本当に言いたいことは
たくさんあるのに
君を前にすると
あれれ?
言葉が滑り落ちていく
肩の力といっしょにさ
教えてプリーズTELL ME WHY?
そうやってさ ....
あなたも、きっと、あの人も。
『見える確か』を信じてばかりで
『見えない何か』を信じられずに
この船を、降りていく
一人、一人、また、一人。
目を閉じて
暗闇の ....
静まりかえった夜更けに
チクチクと痛む胸をそっと押さえ
まだまだ許されない過去を
タバコの煙でぼやかそうとしている
熱く燃える情熱は寒波でなおいっそう燃えあがる
最近愚痴が多 ....
閉じた瞼の下側でかすかな
痙攣
精錬された鋼の穂先
朝焼けに震え
号を待ち 轟く音声
倒された無力な草木 精気の
抜けた手の中に在る
日の力 強く握られた
可憐 刃先を業より外して
....
わずかばかりのバイト代の一部を
母に送った
スーパー銭湯にでも行ってきてよと
妹が赤ちゃんを産み
子育ての大変さが分かった
ずいぶんと親を恨めしく思ったものだが
記憶がな ....
今度
目が醒めたら
火星に行こう
歩道橋は
雨で照り輝く
軒並み車は光を
反射するので
焦点の先まで
遠く川を作る
川の音は耳の中で
なりやまないの ....
静かな森に
命の眠っていく音が響いて
今日、一日の心音の数を
手のひら一杯に数えて
それを大きく
飲み込むように
明日へ繰り越すための挨拶をすると
その分だけ誰かが、ほどけていく
....
抱きしめて
あたしがあたしでいられるように
ちいさな子どもみたいに
あやして
ぎゅうぎゅうでしんじゃいたいよ
息ができなくなる
圧迫じゃなくてせつなさで
考えただけでしあわせ
....
嘘を 全て偽りと決め付けてしまわないで
貴方のためにつかれた嘘が
貴方を 今も 守り続けている
ほら ごらん
その手から伸びる指が 人を守ることを望んでいる
望ませたのが何か 思い出 ....
中学生に戻ったような
淡い恋心
あなたは私が
元気になる言葉を知っていて
私は何度も
あなたに救われた
私の恋心を
とがめる人もたくさんいたけれど
私は ....
カップ酒飲みながら描かれる似顔絵を横目に
不忍池にむかって階段を下りる
もう大阪焼きの屋台はなくて
飛べなくなったオオワシが
うずくまって水面を見つめている
上野には
飛ぶ空がないのだ ....
1
いっせえので
声に出してみよう
わたしたちきっとふたごみたい
チェリー
ピーナッツ
ハッピーアイスクリーム
2
いけないな
わたしたちって
いけない ....
一日に
何度もキスをして
一日に
何度も見つめて
だけど
会えない日曜日は
あなたはどこかで
私の知らないあなたになって
きっと
街で偶然会っても ....
疑うことは疲れるけれど
だまされることもそれはそれで疲れる
スパイスなんて要らない
甘いだけでいい
こんな気持ちをかかえてうわっつらだけへらへら笑ってるくらいなら
砂糖菓子みたいにとろけ ....
俺らがヌード写真てやつを
舐めるように見てるからって
勘違いすんなよ
お前ら女だって男になってみれば分かる
ヌード写真を見たら
すげえ綺麗だよなあと言うだろう
なんだよこのなめらかな曲 ....
君の街へ白のバスに乗って病院へ行く
君の街は僕の乗っているバスを最後に閉じられる
僕は病状が悪化し 入院することに決まった
喫茶店のバイトも辞めた 詩を書くこともやめたのだ
氷でコー ....
金曜の晩に、朝まで飲み明かすつもりだった僕らは
早々に店を閉め出され、地下室から抜け出し
たどり着いたのは、地上百階に位置する深夜営業のレストラン。
「僕らがテーブルを囲んでいるのか、テーブル ....
雪が
裏側の碧を見せぬまま
降りつづけ
積もりつづけている
光が夜を昇る声
水を斜めに振り向かせる声
器のかたちに流れ去り
ふたたび器に満ちてゆく声
世界を ....
干支がちょうど二回りして
ああ、今年は当たり年やなあて思ってたときに
行ってもうたあんたのときとは違って
長生きした人の葬式は
ほんま呆れるくらい殺風景なもんやな
受付の人は寝 ....
もう見るのはやめよう
だって恋しちゃうから
できればそんなことはしたくない
あなたは今日も涼しい顔で
わたしに話しかけるけど
すでにもう十分に負けているわたしは
あなたに恋はしたくない ....
死ぬ夢を見るたびに
生きていることを味わう
生きるとは
そういうものだろうか?
笑うたびに
昨日の涙を思い出す
喜ぶとは
そういうものだろうか?
無駄のない生活をするために
....
「大人になればきっと、自動的になんでも出来るようになる!」
そんなふうに思って、俺は油断していた
犬や猫だって放っておけば
自動的に大人になれるしな
そんなのじょーしき!
なあ ....
星はやがて空を翔ける
私の願いを叶えるために
雲はやがて此処に帰る
私の居場所を作るために
太陽は私の傍を離れる
私を傷つけないように
月は私の闇を照らす
青 ....
春の花を見つける
忘れないように匂いを嗅ぐ
きっとこの花が
私を飾る
だから忘れないように
匂いを嗅ぐ
夏の果実をかじる
熟す時期を覚えておく
きっと私が最期に食す ....
そういや桜の季節ってあったな
夜中でもぼーっと光ってるあれ
雨だとざーっと流れるあれ
そういや
ずっと昔じいさんに会った
俺の墓標を見て桜の樹だと言いやがった
ちょっと待てじいさん ....
ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
100年たったら、会いにいきます。
その日まで、私は、ここで生きて行きます。
私は、とても不器用な人間ですが
胸に、いつも問いかけ続けているのです。
まだ、私には ここで
でき ....
初めて 貴方の部屋に 入りました。
散らばったディスク
書きかけのレポート
主を待つぬいぐるみ
埃を被ったパソコン
友達から借りた漫画
私に返し忘れた小説
無 ....
午前九時の朝食 平日の明るさが眼に沁みる
窓の向こう 物憂げに歩く人々
働いてんだなあ
ホントにしたいことと重ねて 胡坐ばかりかいてる毎日
カタチないものに逃げて リアルを語 ....
君が 泣かないように
君が 悲しまないように
君が 苦しくないように
僕は 祈るだけ。
浮気 してもいいんだよ。
別れ 告げてもいいんだよ。
我慢 しなくていいよ。 ....
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