あの華や。と指を往く仕種が
ずっとずぅっと。緒を弾いて
十六夜の鉢 と言うのよ
小さくてつまめない程の 硝子の欠片
ありもしないものを抱き抱え
貴方と呼んで
今から明日に迎える
毒があ ....
こどものころ
おとぉさんがさんたくろーすだって
しらなかった

けれどそれは
あまりかんけいなくてね
おとぉさんとおかぁさんは
けんたっきーふらいどちきんのばんごはんと
た ....
この地、ヨースマルテには、四つの天国と四つの地獄がある。
四つの天国とは、ノエルク、ロンデル、ヤーハン、ポランのこと。
四つの地獄とは、モスヴァル、ベイジャン、シボルト、エイジェスのこと。
いず ....
おお、カーガリンデ。美しく気高いカーガリンデの街よ。
カーガリンデの街は、アドスの平原より続く、
ガイエス河の河口にある。
それはアディアの海に面して、良好な貿易港となっている。

カーガリ ....
ゴメン


ひとこと言えなくて
いつの間にかクリスマス

わかっているけど
意地を通してゴメンと言えず
何人去ったかわからない


クリスマスの主役は
もちろん君さ

な ....
揺れるキャリーケースの
疲れたフィギュアたちに紛れた
俺はねずみ
湿気た袋の中の息苦しさに
もう眠たい
冬と夜はさびしいものだから我慢をするんだよ
誰のものとも分からない言葉が私の中で反響します
どうしてだか私の心に浮かぶのは
北海道やそれに近い景色ではなくて
東欧の冬枯れの景色です
血で贖わ ....
やわらかく包む結び目のすき間から
ほんのりと匂いくるりんごのまるみ
そんなことば

太陽を溶かした夜を柄杓からグラス
唇から四肢へと移す食卓の綺羅
そんなことば

まな板を叩く音
単 ....
ケチャップ工場の爆発のせいで、
全部が真っ赤に、染まったこの街。

生クリーム、宙に浮かび上がって、
雲の居場所を奪った。

閻魔大王が、休日にしてるファッションは、
ジェラートピケ 地 ....
あの落書きは
花火よりも
明るい色にした

真面目な名前だから
怒ってるように見えるけど
きっと呼んだら
僕の舌は甘くなる

何も食べていないのに
お腹が空かずに
君を思うなら
 ....
ここがどこなのか
どうやってここに来たのか
わからない場所で
思う
花が花であったこと
風が風であったこと

今ここに
花かどうかわからないものが
咲いていて
風かどうかわからない ....
くしゃくしゃに
丸める明日は
色をわすれた今日

あの日の
これからの
漆黒にかがやく
まぼろし

くしゃくしゃの
わたしの
こころの
からだの
すべての
ながれていった瞳 ....
その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与えん

おおぶりな川のせせらぎは寂しげに演舞を受諾する
手あぶりに凍りつく患部に聞き伝えの罪を ....
錆びた薔薇の手摺りから
想いの順に消えていく

これまでの人生よりもずっと
優しい灯火

凍った空
冬の長い影
後ろ姿
螺旋に落ちてくダイナモ
菊の花が散り、黒いスリッパの上に落ちる
どれほどたくさんの罪が
世界に広がっていくのかを誰も知らないんだ

馬鹿みたいに、
自分だけは全てを知ってるつもりになって、さ


 ....
96歳の山の師匠と僕と友人の3人で
久しぶりに県境の山に登った
急な登りじゃないから師匠も一緒に行こう
と友人がいうので行ったが
山の師匠には危険な急登だった上に
道があちこち崩れていたり
 ....
ことばが狩りと育児を済ませたので内側を向いた
から/わたし達は膨らみはじめて以来ずっと骨が
鳴りっぱなし犬も駆けっぱなし毛玉は転がりっぱ
なし/穴があればやさしく覗き/幹があればひと
まず揺す ....
「梅毒感染最多に」
上の感染だけでなく
下の感染にも
気をつけなければならない
上はマスクで
下はゴムで
風が強い日は
外を出歩きたくなる
向かい風に強く打たれて
心の隙間を埋めてみようと抗う

