よく話し合って進んできたはずなのに
ぼくたちは何かを大きく間違えて
今考えているものはきっと世界を
ひどく害するような概念のあり方なのだ
嘘つきが一つの嘘をついたばかりに
百の嘘が必要になる ....
音になるまえの おと
歌になるまえの うた
暗く静かな時空の中に
君の居場所は
きっとあった

生まれたばかりの かぜ
一番最初の なみ
弾かれるための弦のように
始まりの場所は
 ....
あたしは 格好良い女だから
さよならの瞬間まで ずっと笑顔でいるの
あなたが安心して 眠りにつけるように
悲しい顔なんか 決して見せないわ

だからあの日 意味もなく泣いちゃったのは
許し ....
閉ざされた世界


変わらない運命


かなしい かなしい 物語










右手に握った刃


その手からも 刃からも滴る血


赤く染まる 僕 ....
その道の途中


ふるぼけたベンチに


横たわる時間が




「       」






最後は気だるく




カプチーノを流し込みながら

 ....
JAZZは心を和やかに
してくれる
JAZZは聞くと良い気分に
してくれる

ピアノの音は
子守唄
トランペットは
うたたね

体を癒してくれる
心を癒してくれる
ネジを巻いて ....
手をのばす
切り貼りされた
世界の向こう
子どもの声など届かない

紅い空気は
カワイソウネの一言で
青い空気にかえられた
叫び声など届かない

おいしい所だけ
とりあげているデ ....
目の輝きがレンズ頼りになって、
小さなポーチに小物を詰めて、
逆睫毛をひっくり返した。
前髪を切りすぎて、
眉毛の端がちょん切れて、
頭が少しだけ軽くなった。

でもまだ心臓に毛は生えな ....
陸に上がったSUBWAYで
奴が通りかかるのを待つ
ことばの坩堝でそいつは産まれた
ひいひい泣いて誘う雄の男食らい
餌場はもう分かったので
俺としては待ち伏せのあいだ
詩でも書いて暇を潰そ ....
世界に向かって
自ずとこうべが下がる

私を この世に 送り出してくれた
父 母に

今日の コーヒーを 飲めることに
行った事のない 南アメリカの大地
屈強なあるいはか細い 
季節 ....
Kashin いつだって同じ
こうするべきなんだって
思いつづけて
あと少し勇気がなかった

だけど今なら行ける
暗い暗い何もないところ

もっと早くに
こうするべきだったの
なんて口にして ....
行こう
希望ヶ丘へ行こう
 
希望が見える希望ヶ丘へ
 
道は切り開く
道は切り開け
 
場所は分からぬ
ただ
切り開く間に
辿り着くだろう
 
場所は分かっている
だから ....
幸福は青いガラス瓶の中
無理に蓋をこじ開けようとしても
ダメだし
開かないからといって
投げてしまったら
壊れてしまって
二度とは元通りにならない
幸福の詰まったガラス瓶は
やわらかい ....
隣の家に借金取りがやってきた
すごい剣幕で怒鳴っていた
家と家がくっついているくらい近いので
まるで自分の家に聞こえるかのようだった
小さい音ながら
何度も何度も隣の家のインターホンが
鳴 ....
暮れた水銀灯アーチを
潜っていた

ざらついた街
妖しい電飾の明滅
時計仕掛けの日々が
万華鏡の筒を
眼に視えぬものにする

きらびやかな銀彩は
濁った表情に果てて
追いかけた微 ....
ジュークボックスの中で孵化するもの─その、うた、ごえ─嘔吐するように、うたうもの
長く暗い咽喉を抜けて、口腔で打ち砕かれた、骨片を、ひとつづつ吐き出して
卜占は踊る─お嬢さん、一曲いかがですか ....
科学技術はここまで進歩した
ついに完成
「恋するロボット」
 
これは凄い
誰かを想って涙を流す
 
パッチリ二重に低身長
グラビアアイドル並の巨乳
優しいけれど意地っ張り
博士の ....
喜劇だろうが悲劇だろうが
いつかは幕が下りる時が来る
喜劇は喜劇のままでいい
悲劇は喜劇に変えればいい

