ネーム入れて
おそろいで
箱に詰めて
・・
きみに届け
この想い
ペアペンダントにのせて
渾沌とした時間が手足を縛り
記憶はカオスへと堕ちて逝く
暗闇を纏い
夜明けを彷徨う
右太腿の痺れは一昨年の夏の傷跡
折れた奥歯の残骸が「逝 ....
そう 考えて考えて書くものではない
言葉が 喉の奥から 溢れてくるんだ
でもそれを 吐き出して終わり じゃ意味がない
溢れ出る言葉と思いを 書き記す
苦しい思い 楽しい思い 切 ....
風はやさしく
大地はあたたかく
流れる水は清らかで
輝く炎は 我らを照らす
とおい とおい 時の果てから
とおい とおい 夜空の星から
小さく響く
それは や ....
最後の質問にも
答えられなかったので
哲学者のような顔をして
あたしは電話を切った
しびれた足をさすりながら
電話線をはずす
受話器がかすかに
汗ばんでいる
あたしはぐったりし ....
家族が俺を愛さなかったのに理由なんてない
ただバカだったからだ
自分は上手くやれると思っている
愛なんかよく知らねぇくせに
朝
君は 泣いて
朝
戸を閉めて
二人はもう一度夜を創造する
血 を ながして
朝
ひ か り
二人が生んだ夜を
野蛮な 夜を 漂白する ....
かわもにみなわがうまれても
またたくまにきえうせるように
もうわすれるしかない
はたさずにすぎてしまった
わか ....
幸せだけの人生なんて
つまんない
苦しみあるから
幸せはより際立ち
本当の愛や
本当の優しさを
得ることができる
....
「進め」
そう言われると逆に尻込みしてしまう
「進んでもいい」
そう言われた方が気持ちが楽になる
「勝て」
そう言われると逆に力んでしまう
「負けてもいい」
そう言われた方が力が発揮 ....
猫が叫ぶ
真夜中 鬼が通る頃
赤いお月様見て叫ぶ
”明日は飯が食えるだろうか”
猫が呟く
真夜中 人が消える頃
青いお月様見て呟く
”今日は飯が食えたから
とてもいい ....
街の境界で
2才児が、
空を裂いていた。人々のさまざまな傘が壊れだし
小さなハミング
ひびきにとらわれる、成長痛
からだの隅々で、こんなに軋むとは
思わなかったね
次から次へと間違いを正 ....
南極のオゾン・ホールが日本の面積の約80倍に....
そんな現実感のとぼけたニュース・テロップを軽く読み流しつつ
某建物の二階にあるコーヒーショップの窓辺からこの文章を書いています。
窓 ....
いみなく、いやはや。
いまさら、いそいで。
いわゆる、いいひと。
いかやき、いただき。
インドア、いいだこ。
いきごむ、いばりや。
いもほり、いねかり。
いらない、いりぐち。
いたらぬ ....
干からびた大地
太陽が容赦なく大木を叩きつける
根は大地からむき出しになり
腐食しきった幹に容赦なく苦しみが群がる
葉もつかない枝が枯れた悲鳴を上げる
もう涙さえ枯れてし ....
壱 うきしま
ねこやなぎ
あまごのせなの朱の星
春あさい湿原の灰色の水
地平線すれすれにみえる赤い月
鳥たちはいっせいに
北にむかって飛んでゆき
わたしは浮島にのって
....
【Starbow】DATA.1.
現在地球標準時 = 2160/02/25/13:28.15.138
DOCUMENT. date 2160/02/25
DOCUMENT. P ....
曇り空の畑を見ていたら
今まで忘れていた
今まで生きてきた辛い記憶を
なぜだか
思い出していました
鳥は元気よく飛んでいるというのに
薄暗い部屋の中でじっとしていたら
今まで忘れてい ....
西からの陽射しにビルの陰が真っ直ぐに伸びている
その影を踏まないようにして歩いた
最近はすぐに闇が迫ってくるから
その闇から逃げるように少し早足で歩く
昨日のあなたの言葉を反芻 ....
目覚めの悪い朝に
君が入れたほろ苦いカプチーノ
どんな音楽より
どんな甘い声よりも
僕を現実へと引き戻してくよ
お馴染みのキャスターと
昨日の野球の結果を知るための新聞と
少し眠たそ ....
カーテンを頭からかぶる、冷えたぬくもり
いつも思い出してしまう
ぼくの好きだった女の子は、ぼくの嫌いだった男の子と
ふたりで、教室の真白なカーテンの中でくすくす笑っていたんだ
いま、ぼ ....
青の彼女は
すべての醜きモノを
浄化する
阿婆擦れ女は
処女のような透明さに
汚れた世界は
誰もいない世界に
青の彼女は
すべてを浄化してくれる
最後の人 ....
ボクの脳髄を駈け巡り
消えていった電撃の疾風よ
お前等は何を知っていた
お前等は何かをボクに伝えようとしていた
お前等の残像からは何も見えない
ボクは何か大切なもの ....
もりのおくにはしたいがありました
あたしはしたいをみるのは
はじめてだったから
ちょっとドキドキしました
おかあさんは
したいにはさわってはいけないと
いいましたが
し ....
雨がまた積もっていく
雨音がまた積もっていく
その分だけここは、静かになれる
抱き合うだけの幅を残して
昔の夢のかたちを探り合う
窓を伝う雨粒の落ちる、速さ
遠退いた距離の分だけ、今の ....
もういいから
ぶちまけっぺもう
な、
えらくむかつくから
ぶちまけてさっさと
天一食って帰っぺ
せっかく高円寺まできたんだから
絶対下痢すっけどしょうがね
もうしょうがね
おいダ ....
軋むベットの脚は壊れそう
二人は一つになる為の過程を犯した
一つになれたのは本当に一瞬しかない
心を通じ合えた
甘い時間を過ごす事で辛い今日を忘れる
忘れるというよりは忘れたい ....
向こうのひと
と思っていた
向こうの世界だと
思っていた
よくわからないまま
手を振った
まだ会ってもいないのに
さよなら
って
銀河鉄道の話を聞きながら
僕は ....
女は金を持ち
有力な血縁を持ち
権力を持ち
奴隷を連れては
男を自由に取り替えていた
女はボロボロの服を纏い
両親は何一つ残さず死に
奴隷のような毎日を送った
彼女 ....
やりたいこと
ひとつだけ
かなえてみよう
ほんのすこしの
ゆうきとともに
ありんこほどの
ちいさないっぽ
たたかいません
でもにげません
....
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