うれしくてうれしくて 走り出したとき
悲しくて悲しくて 泣き出しそうだったとき
切なくて切なくて 何にも手がつかなかったとき
ぼくはいつでも空を見上げていた気がする
ち ....
反吐が出る程に誰かを憎んでいようと
俺はお前を何時だって思い出す
晩春の街は夏を目の前にして
薔薇の蔓払いに追われる
柵越え屋根越えレンガの隙を縫い
年中伸び続ける野薔薇の蔓を刈る
畑も牧場も家も寝床も
ここでは薔薇と領地の奪い合い
特に最近は冬を経 ....
ふしあわせな物語は安直である
と仮定しよう
ふしあわせにも色々ある
けれど結局のところ
情動に大きな違いはないのだ
と仮定してみる
ならば
しあわせは ....
椅子の形の墓標だったらいい
二人がけ
いや
ベッドみたいな
そこに俺は眠っているか
掘ってみなけりゃ分からない
だが
椅子の下を掘る奴なんていない
俺の墓標に愛し合う二人が座り ....
めしがまずいだとか
口が悪いだとか
寝癖なおせだとか
そんなこと 言いたかったわけじゃない
好きだよ 君が。
あの日の僕は オロカビト
力強く
手、指の数だけ
物を語ってきた
理解されない苦しみは
僕が一番よく分かっている
だから
できるだけ
愛される必要があった
文字に残らないだけ
人は
“嘘だ”っていう ....
あなたは私を大事にしない
あなたは私を傷つける
あなたは私の言葉を盗み
あなたを男は可愛いという
あいつはあなたをどう思う
私はあなたを好きになれない
ずっと真似する ....
あなたの心の手を広げてください
そして
風を抱きしめてください
ほら
やわらかい風が
あなたの微笑みに応えている
もしも
あなたが涙を流しそうになったら
ここに来て
大地に浮きましょ ....
全てのものが
私の夢の形で居て欲しい
現実にはならなくていい
私の勝手な欲望で形を成した
妄想の世界での姿こそが
どんなものも
私にとって
一番美しいから
そう思った
ディズニー ....
雨の降る日は絵の具の匂い
絵描きも今日はお休みさ
いろんな絵の具で塗った世界も
雨がみんな落としてしまう
雨の降る日は絵の具の匂い
空も街も灰色さ
ちょっぴり悲しい色だけど
雨はみん ....
{引用=
多重の自我の
小箱たち
幾重にも
蓋われた 郷愁
霧雨の中で
冷たく濡れていた
かなしみも
木枯らしの中
いくつもに分裂しながら
泣き叫ん ....
アイドルになりたい〜〜
アメーバになりたい〜〜
そしてあじフライになりたい〜〜
あじフライになって〜
身体をタコ糸で〜
ペットボトルロケットに縛り付けて〜
発射〜〜!
大気圏越え ....
はくとう下さい
と叔父は言った。
手渡されたのは
白い桃。
白い甘みが
語るのだった、
その地に
黒糖のないことを。
墓標マニアと言われているが
そんなに詳しいわけじゃない
なんか、比喩に満ち溢れた
素敵なものを書こうと思うが
だんだんどうでもよくなってきた
伝えるために言葉はあるっていうが
百回 ....
生きてりゃいい事あるよ
{引用=ホントニソウイエマスカ?}
もっと強くならなきゃ
{引用=ヨワイコトハワルイコトデスカ?}
自分をしっかり持ってさ
{引用=ジブンッテナンデスカ? ....
ほおかぶりして
通り過ぎるのは
ぎりぎりの
きりきりの
痩せすぎた
頬の痩けた
猫のような男
おのれのことだと
思いながら
角を回るのを
見届けた
見えなくなって
一安心
....
鬼に踏まれた貴方も鬼
一緒になって私を追いかけるの
遠く
遠く
遠く
走ること暫く
空に赤が架かって
もう帰らないと
お母さんがそう言ってた
影 ....
鼓動が流した涙三滴
其の肌をつるりと滑った
コンクリートも濡らせない
君の闇も淋しさも
そっと含んで
どうかもっと強い光で返す
望むだけ時間を食んだらいい
眩くなってまた生ま ....
あんたは
彼女のことを
神格化してるが
彼女は
あんたと同じく
神なんかじゃない
女神なんかじゃないんだよ
お前は
彼女の性格を
兎にも角にも褒めてるが
彼女は
お前と同 ....
何処か
違和感 の連続
ビルに切り取られた 空
見上げた 先の
二次元
三次元
コントラストばかり
印象 深い
そもそも
色 彩 なんて
....
立てない
最近と言えば
勝ち負けでしかなくて
勝とうが負けようが
どちらでも良いと思っているのだが
負けているらしくて
どこに基準があるのか解らないが
刃毀れした時点で負けなのかも知 ....
何を思い出せば
幸せになれるというのだろう
始まりは
遠い海の底の夢でした
船底を擦るようにして
人は、人は旅に出て行くので
いつか大きな音を立てて
傾いていく私たちのために
....
言ってしまえるなら世話は無いが
とにかくあたくしは眠れないのです。
出来れば和室で眠りたい
胸を二つともみっちり砂壁に貼りつけて
ざらざらの砂壁に鼻先をあてて
君の体温を背中に感じて ....
君が食べているソフトクリームが
あまりにも美味しそうだったから
一口だけと取り上げてみたら
子どものようにすねた顔をした
僕はいつもふざけてばかりで
笑顔の君を見つめていたくて
時々本 ....
見える道が消えて
喧騒が笑った
生活の反復で
裡が淀む
「楽しい」を連ねても
言葉は削がれ
見えるものは
感情に潜む
刻々と走る今
探し物が見えて
文字に蓋をし ....
なあダーリン
悲しいときもあるやろ
寂しいときもあるやろ
辛くて
訳分からんなって
死にたくなるときもあるやろう
けどな
あたしは止めるよ
あんたが死のうとして ....
一.
番号をつけるかわりに
名前をつける
えんえん正しい
回路
いつか誰かにのぞまれる手
という呪文
二.
ステップが日の長さに合わない
れんげは ....
他人の痛みを分かち合おうとする
言葉で幾ら表しても
それは妄想の痛みでしかなく
君と僕が料理中に包丁で指を切る
痛いと言う事には変わりないが
痛みの深さはそれぞれ違う
....
ひとつひとつ構成されていくよ。
細胞は星座を写し取る。
(だから、僕の体は少し大きくなるね)
甘い甘い飴の中にショリショリと雲母が。
(正確な座標まで写し取っている。細胞は分離 ....
4910 4911 4912 4913 4914 4915 4916 4917 4918 4919 4920 4921 4922 4923 4924 4925 4926 4927 4928 4929 4930 4931 4932 4933 4934 4935 4936 4937 4938 4939 4940 4941 4942 4943 4944 4945 4946 4947 4948 4949 4950
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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