ブリキのおもちゃのような観覧車には
昭和の絵本の動物たち。
ぼくたちは運よくパンダの箱に乗ることができた。
小学生の頃亡くなったきみのお母さんが下にいて
きみの左手はぼくの手を握り
ぼく ....
見えない声に
恋をした
癒えない傷に
封をした
暖めて
温めて
美味しくいただいて
私の傷ごと
一口でパクリと
逢えない君に
涙した
消えない想いに
キスをした
....
太っているなんて
関係ない
背が小さく見えても
関係ない
師匠に良く頑張ってます。
とお墨付き
疲れすぎたら無理しないで
よく休んでください。と。
鼻血を出しながらも
頭が痛 ....
君が見えない不安は
ふわ、と浮いて墜ちる感覚
根付く場所がなくては
あたしは何処にも存在できない
病的な依存
健全なる共生
愛すべきground
道の中を働く
小さな運送屋は
テロリストにはならない
いくら罪を掘っても
累積された女王の愛で
+
見慣れない空から
チラリズム
手紙が届く
忙しい時間帯に
類型の物語は ....
朝の目覚め
夕の眠り
毎日 毎時
小さな『死』を繰り返す
潮が満ち
そして 今
引いてゆく
裸で生まれ 裸で死んでゆく
なあ 君よ!
この世でのカルマ(行為)が
....
あたしの言葉は
いつだって
足りないの
どんなに
伝えたくても
どんなに
隠したくても
ひとつも
上手くは
いかないから
壊れそうな言葉を
最後まで
自分の中に
置き去りにすると決めた
ただ
....
目標をひとつ。
目標に気を取られて
今を置き去り。
今 目標を決めなくてもいい。
歩きながら決めたらいい。
止まっていては
新しい景色は見えてこない
この心掴み取って差し出しましょう
透明なケースに入れて渡します
器は赤い薔薇の海に沈めてくれれば
全てを忘れられるでしょう
やり場のない感情を剣で切り裂いて
流した涙が滴り落ちて ....
悲しいを隠したくて
泣いてるのを隠したくって
目をとじる
ただ
目を閉じる
こころを とじる
見えない世界は
確かに美しくて
悲しいほどきれいだけど
君 ....
大人達に
後ろめたい気持ちが
あったのは 何故だろう
ちいさな わたしたちには
しゃがみ込めば
保育園脇の
沈丁花の繁みさえ
ひみつを 持ちあう
格好の 場所だった
....
みきすけは 旅だって いきました 。かあさんの 手を離れて 旅立っていきました。庭は もう 春で 今では 水仙が 咲きほころんで います 。
今よりもっと
空が高くて
今よりもっと
砂の中に潜む星を
見つけるのが上手だった頃
四歳の幼さで
舌足らずな
Ich liebe dich.
ドイツ原産の弟と話す為に
ひとつ ....
俺をほっといてくれ
そっとしといてくれ
助けなど要らない
その心無い同情が俺を傷付けるのだ
分かるだろう?
簡単な事だ
昔は良かったなんて
言いたくないんだ
これで良か ....
colorfulな世界はとっくのとうに終わって
思想も思考もblack or white
単純な欲求しか満たせない
わたしとただ、いきてよ
其の言葉を 何よりも言いたかった
少年は必死になって
学校から出された計算練習を
こなしていた
その数に何の意味があるのか
少年にとって関係のないことだった
この宿題を終わらせて
遊びに行くことの方が大切だった
仲間とと ....
あなたは歩けば誰もが振り向く
クラス一番の優等生なのに
どうしてこんな地味で冴えない
僕と一緒にいてくれるのかな?
背の高いバスケ部のキャプテンもいるし
成績トップの社長息子も ....
おやすみロボット
今日も一日ご苦労さま
朝におはようと言って
昼にこんにちはと言って
おやつの時間にお疲れさまと言って
おやすみロボット
お疲れ様ロボット
きっと ....
プレゼント用ですか?
って聞かれたそれ
ノーと答える勇気はない
綺麗に包まれた四角い箱は
自分用
無意味なラッピングを剥がす
自分で自分に
贈り物をしたみたいで
歯がゆい
....
マコちゃんはぺっと思いました。
でも床に唾を吐いたら、
もっと嫌な気分になりました。
床はみんなの唾でぬるぬるでした。
マコちゃんの唾はみんなの唾と混じり合い、 ....
全身包帯姿の艶やかな君の 心の願いが叶う歌に耳を澄ませるよ
痛々しい 螺旋状に薔薇が巻き付いているようだ
大地の強靱な風が清め対となって上空へ舞い上がる
橄欖色の草原で耳許に髪をかき上げ ....
執拗に降り注ぐ雨
僕に親しみを持った軒下で歌っている
真っ赤に痛む心は鼓動するよ
当たり前にリピートする曲を聴きながら
ベースの音に吸いつけられるように首を振っている
丸みを帯 ....
森の中では詩人達が集まって祭をやっている
皆豪勢な食べ物と酒を呑みながら自分の詩を発表して意見を交わし推敲してもらったりしたりしている
大抵の詩人はドワーフだ 美しい人間の女性の詩人もい ....
思い描く言葉は
蓄積されて
脳の奥で、膝抱えてる
言いたい事って 何だっけ?
(知っては、いるのだけど)
伝えたい事って 何だっけ?
(分かっても、いるのだけど)
....
消えない過去に
見える今
信じた明日に
雲がかかり
大事なものを
失いかけた
花が枯れ
季節はめぐり
眠りについた
この心
....
すべてが明らかになる夜
窓辺に座って
空から絶えることなく
降り続けている
天恵に耳を傾ける時
僕は夢想する
震えるように探し続けてきた答えが
突然、湧き上がってくることを
頬が青ざめ ....
アイスクリーム!
I Scream!
俺は叫ぶぞアイ・スクリーム!
ベタな洒落かもしれないけど
このアイスクリームはベタつかないぜ
このアイスクリームは溶けないぜ
このアイスクリームは甘く ....
陽射し
薄く引いたカーテンの隙間に漏らしてしまう
黄昏かけた感覚のようなもの
軽く息継ぎをするだけで
空に届きそうになってしまう
力の限り今日を生きると
力の限り力が抜けてしまう
日 ....
とてもまじめに
ないこと と
たいけつしています
わたしなりに
いっぽもひかない
かまえです
でも
ないこと は
とてもみじめに
あわれっぽくて
なぐったり
ののしったり ....
埋め込まれて
私と区別なく
つながっていたものを
血を流しながら
痛みに叫びながら
切り開き 切り離して
何年もかけながら
よくよく
眺めなければ ならない
そして
瞑目 ....
4821 4822 4823 4824 4825 4826 4827 4828 4829 4830 4831 4832 4833 4834 4835 4836 4837 4838 4839 4840 4841 4842 4843 4844 4845 4846 4847 4848 4849 4850 4851 4852 4853 4854 4855 4856 4857 4858 4859 4860 4861
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.24sec.