「春は すぐ そこですよ」

通りすがりに 誰かが私に 声をかけたのです。
私は 驚いて辺りを 見回して そして誰も私を 見ていないことに 首を傾げました。

春が すぐそこだなんて ま ....
今日を 眠る
凍えた 冬枯れ
落とした 夏の日々

ゴツゴツ か細い枝

そして 冬を空想の豊饒で眠る
微動だにしない 

脳神経のフラクタル 木々の骨
ポーズを決めたら 風に答え ....
凍てついた大地に
透きとおった花弁。
水晶の葉。
小さくて
脆い棘をもつ
花が一輪。

誰が知るのか。
それはかつて
紅い花弁をもっていた。
棘すらもその身に纏っていなかった。
 ....
孤独なんて
なんともなかった
もともとひとりだったから

憎しみには
少し戸惑った
脅かすほど力もないよ
擬態がうまいだけ

やさしさは
うれしかった
返せなくてごめんなさい
 ....
{引用=僕は死ねない}

自分のことも
未来のことも
何も分からないけれど

ただ漠然と
僕は死ねない

たとえば
母より先にゆく愚かさも
たとえば
大切な人より先にゆ ....
会社というのは、(まぁ)、ひとりでも出来るわけですが、

多くの会社はふたり以上、いる。いる。いる。

かいしゃ、かいしゃ、かいしゃっ、いや、かぞく、かぞく、かぞくっ、

、(まぁ)、ふた ....
よーよー、ようこそ、おいでくださいました。

さぁさぁ、ぼっちゃん、そこに座って、

ささ、どうぞ。





片時も我の手を離さない小さきぼこ

人を見、知ることも、ままなら ....
黒糖ココアを淹れて ジャスミン香を焚いて グレゴリア聖歌を流して
オトコの上で未然形の独善が座禅
「やぁ プリン動乱粥とすると
 痣 梨ん絵 ずだぼろの家
 囲い波浪の芯 自衛に」
とオンナ ....
 どうしようもない風に吹かれて
 立ってもいられず
 ただうずくまっていた青春
 何度も何度も悩みのサークルを
 ぐるぐる回り続け
 周りには妖怪、悪魔が徘徊し
 ドアの向こうに絶望を ....
君の頬つまみ
何度も確かめ
やっぱりやわらかいので
そのたび嬉しい
君は表情をかえないまま
暖かな部屋で、へたなギターを弾く
わたしはそれを聞かずに
時計の針の音を追う
君 ....
暗い銀色、音もなく、流れゆく、真冬でも、生温かく、躍る血脈。 第一幕

(開幕)

私と
操り人形の
パパ
ママ
お前

ブランコを漕ぎながら
どこまで飛ぶか競う
靴とばし

お前は操られ
遠くまで靴をとばす  ....
静か過ぎる夜は心が穏やかになり
いつか君と二人で行った海を思い出す
あの時も優しい温もりに包まれて
僕は緩やかな眠りについた

朝焼けの空は眩しくて眩暈がした
君の寝顔は綺麗で視 ....
こころをとうめいにすかして
ちいさなナイフをつきたてて
雪の結晶を食むようにして
くちづけようか

ここはとてもさむくていいところだね
きみの睫毛も凍っていて 
とても可愛らしい

 ....
ありふれた毎日さえ愛しく感じてやまない
恋に溺れた隣のあの子を
微笑ましく見ていられるけれど

これを余裕だとしたくはなくて
常にめまぐるしく動く時の中で
自由に飛びまわるような


 ....
焼け焦げた夏の余韻を引きずって

見上げる空は高く

雲間に見える太陽はきらきらと

優しく照る

かざした手の指のすき間から

もれる光の中に何を想おう

やわら ....
真実は二次会にある
アンパンマンとばいきんまんも
水戸黄門と悪代官も
きっと誰も知らない所で
「お疲れちゃーん!」とか言って乾杯しているに違いない
演技だからとかじゃなくてマジで。
黄門は ....
アタシとあなたが
まるで夫婦のように呼応するから
嫉妬した太陽が
あなたを真っ黒に
焼け焦がした

黒い月

夜空に染まって
見えなくなる

愛しいあなたと
 ....
お話伺ってもよろしいですか。
いやあ、素晴らしい跳躍でした。
切なさからはかなさへの大ジャンプ。
パーソナルベストも更新しましたね。
最後の直線で希望と絶望、
熱望や羨望が入り乱れる中でも
 ....
心に染み入る雨音に
あなたの頬に涙の音
蛇口を伝う水滴の音
湖畔に産まれた小波

