽廃思想にブラボー
血の流を求める ....
長い人生とゆう旅路の中で
人は様々な生きようを遂げる
悲しみは雪のように降り積もるけど
喜びは長くは続かない
楽しみも同じで
苦しさは長続きするけれど
....
空を切る指を
あたしは掴まずちょっと舐めて
堕ちてゆくのを只見てた
丁度太陽が沈んでゆくみたいに
爪にのせた艶やかなピンクベージュ
貴方に捧げるレクイエムになればいいな
足首に飾っ ....
◇暮れ
年が暮れる
暗い時代の予兆は
そのままに
初日は
それらを
もろに背負つて
出てくるだらう
◇木にぶつかれば
蝸牛は彼なりの歩みを
何昼夜もつづけて
....
わたる日を得た
静かな笑みで
水は幾度もひらいては
土をひとつ はたりと照らす
色や音をほどきながら
羽は線に飛び去ってゆく
細く軽くなりながら
やがて羽ではなくなり ....
哀しみが河の流れのように
続いていくとしたら
流れはどこまで
どこまでいくのだろう
喜びの大海へと
注ぎ込むのは
いつの日のことだろう
哀しみが星のように
またたくとしたら
輝き ....
強制終了しようとしたら
フリーズしてしまった
8年前からずっと
宙で止まったまま
地面にさえ
たどり着けない
自らの足で大地に立つ
風の香りは
今ここに自分が存在することを
意識させる
自らの手で大地を{ルビ掬=すく}う
土の匂いは
今ここに自分が生存することを
認識させる
自らの目で ....
僕がどん底で苦しんでいた時
ある友達が頑張れって言ってくれた
僕はありがとうと応えた
おかげで乗り越える事が出来た
別の友達が苦しんでいた時
僕は頑張れって言ってあげた
彼は余計なお世 ....
私は去りたい
貴方が欲しい
会いたい
消えたい
もう我慢ができない
追いついて行けない
どこかへ飛んでゆく
もう持堪えられない
頭痛がして
悲嘆に満ちて
弱く従順なもの
....
はるをいたみながら
ひとつ、指を折り
なつのまよいに
迷えないまま
指折りは、
ふたつ
みっつ、を数える指には
こころならずも
あきがなついて
ちからずく、のよう ....
人生には三つの弦があるという
理想と現実と失望と
それらをかき鳴らした音色が
夢と呼ばれるものであると
ある人は言う
理想を天とし
現実を地とし
失望を人とするならば
この世界に諦 ....
自分の蒔いた種
苦しみでもって刈り取り
自分の犯した罪
懺悔する
疲れた体ムチ打って
だるい体ひきずって
大海をさまよう
涙に濡れる
太鼓の音轟き
喜びに包まれ
今、翔ばた ....
友人からの年賀状には離婚したことが添えられていた
数年前、結婚の挨拶に来た二人
こんな美人お前にはもったいねえな、なんて
憎まれ口にもニコニコしていた二人
昨年もいろいろな人がこの世を ....
一つの言葉に騙されて
今夜も眠る
安らかに居たいから
騙された振りをする
解かりきった言葉を
今更聞くために
何をしているのだろう
私は醒めないのだ
ずっとこのまま
眠ってい ....
ドアをあけたら
新年はじめての
ひんやりした外気が
メントールのリップをぬった
くちびるに染みて
まだ夜も明けきらない街灯りへ
飛び出していく
銀河鉄道のように
走っていって
....
しろみ
(2000.7.29-9.15 @FCVERSE)
(1/2からつづく)
かくしたつもり
ことばでいいあらわせる
ものごと
....
人と人
理想が異なるから
諍いは絶えない
人は増え過ぎた
神はどうするのだろう
生まれてきた目的も違う
見る景色も違う
性別も違えば
歳も違うし
顔形も違う
....
今の自分は何を考えてるのか?
そんなことを見つけるために
言葉の森を散歩しよう
獣のような奴だった
俺の心をかきむしった
だけど待てよ
すべては心の反映
起こることの ....
たいして金のないわが家に
いずれ残ったら金をくれと言っていた
付き合いの長いSさんが来たので
眉をしかめていた僕は
家にいたくないので外へ出た
散歩の途中
なだらかな坂を上 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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