雨が強い日は
海へ出かけたくなる
雨だれが大海原を打ちつけては
飲み込まれる姿に夢を重ねる
 ....
いつも行くはずの近道は薄明を終えて神社の鳥居の脇を吹き抜ける
平坦な午後に並ぶ学生たちが少しのやすみを記憶するとき

みちゆきは確かに真新しいスーツを纏い 大きめの制服を着て 
まばゆいほどキ ....
静謐の夜を穿つ
透明な明滅は
哀しみの在り処を指示し
沸き立ち、立ち消え
律動する

冷える夜底をひっそりと
移動していく影
背景に流れ
根なし草の寂寥と
一握の希望を落とし込み
 ....
夜の廊下に
落ちている声
踏まずに歩けば
聞こえくる声


思い出せない
幸せな音
思い出せないまま
そこに在る


遠のく雷 遠のく虹
遠のく空 空
営み ....
二〇一八年十月一日 「楽しくくたばれ!」


楽しくくたばれ!


二〇一八年十月二日 「断片」


 ぼくは何も言わなかった。ひと言も口にすることができなかった。何
を、どう言 ....
統合失調症になったことが
哀しくて
哀しくて
仕方がない

私の人生を破壊した
統合失調症が
本当に
憎い

こういう時は
深呼吸をしてみる

もう一度
深呼吸をしてみる
 ....
みんなでていねいに
話し合って決めていくところに
意味がある
人の和が生まれてくる
上から目線や押しつけあいからは
地域の和は生まれない
日月との戦いは続く
自動的に増える
あるいは複製される
かけがえのない唯一の災害

手に手に光源を持って
闇を深めに行く
自殺なら後でできるから
ありったけの飴をランドセルに詰めて
 ....
6カ月になるわが子は驚異であり脅威である。わが子が自身へと生み出したもの、わが子が両親へと生み出したもの、わが子が彼方へと生み出したもの。わが子は常にほとばしっている、この親密な家庭へとほとばしってい .... 笑うに笑えない

涙の
クリスマスプレゼント

できるなら
粉々に砕いてしまいたかった

ターコイズブルーの
恋のかけら

その一粒が
こころの隅に残って

チクリと痛む
 ....
厳しい冬の風が 吹きつけていた
冷たいアスファルトの道路に かなしく落ちていた
ちぎれてしまった その白い翼
捲れあがる 白紙のページのような
その ひとつひとつの羽毛


わたしは、あ ....
雑貨屋にはなんでもあるよ
君は言う
曇ったガラス戸を開けてなかに入った
なにか甘いもの
なにかお腹いっぱいになるもの
なにか甘くない飲み物
できればソーダかペプシ

眠くならない化 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
結実戒律あらい321/12/16 8:23
めりぃ、くりすます秋葉竹321/12/16 8:03
天国と地獄[group]大町綾音6*21/12/16 5:41
カーガリンデの歌[group]3*21/12/16 5:37
主役のいないクリスマスst321/12/16 1:13
俺はねずみ奥畑 梨奈枝321/12/15 23:30
2021/12/15雨宮吾子421/12/15 20:53
ついったーsoft_m...521/12/15 18:36
ケチャップ・ロンリープラネットツチヤタカユ...521/12/15 18:27
キラキラミナト 螢121/12/15 18:06
再 生塔野夏子5*21/12/15 11:57
六十兆のキセキ草野大悟2221/12/15 10:58
ほころびショールあらい221/12/14 23:23
emeraldmizuno...221/12/14 23:04
りあるな夢じゃない秋葉竹221/12/14 20:43
老老登山zenyam...3*21/12/14 20:10
ことばsoft_m...121/12/14 19:51
感染防止zenyam...021/12/14 16:32
風が強い日は坂本瞳子0*21/12/13 23:02
雪洞あらい521/12/13 21:27
夜の断章ひだかたけし921/12/13 20:43
遊迷樹木立 悟621/12/13 19:29
詩の日めくり 二〇一八年十月一日─三十一日田中宏輔12*21/12/13 14:26
人生渡辺亘121/12/13 10:56
地域の活性化zenyam...1*21/12/13 9:57
あの頃は電話もいる221/12/13 8:20
6カ月葉leaf121/12/13 5:12
クリスマスプレゼントの罠st421/12/13 3:34
隣人本田憲嵩321/12/13 2:21
最初の戦争竜門勇気2*21/12/13 1:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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