刻まれた水音の音色が奏でる
旋律を胸にして渡り歩き行く
小さな波間を擦り抜け渡る先
虹が紫陽花と友に微 ....
人は
他人の幸せはよく見えて
自分の幸せはよく見えない
もしかしたら
他人よりもずっと幸せなのかもしれない

だから
自分が愛する人を
自分よりも幸せにすることが
自分を幸せにするこ ....
恋のさめる音は
雨上がりの

透明な
あまがえるによく似てる

あれは
誤解だったのだ
私はうっすら弧を描く

虹を

さかさまにしたような
私の頬に
笑みが射す

愛 ....
忘れないでいようよ
片目をつぶった偽善の素晴らしさ
ひとつだけ飛び抜けて長い小指の爪が
あなたの肌に食い込まないように
小指を丸めてあの手の平を握った


もう夜のことを
やわ ....
けふは ほんとうの
し を  かこうと
おもう いま までのは
みんな うそっぱち さ
へへへ
あなたに出逢えるか逢えないかは誰にも分からなぃ

2人の距離がいくら遠くとも



あり得ない事だとみんなは言うけど

人の言う事の中で行き先決めてたら

人の思惑から抜け出せない ....
そんなに目をこらして
いったい何を貫きたいの

過呼吸で踊って
まだいくらでもある空間に
足の先を伸ばし
指の先をしならせ
ああ どんなにか
静かな里に憧れただろう!

貴方の右手 ....
居酒屋で取り残されたマフラー

その日は至極寒い夜で

私は誰かの温もりに触れたかった。

そのまま、ぎゅっと抱きしめて

私はそのマフラーと一緒になった。

俺のマフラー

 ....
{ルビ梔子=くちなし}の満開の下へは
決して近寄ってはいけない



『クチナシの木の満開の下』




子が出来ぬ
という理由で離縁された女は
梔子の花しか食べられなくなった ....
泣かないでジョージ
素敵だよジョージ
もうすぐ幕引きだけれど
世界は終わらないから

だけれどジョージ
目を開けてジョージ
車に跳ねられるなんて
あんまりじゃないか

幕引きだよジ ....
仏壇の奥から
じいちゃんの入れ歯が出てきた
まるで貝のようにぴったり重ねてあって
今にも「がははは」とじいちゃんの声で笑い出しそうだ
でもじいちゃんは小さい時の僕を
よくこの入れ歯でびびらせ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
芽吹くウデラコウ4*07/1/16 11:42
木々の秘密アハウ307/1/16 9:46
氷の花ちぇしゃ猫3*07/1/16 9:30
ホライズンuminek...8*07/1/16 8:06
僕は死ねない砦希(ユキ)3+07/1/16 3:47
不特定多数のしわよせ花丸ぺけ3*07/1/16 3:25
よけいにやんなっちゃうじゃないか1*07/1/16 3:03
縄文式健康法(特製闇鍋レシピ付き)人間407/1/16 2:50
俺は変った山崎 風雅707/1/16 1:50
チクタク______...0*07/1/16 1:21
下水大覚アキラ1*07/1/16 1:15
操りファミリー[group]なかがわひろ...0*07/1/16 1:05
夜と海海月2*07/1/16 0:51
エスキモーmoof. 407/1/16 0:49
ちらりKanata...107/1/16 0:43
至福yoshi207/1/16 0:41
二次会の世界新守山ダダマ14*07/1/16 0:39
黒い月なかがわひろ...3*07/1/16 0:00
インタビュアー・エレジーブルース瀬戸...307/1/15 23:36
水音T’s1*07/1/15 23:21
自分の幸せはよく見えないぽえむ君9*07/1/15 23:07
恋のさめる音uminek...7*07/1/15 22:37
お題/愛をしてみる茜井ことは5*07/1/15 22:21
そろもん(釈明の話)みつべえ307/1/15 22:13
恋a明i花k火oOrange...007/1/15 21:40
混濁する決意鳥獲1*07/1/15 21:11
憂いカネコ□イ2*07/1/15 21:05
クチナシの木の満開の下[group]蒸発王11*07/1/15 20:16
スボットライトは静かにプル式3*07/1/15 19:24
入れ歯茶釜3*07/1/15 18:51

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