だけど過去多くの監督達が
挫折し涙を呑んできた

だからどんな結末 ....
無からすべてが始まったというのは真っ赤な嘘で
始まりなんてそもそもなかったのだろう
すべては元々そこにあったに違いない
ただそれではあまりにもだらしがなく
物語の語り手としては都合が悪いので
 ....
さっきまで見えていた晴れが
今ではすっかりどんよりです
雲はお日さまをひとり占めして
わたしの気分は最低です

犬はいつだって健気にこちらを見て
わたしたちが振り向くのを
ド ....
言葉にすると

穢れてしまう

どうしたら

全部残らず

伝えられるのだろう
夜明けが待ち遠しいと思ったら
朝焼けが 綺麗だった
今朝

涙を拭った指が焼けるようで

それは
凍えた指先と
まだ眠たい頬の所為だと知る

高く抜けた空は
放射冷却

それ ....
東京、
その日もひとりで
幡ヶ谷の太陽と
馬鹿みたいに重い、
心細さを背負って
唇を噛んでた


夏の
だれるような湿度と
車の排気ガスと
肌に纏わりつく
人間、の ....
外は柔らかくなっていくと言うのに
僕は動けずに固まっていく

東風に梅が飛ぶ気がして
顔を上げるが
青さに顰める

霞むような惑いの底で
乾く様に張り付いて
青くなり行く季節に
 ....
ひどい顔をしている

覗き込む鏡の中

連想する悲しみは無視して

彼の望む言葉を

笑って言えたなら
神社で
英文おみくじを見つけたので引いてみた
ときには外人になって
日本の文化を外から眺めてみる
青い目でみれば
大凶が出たからってアイドンノーだ
開いてみたら
おもてが英文 うらが ....
裏庭で流木を見つけました。

流木なので、
どこからか流れて、
どこからかこの庭に、
流れ着いたのでしょう。
流木はぐっしょり濡れていて、
近づくと強い潮 ....
箪笥の奥には
凪いだ海がしまわれている
微かに潮の匂いが漂っている
妻は夕暮れの淡い光に
静かなシルエットとなり
折り目正しく丁寧に
洗濯物を畳む
その姿は僕らの感傷を代弁する
何 ....
絵本の中に
入れたなら

ふんわりと
つつまれ

森の中

どんぐりをたどると

お菓子の国

ケーキの街を
クリームに
口づけしながら

歩く

ガーネット色の
飴だまが

キラキラキラキラ
絵本の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
正しくないぼくたちのために佐野みお407/3/16 21:36
創書日和「歌」 予感[group]北野つづみ10*07/3/16 21:13
格好良い女<18のprose-14->[group]ウデラコウ3*07/3/16 21:12
お前が敵でなかったら107/3/16 21:07
未完成0*07/3/16 20:27
JAZZペポパンプ3*07/3/16 19:39
ブラウン管の向こう側五十川由依5*07/3/16 19:39
準備むくげ407/3/16 19:31
ERASER −紙切れに−大村 浩一4*07/3/16 18:06
自ずとこうべが・・・アハウ4*07/3/16 16:59
KashinKashin1*07/3/16 16:41
last one daylazy3*07/3/16 15:52
希望ヶ丘柴田柴助307/3/16 15:38
幸福は青いガラス瓶の中ジム・プリマ...307/3/16 15:37
借金取りぽえむ君10*07/3/16 13:51
月光を泳ぐたね。9*07/3/16 13:50
ジュークボックスの中で孵化するものがらんどう107/3/16 13:48
恋するロボット倉持 雛707/3/16 13:31
エンドロール1486 1...6*07/3/16 13:28
皆殺しのための100行大覚アキラ9*07/3/16 13:03
ちいさなしあわせ小原あき9*07/3/16 12:46
伝えたいこと海月まりも307/3/16 12:39
放射冷却[group]フユキヱリカ8*07/3/16 12:21
三十二行[group]はらだまさる30*07/3/16 11:50
停春ねなぎ507/3/16 11:43
終末の朝衿野果歩207/3/16 11:35
ときには外人になってみるyo-yo2*07/3/16 10:28
「 流木。 」PULL.16*07/3/16 9:56
箪笥たもつ1707/3/16 9:42
絵本の夢鈴鈴8*07/3/16 9:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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