冬は寒すぎて白く曇った硝子越しに
遠くに住む貴方を思います
いつ会えるのか指折り数えては
その数だけ溜息を静かに床に落として
ソファに横たえた身体はまだ貴方を覚えている、
あの日の分の温 ....
赤ちゃんがお母さんのミルクの臭いをかぎ分けられるように
私たちのアンテナは
常に
大切な誰かさんに、知らず知らずのうちに
向かっていて
人込みの中では
探しているあなた以外は
み ....
あなたが私の視界から消えたのは
今日のこと
リンク先を失った心はwwwを彷徨いやがて
脱走した後の犬のようにひっそりと手ぶらで帰ってきた
わたしの心の灯火はあなたに分けて貰ったもの
....
愛情があるなら
中途半端にするな
自分も他人も何事も
愛情があるなら
獅子のように
突き落とすだけ愛せよ
中途半端は
1番いけない
中途半端は
1番人を弱くする手段だ ....
「 いい娘だったのにね 」
母が ぽつり もらした
「 ね 」
だから 好きだったんだよ
ぼくは遂に 翻ってしまう 眩しすぎて
かき分けて 手に入れたい 本当は
言い訳して 片足動かすのもメンドクサく
遮った手の甲 やけに黒く思えた
不幸な人間だ この恵まれし者
眼に沁みる ....
暇をつぶす相手がいないなら
僕と遊ぼうよ
彼ほど上手く喋れないけど、話を聞くのは得意だよ
海に行くのは遠いから、大きな湖に連れて行ってあげる
港の夜景は無いけれど、小さな喫茶店でコーヒーで ....
わたしは幼女になって
あなたに誘拐されたい
ひらひらと
垢ずんでいく赤いスカート
ひとこともはなさない
あなたは
それに気付くことも
ない
わたしたちは
いつか家 ....
明るい
電器屋の店先で
メガホンで喚くように
お客さんと呼びかける
元気の良い人たち
お金を払うから
お客さんなのだと
お小遣いの乏しい僕は
まだお客さんにはなれませんと
....
ペッタンコしよう
欲しいものを手に入れるため
ペッタンコしよう しまくろう
毎日ひたすらペッタンコしていこう
事務系の仕事でよくやるあの果てしないペッタンコだ
ハンコに朱肉をしっかりと付けて ....
平凡でありきたりな人生に
幸せを感じる人もいれば
不幸だと嘆く人もいる
青い鳥を探す旅に出て
力尽き星になった人がいる
誰もが彼を嘲笑ったけど
その死に顔は満たされていた
どれが ....
寒冷前線が鄙びた丘の上でさまよっている
ゆかりの雫を垂らす
青磁いろにおめかししたはつはるの雲よ
乾いたひとみで見定めておくれ
昔 坂道を威勢よく駆け上 ....
遠くに見えた星が余りにも美しいので
僕ははっと息が止まった
小さな光はいつの間にか大きく空を包み
遠い筈なのに余りに近くに見えた
僕は一人で立ち上がらなければいけない
僕は顔を上げて進ま ....
牛肉牛乳だよ
仏滅の次の日に訪れるのは
遠くガラパゴスで
腕のないパトロンが
待ってる
手提げ袋にいっぱいの
牛肉牛乳を詰めて
鳩胸をふくらま ....
いつまでも一緒だと思っていった君が僕の前から消えるまでは
スッと僕の前から突然いなくなった君を僕は必死に掴もうとして
一生会えなくなるかもしれないそう考えただけで胸が痛くなる
目の前に舞い上がっ ....
心の深みに入って話をするのが苦手なイルカ
太陽や月の光が届くほどに浅い場所しか泳げない
そこは優しさに包まれる明るい場所
だけどどこか不安定な場所
浅い付き合いをするのが苦手なサメ
....
ぽつりとここに佇んでる
えんぴつの先に揺れてる幻想
むすっとした彼女の横顔
君に送り続けるこの生命の熱
のんびり散歩に誘ったら
アクセスするよ、そっと君の手握り
ホッとす ....
唯一確かなことは
俺は墓標を背負っていて歩いている
あとは全部嘘だろうと言われても
反論できない
反論ったって嘘っぽい
でも嘘と真実とで分けるのって頭おかしいんじゃねえかと思う
水を水 ....
獲物を咥えたカラス
何処までも続く欲情空
8ビートのリズムで吹きすさぶ風?風
轟音が降り注ぐ地上の黄金楽土
渦を巻いていやがる
物心付いた時から焦点が定まらない眼球を抱いたまま
水溜り ....
君がすべてを照らす
太陽ならば
僕は君を包み込む
銀河になるよ
真っ暗な僕の中に
キラキラと輝く
君を見つけた
あの瞬間の歓びを
あぁ
伝えたい 伝えたい
太陽の頂に北極星
銀河を彷徨う小鳥
俺ん掌で身悶え小鳥
おぉ〜嗚呼
小さな小鳥・・・・・・
君が大好きなんだ
死人に膝枕をしてもらい、耳糞を穿ってもらう
あの世の音が聞こえるぜ〜 ....
もしも空がなかったら
空よりも広い
夢を抱くことができただろうか
静かに流れている雲は
どこから来て
どこへ向かうのだろう
もしも星がなかったら
星よりも遠い
想いを馳せることがで ....
かつて憧れと不安の色に澄んでいた若い空
いつから俺は俯いてばかりになったのか
いつからちっぽけな石を蹴るだけになったのか
黒い願い
黒く腐った願いを吸い取って今や濁り果てた俺の空
....
あなたの ぎこちない指先が
私の{ルビ感情=こころ}を熱くさせる
もっと もっと たくさん
欲望の赴くまま
支配するままに
いちずに ただそれだけを ....
ねえ聞いてる
聞いていない
ねえちゃんと聞きなさいよ
聞かない
彼女は歌唄い
彼だけのために
歌を歌う
彼女は歌う
誰にも聞かせない
美しい声で ....
もしもあなたがいなくなったら
ごはんなんていらないな
あるくことも
しゃべることも
おふろだって
はみがきだって
なんだって
したくない
もしもあな ....
1
僕が子供の頃
山は僕の遊び場だった
鬱蒼とした山奥の
社へと続く長い長い
杉の並木道を歩くのが
僕の一番の楽しみだった
ある日
苔むした大きな杉の下に
寂しそうに男が ....
ガムを噛んでいる
することがなくて
鼻歌を歌ってる
気分がいいからね
寒いから
ポケットに手を入れるよ
いつもポカポカあたたかい
僕はポッケに春を持ち歩いてる
散歩をしよう ....
1
「ログはフォーラム内に投稿されることがあります。発言者はログのフォーラム内への投稿に同意したものとします。」(リアルタイム会議室Aの説明より)
「雑談専用のためログの投稿を前提にしていませ ....
目がまわる夜
ごっつんこしながら
あったかいね耳と耳
でも
ふたりとも
言い忘れたことが
いっぱい
きっと明日になれば
きのうの話。ずっと前の話。
星の ....
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