その目で見たものがリアル
その耳で聞いたことがリアル
その肌で感じたものがリアル
その口で味わったものがリアル
その鼻で嗅ぎ分けたものがリアル
その正しい心で感じたものが ....
私の中にいる悪魔が
名前を欲しがります
自分のことを呼んで貰いたいのでしょう
私はとても奇麗な名前を
悪魔につけてやりました
悪魔は毎日自分を呼んでくれとせがみます
仕方が ....
瑞々しく艶やかに咲き誇る
美しいうたの清潔な狂気が好きさ
そのころ若干ケダモノだった僕は
海の家で発情中でした
研ぎ澄まされて突き刺さる
哀しいうたは清潔な兇器なのよ
そんなドMさんと ....
蝶もサナギがら産まれでる時
勇気と幾ばくかの痛みはともなうのではないだろうか
かたい殻の中で内から突きあげてくる衝動に身悶えながら
必死に闇の中で蠢く
満身の力をこめて ....
なあ、雪、降ってるよ
なんぼ今年は暖かい言うても
冬は冬やから
ちゃんとあんたの見たかった
雪、降ってるよ
ベッドに横になる
あなたの瞼は死神の重しで
開かなくなり ....
世界一強い国を 惨劇が襲いました
思わぬ事態に呆然とし 泣き喚く人々
事件は世界を変えました
悲劇を繰り返さぬよう 原因を絶つのです
悪の温床には 国連軍が派遣されました
誤爆により 人 ....
意味が無いと言われた時間
結果、崩壊した
結果、存在しなくなった
結果、つまりは否定
結果、亡くなった
歴史の様に繰り返し
過ちには気付かない
腹を割った自殺人
我に力を… ....
仕事に行く
ぎりぎりのところ
足を一歩踏み出すだけで息が苦しい
外の世界とつながらない
伸ばした手はいつも空気を掴んだ
あたたかい手はない
足を踏み出すだけで疲れていく一歩一歩
....
焦り 惑う 心
何を焦っているのか 何を戸惑っているのか この心
何をそんなに急いでいるの 私 ・・・
まだまだ時間はあるでしょ?
焦って 進んで 転んで 空回り ....
空のポリバケツがゴロゴロと
春一番の風だか 季節外れの突風だかに
弄ばれるようにゴロゴロと
あっちへ行ったり こっちへ来たり
空のバケツに意思はない
風の吹くままあなたの望むまま
ちょ ....
大切なモノを大切にするほど 壊れてゆくのは何故?
ただ・・・愛したいだけなのに 愛してはいけないのでしょうか・・・
愛すれば愛するほど 嫌われて
大切にすればするほど 壊れてゆく ....
{引用=木の芽を幾つ数えた頃に
木の芽を幾つ摘んだ日に
想い晴れないこの空で
幾度の晩を越したのか
ひとつ小さな結びの手
時には木漏れ日うたたね木
姿変われど弓張り月の
野原 ....
めざめ て
1 という数字に安堵する
紙をぺらり べりっとやぶり
くしゃっと捨てる
とりだしたければ、箱に手をいれるだけ
小さい緩衝地帯にどんどんほうりこむ
あれも あれも
....
ぼうしから とりだした
はなづなを そらに
かけおわると てぶくろをぬぎ
ゆびぶえ ふいて
ことりたちを よびよせる
*関連作品
手品の話→http://po-m.com/foru ....
言の葉が 舞い
言の葉が 光り
言の葉が 歌う
言の葉の大樹に寄り添い
顔を上げれば ほら
言の葉が楽しげに 歌う
木漏れ日はまぶしく
光り 舞って
言の葉の旋律を奏でる
一 ....
ぶら下がろうと思った縄が
ちぎれてしまった
陥れるために仕組まれた陰謀か?
創造者による試練か?
嘆いてもしょうがない
擦り切れた心をそっと抱いて
壊された感情なんて捨ててしま ....
いつも通る道のある家の玄関に置かれた
手入れを忘れられたその花壇は
いつも泥みれだった
白い花が咲いているというのに
綺麗とは思われず
むしろその花の美しさが
汚さを目立たせていた
花の ....
たおれると
痛いの。
せなかの傷口がひらくの。
何があってもこれがあれば大丈夫。
その「これ」を見つけてください。
誰かがそれを「逃げ」だと言っても
気にすることはありません。
その「これ」は「逃げ」ではなく
あなたの「幸せの種」です
鳥かごを作った
鳥は空にいるので
それで良かった
代わりに魚を入れると
苦しそうに跳ねた
花や玩具を入れても
どうということはなかった
鳥かごは
誰のものでもなかった
鳥は空にいた
....
近所の浄水場に
今日もまた
死体がうかんだ
警察は
現場封鎖をして
今度こそ必死に調べたけれども
結局今回も
死体が、水を、汚染していたのか
水が、死体を、浄化していたのか
死体 ....
(?){引用=見えないかれらへのしつもんじょう ぼくより}
幽霊 彼は
この世のどこかにいるのですか
幽霊 彼は
あの世のどこかにいるのですか
この世とは どこからどこまでで
....
置いてきぼりをくった事も判らずに
自我の尻尾を振りながら
manualを金科玉条としていた昔
なのに今や うつろな自分と
まぼろしの他人とが鬼ごっこしている
....
3月のつぼみをほどかぬよう
小さく軽くノックする
唇をつけるほどにのぞきこむ
私のこころ乱すほどその姿美しく
手の平で包んで奪い去ってしまいたいと言ったのなら
快活にあははと笑うだろう
君 ....
{引用=そこに立っていてはいけない
だってね
そこは通路なんだから}
満月の夜
ぽっかりあいた空の穴へと
長い階段を登る
有象無象の影
水面に映る月は
堕落した ....
不安が胸に 落ちて来て
目を 覚ます
どうしよう どうしよう
真夜中に 立ち上がる
暗闇の中を 歩き回る
狂気が 目を覚ます
遠いところで 正気も目を覚ます
ゆっくりと ゆっくりと
....
光差し添う{ルビ日照雨=そばえ}受け
孕む息吹に 背を伸ばし
明日を手繰りて ときめきを
{ルビ抱=いだ}く{ルビ童=わらし}が 虹を吐く
透ける視線は {ルビ横豎=おうじ ....
昨日もキミは
ひととおり愚痴
こぼしたあと
いつものように言った
もう何度聞いただろう?
うわごとか戯れ言と
放っておけばいいのに
そうもいかないんだ
ボクはなんと返せばいいか ....
岬の先っぽで
昼と夜が混ざり合う
感じやすいところをめがけて
長い長い
立ちしょんべんを放つ
すると
前触れもなく
水平線の辺りに稲妻が走って
映画みたいで
わけもなく泣けた
....
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指先で 空中に 6 って 書くよ 機械みたいに すばやく 正確に
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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