もりのおくにはしたいがありました
あたしはしたいをみるのは
はじめてだったから
ちょっとドキドキしました
おかあさんは
したいにはさわってはいけないと
いいましたが
し ....
雨がまた積もっていく
雨音がまた積もっていく
その分だけここは、静かになれる
抱き合うだけの幅を残して
昔の夢のかたちを探り合う
窓を伝う雨粒の落ちる、速さ
遠退いた距離の分だけ、今の ....
もういいから
ぶちまけっぺもう
な、
えらくむかつくから
ぶちまけてさっさと
天一食って帰っぺ
せっかく高円寺まできたんだから
絶対下痢すっけどしょうがね
もうしょうがね
おいダ ....
軋むベットの脚は壊れそう
二人は一つになる為の過程を犯した
一つになれたのは本当に一瞬しかない
心を通じ合えた
甘い時間を過ごす事で辛い今日を忘れる
忘れるというよりは忘れたい ....
向こうのひと
と思っていた
向こうの世界だと
思っていた
よくわからないまま
手を振った
まだ会ってもいないのに
さよなら
って
銀河鉄道の話を聞きながら
僕は ....
女は金を持ち
有力な血縁を持ち
権力を持ち
奴隷を連れては
男を自由に取り替えていた
女はボロボロの服を纏い
両親は何一つ残さず死に
奴隷のような毎日を送った
彼女 ....
やりたいこと
ひとつだけ
かなえてみよう
ほんのすこしの
ゆうきとともに
ありんこほどの
ちいさないっぽ
たたかいません
でもにげません
....
いつだって
どこだって
飛んでいける
大きな翼を持つ君
それでも
君は飛ぼうとしなかった
「まだ飛べない」
そればかり
君は 気づいてないのかい?
いつもあの空を
羨ましそ ....
世界へようこそいらっしゃいました。
ここでは基本的に
自由にしていただいて結構です。
ただ、一つだけ注意事項がございます。
他愛なく誰かに見捨てられそうになったり
すっかり文明に溺れそう ....
窓
の
外
は
雪
が
降
っ
て
い
て
キタキツネの
ふわふわした
尾っぽのように
跳んでゆく白いキツネの
襟足のような北国の君の姿を
粉雪の舞 ....
そういえば・・・
君がほしかったのって
少しづつ 塗り重ねて厚くした
ボクに付随する 数々のステイタス
ねぇ、いつかボクに言ってくれたね
「大好きだから離れたくない」って
....
蒼く染め上げて欲しいの
もっと もっと もっと
叶わない夢を見たいから
もっと もっと もっと
狐の染物屋
泪色の染料を
袖に染め付け
蒼い鳥
空に舞う ....
キミがまだかまだかと聞くものだから
「ほら あそこのちんちんみたいな建物だよ」
と教えてやると
「へえ結構いい感じじゃない」
なんて言ってくれたので
「一階の右から二番目さ」
なんて応 ....
眠ることのできない緑の音が
雪の上にかがやいている
わずかな甘味を
鳥はついばみ
金のうたを聴きながら
粉の明るさを上下する
雨がふたつ
手をひらき
流れるもの ....
音を遮る雪が自身を埋め尽くしていく
哀願するように叫んでも聞こえない
俺の声はお前達に「キコエテイルカ」
足跡さえ無い雪の描く景色
周りを見渡す元気もない
解かっていることは
俺は ....
人は空を飛べない
けれども
人は空を見て夢を描ける
飛べなくても
しっかりと地面に踏ん張ればよい
人は宇宙を泳げない
けれども
人は頭の中で宇宙を創れる
泳げなくても
{ルビ颯爽 ....
空飛ぶ譲り葉に、
安全ピンをとめて、
無性にフォーカスはぐらついたまま、
爪を研ぐ野ばらと、
利口ぶった砂嵐へ、
いつだって繕いをほどこすマーチングバンド!
どこまで青色な ....
ここには誰もいない
誰もいない
私は目を泳がせて
立っている?
誰かを探している?
誰を探している?
仲間がほしい?
子供のように
走り回る
息を切ら ....
私たちは四人で 四人
SFホラー純文ラノベ
飲んで潰れたり
指摘!指摘!指摘!だったり
するけど
本が好き
四人とも
番外編もよろしく
あえて言えば広義の
腐女子
We are r ....
小さな恋の物語
小指を絡ませて 二人は約束をした
永遠に二人の願いは 色褪せることが無いように
別れ際に微笑を交し 何時もの様に分かれて行く
時の流れは思い出を少しずつ削る ....
お掃除しましょう
窓を開けて空気を入れ替えて
布団は干して洗濯機を回しましょう
テーブルをふいて掃除機をかけて
洗いあがったシーツを干しましょう
ゴミを捨てましょう
思 ....
いやそれに他意はなく
はちきれそうな悪意に体は震えるのだけれども。
そよりそよりと悪意の虫が蝕むのなら
多くの人が持ち得る偏見や自己否定、
それに伴い生まれる自分勝手な自己愛は ....
実家から帰って来てからそろそろ2週間だ
生活環境のまったく違う中
やっと京都での生活にも慣れて来た
実家では久しぶりの帰省だと料理も大判ぶるまいしてくれ
色々な場所 ....
内に、なにかもったりとした
存在がいる。
それを意識していると
胸のあたりがうずうずとして
しょうがない。
うずうずが、とれないから
悲しくなってきてしまって、
どうしようもない ....
どっかが
欠けている気がするんだ
物とかそういうものじゃない
何かが足らないんだ
欠乏しているんだ
咀嚼によって
「それ」は、果たして僕の一部になりえるのか
....
僕は悲しい
とてつもなく
無力を感じる
勢いにまかせて
自分の出した手紙は
もうポストの中で
出来るならただ
彼女の元へ
届かないで欲しい
ただそれだけを祈り
ただそれだけを祈る
....
君の心を溶かしてしまうほどの哀しみは
僕には少し大きすぎた
君の目に映る小さな波は
僕には少し哀しすぎた
だけれども
いや
出来れば君のその波に呑まれ
出来ればその中で溶けてしまいたい
....
珍しく田舎から餅が届いたので。
食欲は無かったが食べないのも申し訳ないから。
焼餅にでもしようと箱から三つばかし取り出し。
オーブントースターに並べて焼いたみた。
すると餅の入ったダンボール箱 ....
フーリーはすこしおばかな女の子
じぶんのこと、あたまがおかしいって思い込んでる
ひとりぼっちにとじこもって
空想ばっかしてすごしてる
フーリーはみんなが口々に言う「たのしいこと」が、よくわ ....
いつしか
気がつけば仮面を被っていた
ずっとだ
今となっては
肉に食い込んで一体化して
はがすこともできない
仮面と書けば
異物感は否めないけれど
僕が造りだした僕の一部だ ....
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