青い陽を 天空を
白い雲が 流れ
風は心地よく 優しく
髪を 撫でて 過ぎ行く
黄金の日と陽
輝く
人間の型
優良な肢体
黄金の時代
善良な民衆
健全な精神
....
下駄箱の中に橋を見つけた
渡りたくなって歩き始める
下を覗き込むと
いる物もいらない物も
等しく川を流れていた
空はどこまでも抜けるように青く
遠くに薄っぺらな虹がかかっている
一度もき ....
需要と供給との交点を探る単純に経済学的な
愛の問題だったのかもしれない、冬の
あなたの唇が触れたことのある私の傷口は
今も赤紫のかさぶたとして残っています
それが何かの文字に見えてくるとき ....
月の上るころ帰る人の忙しな 夕暮れは
ぼんやり
痛む人を 背にして
私は微笑む
優しく 穏やかに 微笑む
誰にも拒まれたくなくて
私は微笑む
私は微笑む
何も見せず 微笑む
もう傷付きたくない ....
公園のベンチ三年前君と座ったあのベンチ
所々ペンキが剥がれて木が剥き出しにだった
初めて手を繋いだベンチ恥ずかしくて
すぐに手を引っ込めたことを今思い出す
雨が降った次の日は濡れて座れなく ....
昨日の夜は月を見てたの
ワタシを照らし出す
スポットライトみたいで
{引用=優しくて 暖かくて}
淡い光のベールが
身体を包み込んで
{引用= ....
ほらほらほらほら
そろそろ寿命さ
ほれほれほれほれ
そろそろ死にな
頭の奥が痒いんだ
金属バットで殴ってくれ
世界は業火に包まれた
俺のせいだ!
俺の煩悩が喰ったんだ
お前の正義をさ ....
どうでもいいような昔のことを
おおげさに懐かしがったり
にぎやかに笑いあったりしながら
おれたちは川べりの細い道を
ただぶらぶらと歩いていた
真冬の太陽は
弱々しいけれどやさしく
そして ....
郵便受けに
故郷からの便りが
届いていたので
返信を認めて
ポストに投函しに
夕暮れの街に
足を向けた時には
五時の鐘の音を
久しぶりに聞いていた
その独特の匂いに
包まれるよ ....
{引用=
雪睫毛、って言葉を
貴方に送る手紙の冒頭に書きたくなって
意味も勿論分からないままに
便箋を箪笥から出してきました
}
「雪睫毛」
二〇〇六年 十二月 三十一日 大 ....
そのスピードで。キミだけの速度で。
キミにしか見えない道を まっすぐ歩いていって
そのスピードで。十分間に合う。
誰も目的地までのキョリなんて
わかってないんだから
まっす ....
プリリアンナなんて妙な名前の女がいた
お前その顔でプリリアンナかよっていうそんな女だ
そいつが言う人の悪口と言ったら天才的で
どんなにご立派な善人様でもプリリアンナにかかったら踏んづけられた ....
オトナだとは言い切れないし
だからっていつまでもコドモ
だと言い張るのにも無理がある
じつはフツーにオトナになる
のさえ失敗したただのボンクラ
むかし見た、大のオトナ達がギター
持って青空 ....
愛した人と
キスをした。
あれほど欲しかった
唇なのに
今はもう
何も感じない。
吐き気がする。
愛する人への
罪悪感か。
愛した人への
嫌悪か。
目を瞑り
....
繋いだ手のひらに
にじんだ汗の匂い
舌先にしびれる感覚
ああこれは毒なんだな
夜、雑踏の音を聞きながら
いつまでもはなせずにいる
海にまつわる記憶
お月さまに呼ばれ ....
見つけたときは 遅かった
死んだみたいに 冷たくなって
どこにいたの?
何してたの?
どうしてこうなったの?
死んだような瞳をして
君から感情奪ったものが憎いけれど ....
大地には梅の花
赤い赤い梅の花
光をいっぱいに受けて
大地を彩る
花が開くと
なぜだろう
どこからか
喜びがやってくる
今の喜びがやってくる
今の喜びは今しかない
明日の喜 ....
天空に 風 乱れて
枯れそびれた 花
小高い 丘陵に
太陽の 無償 降り
保ち 立ち続け
野を 焼き払い
革まる 命の循環
灯油ぼろの松明に
秘められた 刷新
焔 や ....
中学の頃黒板の前に立ち、棒読みで嫌な教師の授業を切り抜けようとしたら
「生意気ですね」と言われた
社会科の授業に使われる教科書には、パンや小麦粉の写真ばかりが載っていて偉い人やコッカイギジ ....
一生懸命すぎてはダメ
自分が壊れてしまうよ
程々にしなくちゃ
自分が自分でいるために
人を愛し助けたい
人がいてこそ自分がある
でもそれも自分があってこその ....
うつり音色へ かたむくこくび
ゆうらり ゆうらり のんきな午後だよ
だあれかさんも だれかさん と
わたしは詩のなかで
一本の木になることができる
地に根を張り
そこにい続けることができる
少女が来て
本を読んで
少女は帰ってゆく
わたしは詩のなかで
そらをとぶことができる
高 ....
眠れないなぁ、君はどうだい
誰かに愛されたい、と願った私でしたが
愛されている今は誰かを愛したい、と思ってしまいます
君は長い間手を振っていました
体の割りに小さな手だなと思ったん ....
森が燃えて
灰になっちまった
空一面に森は舞い上がって
太陽はもう、
随分見ていない
海は汚れて
魚はねじれているし
母さんと妹は
知らない男達に
色んな穴をほじくられて殺さ ....
神が
アダムの肋骨から
イヴを造りだしたように
おまえは
おまえの鎖骨から
わたしを造りだしなさい
おまえのその
滑らかな肩に眠る
真っ白な翼のかたちをした骨で
そうした ....
DANGER
●警告●
このボタンには決して手を触れないで下さい。
人によっては害を及ぼす恐れがあります。
その機械のある部分には
そう記してあった
BLACK BOXに隠され ....
セブンスター
今夜はもう
誰の書いた詩も読みたくはないんだ
ピース
おれ自身が書いた詩さえも
読む気がしない
これって
どうかしてるかもしれないな
セブ ....
目指すのは
頂上ではなく
より高い場所
轍の無い荒れた道にこそ
新たな可能性は潜んでいる
棒の様な足
乾いた喉
前途は多難
それでも後ろを向いてしまったら
どこまでも落ち ....
優雅な風景の中
香り涼しいこの場所で
好きな音楽を聞きながら
きれいなものに囲まれて
だんだん心が癒され
よどんだ月さえも輝きを増す
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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