世の中の99.99%は
勘違いで構成されている
だからあまり考えすぎないで
残った0.01%ほどだけ
真実が含まれているのです
それを見つけるのは不幸なことでしょう
世 ....
先輩から、「ユンケル皇帝液」をもらった。金色である。
今週、追い込みだろ?あ、はい、トホホって感じで。じゃあ、これ。差し入れ。
もらったガラスの小ビンは、やたら甘くて、苦かった。子供の頃のシ ....
蒼く染まった心が ね
時々紅く点滅して ね
泣きじゃくる
幼い子供のように
わけもなく
夜の帳の中で ね
あなたが抱きしめてくれて ね
点滅した赤が ね
ゆっくり蒼に戻 ....
一日中、果実遊びをして
手がスベスベと、そして匂う
帰り道は昔話のようなカラスが鳴いて、
石を投げつけてやった
ふと見ると小指に葡萄がひとつ
まだ刺さっていて
それは黒真珠のようでした ....
揚げ物で
飛び跳ねる 油
あなたの
爪 切り
結構
いい勝負
わがままを一つ
手のひらにのせて水の中
ゆらゆらとしずむ白い服
昔々恐竜がまだ元気だった頃
昔々地球がまだ温かかった頃
涙を一つ
手のひらにのせて水の中
ふわふわと ....
名も知らない川がありました
少女は毎日その川を見つめ
自分がいつか下流まで歩くことを夢見て
自分の部屋の南側にある小さな窓から
毎日川を見つめていました
川はいつもとうとうと流れ
美し ....
ある日急に空の星が 姿をけしたら
僕らは
月をを見続けるだろう
遠くの山よりも 目の前の世界よりも
はるかに大きく遠いことを 再確認するだろう
すっと 聴覚に流れ ....
過去 現在 未来
一つ一つに言葉に魂を注いで
愛する詩を描いた
正面から向き合って
先を見据えて
言葉を探した
気が向くまま
適当に拾い集めて
自分の中で纏めていく
その ....
観測などしなければ
枯れないだろう
知らなければ日常は
ずっと
そのままでいる
ただ思う事は
ずっと
気がつかないままに
そのままに
そして
僕は電車の中で
気がつか ....
計画性のない女です
いつだって、叶うはずもない夢物語と
現実と妄想の区別がつかなくなっていて
将来性を口から出るままに誤魔化していたりして
目で見ていることも、今きみが言った言葉も未来なん ....
明日は少し優しくなりたくて
右手に小さな飴を握り締めた
飴が溶け出して
指と指とをくっつけてしまった
僕は優しくなれるだろうか
空には小さく魚が泳いでいった
あの筋雲は何処に行くのだろ ....
君は今幸せですか?
応答ナシ…応答ナシ…
君の声を聞かせてよ?
応答ナシ…応答ナシ…
昨日心を込めて作った料理が
手付かずのまま残されていた
あまり食べないと体に悪いよ?
応答ナシ… ....
どこで躓いたんだろうね
まずかったんだろうねきっと
誰も不満なんてなかったというよ
月が出ているね
いまごろは深い深い森の中を歩いているんだろうね
できあいのプラ ....
いつものように
斜にかまえ
じっと待っているきみ。
ころころ降りてくる色を
とらえようとしている
飴玉に射し込む映像は
砂漠を転げながら歩いている
あさってのぼくら
抱き合っていても
....
あやおかしな男とはいるもので
月水金になりゃ
どっかに行っちまう野郎がおりまして
火木、土日は
わたしの寝床で
愛を囁くんですが
他日は何処へか行くんですよ
ある日 ....
ここらへん
なんて言う曖昧な言葉を
覚えてしまったから
いつしかそれが氾濫して
妙な心地よさを覚えてしまった
今日もここらへんがくすぶってる。
月 :「私は絶えてしまったのです。もう貴方の光も受け止められません。」
太陽:「私の光が強すぎたのだ。貴女を憐憫の炎で焼き尽くしてしまった・・・。」
月 :「そんなこと仰らないで。幾年を経た私 ....
青い空は嫌い。
彩度を上げた様に孤独感も上がる空だ。
(僕は今日もとても独りよがりだ)
焦げ付くように、こびりついている思考。
(きみと交わした従順な振りの約束。忘れていて欲しい、と願うけれど ....
君は気付いてた?
プライドがとても高い君は
いつでも僕の右斜め前
その半歩先を歩いているね
そこが君の指定席のように
表情を伺ってばかりの僕は
いつでも君の左斜め後ろ
その半歩後 ....
おはよう
島の朝は早い
東の海は眩しくて
早起きの鴎もやって来て
夏の一日が始まった
いいあんばいに
風向きもいいようだ
今日はどこまで行きなさる
ちょっと沖ノ鳥島まで
....
うほっほ。
原始人です。
マンモスと漠然と皮肉を喰って
生きています。
細分化される前の諸学の幹に
アンモニア精製水、
あるいはメローイエローをかけます。
よく育つように思い切り。
....
雪国で、雪とはおそろしいものだった。
下界と遮断され、文字通り陸の孤島となる。
年に何人かは、雪に埋もれて命を奪われた。
待ちわびた春が山ほどの雪を消し去っても、また雪は訪れ ....
あたし
火を噴く怪獣なの
ブワーって火を噴くから
みんな逃げる
大袈裟だよ
本気じゃないことわかるでしょう
誰にも危害加えていないし
この火はさみしさで出来ているのに
そうしてまた ....
彼はミケ
此処にやってきて
まだ半月足らず
彼はいつも言う
”この町は暮らしやすい”
昨日はこんなことを言っていた
”この町は飯がとても美味いんだ。
あの町のは食えたも ....
はじめて声を上げる。はじま、りの、はずか
しい過去を背負ってまで、橋を渡って喉をふ
る、ふる、ふるわせる。てえぶるの、表計算
の、[枠]の中に囚われ、ていた酸素の、また
《二》酸化炭素の、見え ....
永遠の証が欲しいと 君は呟いた
今僕等が愛し合っていること
それだけじゃ君は満足しないのかな
不安定で脆い、君
終わりがくることが こわいんだろうね
....
とってのこわれたカッター
囲まれたからおとなしく
折れたら折れた先で
汚れていく
自分と自分以外の事
時々 ねだるように
捨てられないだろうと
机の隅で 灯りから
はみでる
....
僕は人生を愛する
それは、時が僕の人生を有限にしたからだ
それは、苦しみが僕の人生に訪れたからだ
それは、苦しみを幾つかやり過ごしたからだ
それは、喜びを時折噛み締めるからだ
それは、僕 ....
見上げる空に鳥が舞う
思いのままのその翼
向かう先には白い雲
遠く果てなく飛んでゆく
空を夢見て眺めつつ
地に立つ我のこの足で
心を定めて歩みゆき
果てなき道を進みゆく
見つめ ....
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