†Third†
決められたものが
定義ならば
僕はなんなのだろうか
仮定
とでも言うべきか
気づけば
ここにいて
そこに意味などはなか ....
「たいへんよくできました」
というスタンプがどうしても
自分のノートに押されたかった
先生にノートを渡しても
いつも「がんばろう」とか
「あとひといき」ばかりだった
同じクマのスタンプなの ....
君との約束の日は近い
あと三日と四時間
待ち合わせ場所は
もちろんあの場所
夜空に咲く白がとってもきれいなんだ
見に行こう 僕らも空に上って
どうやってだって?
それはね 秘 ....
電気を消して
テレビもラジオもつけず
ケイタイは電源オフ
暖房も入れない
高速道路のシューササー
電車のガタッタタター
ホームのアナウンスかすかに
はるか上空には飛行機
風が吹 ....
あなたはこれまでのいくらかに
具体的で想像にそこまで苦を要しない答えを期待している
たとえそうでなかったとしても
僕は小さな迷いの果てにそう感じたんだ
あなたはたかがそれくらいと
....
ね、癒しをちょうだい
平日の美術館のしんとした空気がすきなの
色とりどりの小窓からみなが挨拶をくれる
しんとした空気
足音を立てずに挨拶を
スカートの端をつまんで優雅に足はクロス
....
今まで いろんなカタチで
自分の気持ちを言葉に代えて伝えてきたけど
貴女の前では どんな言葉も 安っぽく思えるのです
「言葉にならない」
そう言ってしまうのは簡単
そ ....
下半身が丸まったまんま六すっぽゆうことをきいていない平日
馬鹿に慣れていない変態または若さをむさぼっているいつもどおりの変態
左右
朗読をしましょうそれはそれはいつも色が綺麗だった赤
と黒が少 ....
初めてのおつかいは
3歳の時
初めての仮想現実も
3歳の時だった
暗くなる日暮れに
何故か朝焼けを思い出す
少女だと言われたのは
いつの頃まで
だったのだろうか
モル ....
優しく抱いた棘は
長くも儚く
鋭くも寂しく貫いて
この心を真っ二つ割ってしまった
しょうがない
一度死んで
二度と蘇えらないんだ
だからどおって事は無い
死してなお ....
寂しくって
哀しくって
苦しくって
冷たくなってく感じがして
目の前がぼんやりしてきて
いきなり身体中があつくなって
口の中が乾いて
身体中を引き裂かれる妄想 ....
おっこちた
うちゅうのてがみ
昨日の夜は
ずいぶんと
きれいな
星空
それよりも
もっと
ずっと前
おかあさん
うちゅうろけっとで
ぼくは行った
おっこちた
うち ....
僕には ヒューマンストーリーが足りない
僕には ラブコメディが足りない
僕には サスペンスとホラーとアクションに彩られた SFしか残されていない
私はなぜ 氷のように固まる事が出来ないのか
....
西日本の南岸に沿って
多血質の低気圧が北東へ徐行中
だから太平洋側は雨になるでしょう
と気象台は云っている
私道のみぞを舐めまわしたり
....
夜の外側には いつだって 痛みが伴われている
日の光も 朝焼けも 水のしたたる雲ですら
誰かの祈りだけじゃあ 生きてゆけない
だからといって
痛みを 覚え 痛みに 慣れることを
すすめた ....
また 春が きた って だれかが いう
とめどなく 梅は ほころび
いぬふぐりは 淡く むらさきの 列を 走る
つぶらかな 音で ころ ころ と
ひとなりの {ルビ絃=いと ....
誰かの掌から滑り落ちたゴムホースの水が、誰かの足元の
地面のうえで、いつまでも意味もなくぐるぐるループしているよ
足元の芝生のうえで、いつまでも誰かの想い出の芝生のうえで、
ゴムホースの ....
なぜひとはふいに空を見上げるのだろう。
休止符のような空の底から、問いだけが止まずに降り注ぐ。
ひとは空を塗りつぶそうとする。止まない哀しみを注いでみたりする。
さよならの代わりに虹を咲か ....
今じゃプレミアつきの 「命」ってチケット やっと見つけた
ただし片道切符だって 神様って名乗る奴は見せびらかす
苦労して高値で買い取ったのに 選択をどこで間違った?
誰もが自分で自分に期 ....
全てを忘れさせてくれる
貴方
全てを感じさせてくれる
貴方
甘くとろける
背中
感じとろける
耳たぶ
体が貴方を感じて
体の芯が反応する
体が変身する
貴方はきれいだ。
....
僕は六世紀に及ぶしみったれた腸壁に包まれている。
でたらめに女の子の名を呼ぶよ。誓言のように、エリー・エリー・エリー。
何故雨は降らない? 僕は足運びの練習を繰り返す。
レッスン ....
綻んでく夢を縫って
繕ってできた別のモノ
こんなのが欲しかったわけじゃないのに
最初だけは上手に縫って
汚れたら切りとった
贋物の綿で埋めた傷口
夢見たこと ....
ゆっくりと前に進んで
「これからも」なんて
きっと歩けないだろう
意味を求めて突き進む若者達
僕もその中に居て
生きる意味を探していた
文章を書いて
言葉を綴り
自分の意思を記 ....
君の夢に 最近僕が 頻繁に出てくるのは
多分きっと 僕の欠片が 君の中に入ってしまったから
あの時 実はこっそり忍ばせておいたんだ
君は気付いてなかったけど
昔の人は 夢に想い人が出て ....
好きなんだなんて言ったとしても
きっと君には伝わらないんだ
にこにこしながら繋いでくれる
この手を君に放されるのは
できれば勘弁願いたい
だから言わない 言わないよ
「うずらの卵が ....
あなたと私は
一緒になってはいけない運命だったのね
愛していたわ
誰よりも
お互いを
想う気持ちがあれば
何があって ....
はじまりはじまり
めくるように幕は開け
そしてやってくる
壮絶に赤い赤いシーン
ねえ、きこえる?
無音に響く
私が奏でる
インストゥルメンタル
からだごと
空も
地も
漂うも ....
今でも覚えてる
あなたの大きくて
暖かい
優しい背中を
今だから覚えてる
あなたの大きくて
暖かすぎる
私には勿体無い背中を
辛くなって
あなたに違う道を歩かせる
怖くなっ ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする
古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく
あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ....
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